山行記録2009/4 三ッ峠山 (みつとうげやま)
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【日程】 2009年4月11日(土)
【天気】 快晴(^^)
【メンバー】 単独
【概要】 「駐車場−三ッ峠山荘−開運山−御巣鷹山−三ッ峠山荘−木無山−駐車場」
標高1,795m、歩行距離7.6km、標高差500m、累積標高差+623m−623m
三ッ峠山頂より富士山
【場所】
山梨県中央部・東西に横たわる御坂(みさか)山塊。
その東端にある三ッ峠山は、御坂山塊の最高峰である。
河口湖の北東に位置し、富士山展望台として知られている。
【ルート】
三ッ峠山最短ルートとしてガイドブックに載っていた裏登山道ピストンコース。
せっかくなので、三ッ峠山を構成する3つのピークを踏むことにした。
一般に三ッ峠山といわれているピークは、開運山という別名を持っており、開運山・御巣鷹山・木無山の3つを総称して三ッ峠山と呼ばれている。
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角の地点。
【所要時間】
場所 |
駐車場 |
第一ベンチ |
三ッ峠山荘 |
開運山 |
分岐 |
御巣鷹山 |
分岐 |
広場 |
三ッ峠山荘 |
分岐 |
木無山 |
分岐 |
第一ベンチ |
駐車場 |
計 |
標高(m) |
1,295 |
1,549 |
1,730 |
1,795 |
1,731 |
1,775 |
1,731 |
1,730 |
1,730 |
1,724 |
1,732 |
1,724 |
1,549 |
1,295 |
500 |
区間距離(km) |
1.3 |
1.3 |
0.4 |
0.2 |
0.5 |
0.5 |
0.2 |
0.1 |
0.0 |
0.3 |
0.3 |
1.2 |
1.3 |
7.6 |
|
累計距離(km) |
1.3 |
2.6 |
3.0 |
3.1 |
3.7 |
4.2 |
4.4 |
4.5 |
4.5 |
4.8 |
5.1 |
6.3 |
7.6 |
||
着時刻 |
9:15 |
10:03 |
10:36 |
10:47 |
10:57 |
11:07 |
11:15 |
11:17 |
11:56 |
11:57 |
12:02 |
12:08 |
12:24 |
12:49 |
3:20 |
発時刻 |
9:29 |
10:09 |
10:36 |
10:52 |
10:57 |
11:07 |
11:15 |
11:54 |
11:57 |
11:58 |
12:02 |
12:08 |
12:29 |
13:00 |
|
区間タイム |
0:34 |
0:27 |
0:11 |
0:05 |
0:10 |
0:08 |
0:02 |
0:02 |
0:00 |
0:04 |
0:05 |
0:16 |
0:20 |
2:25 |
|
区間タイム小計 |
1:01 |
0:11 |
- |
- |
0:09 |
- |
- |
0:36 |
1:58 |
||||||
所要時間累計 |
0:34 |
1:01 |
1:12 |
1:17 |
1:27 |
1:35 |
1:37 |
1:39 |
1:39 |
1:44 |
1:49 |
2:05 |
2:25 |
2:25 |
|
標準タイム |
1:05 |
0:20 |
- |
- |
0:15 |
- |
- |
0:40 |
2:20 |
||||||
標準タイム累計 |
1:05 |
1:25 |
- |
- |
1:40 |
- |
- |
2:20 |
2:20 |
||||||
歩行速度(km/h) |
2.3 |
2.8 |
2.2 |
1.9 |
3.2 |
4.1 |
4.7 |
2.9 |
3.0 |
3.6 |
3.4 |
4.6 |
3.9 |
3.1 |
・標準タイムはガイドブックのものを採用。追加した区間は、標準タイムが不明のため、比較対象から外した。
・さすがにハイキングコースのせいか、標準タイムはかなり遅めである。
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
【はじめに】
四月の山行候補は、三ッ峠山と決めていた。
問題は決行日だが、第一週はイマイチだったので、自宅停滞。
第二週の土曜日は晴れそうである。
しかも、全国的に乾燥した晴天との予報で、視界がよいと見た。
問題は、前日の金曜日が会社の歓送迎会ということだが、この際一滴も酒を飲まずに(ウーロン茶でガバガバ)乗り切ることにした。
もう一つの問題は、最近気温が高い日が続いていること。
これについては、二つの解決策を用意した。
一つは、早出・早帰りである。
気温が高い時間帯の登りを避けるようにすれば、そう暑くはなるまい。
もう一つは、装備の切替だ。
先月までは、長袖のアンダー・厚めのシャツ+フリース+雨具の上だったが、今回は半袖アンダー・薄手のシャツ(+雨具の上)に変更。
パンツもオールシーズンのものから、夏用の薄いもの(一応長ズボン)に変更。
これでだいぶ違うだろう。
早出ということで、3時出発でシミュレーションしてみると、到着は5:30と出た。
そこまで早くなくても良いということで、3時起床で計画。
準備は前日までに結構進めておいたので、残りの準備をして、1時頃就寝した。
【これより本題】
またまた大寝坊。
目が覚めたのは5:30頃だった。
2.5時間もロスしてしまった。
前回後悔したので、今回は少々遅くても行く決意だ。
念のため外の天気を確認すると、予想以上の快晴だ。
これは行くしかあるまい。
とにかく急いで身支度を調え、朝食を食べて、6:00頃には出発できた。
既に朝陽がさんさんと降り注いでいる中、出発する。
気になる渋滞であるが、それほどでもなく、箱崎手前の渋滞位で、気持ちよく首都高を走っていると、中央高速八王子手前で事故渋滞10kmとの掲示が!!!
急遽ルートを東名高速経由に変更。
東名は交通量が多く、厚木手前で混雑したが、何とか御殿場ICまで流れた。
R138もはじめは混雑していたが、有料の東富士五湖道路に入ると順調に流れた。
河口湖ICで一般道に出て、河口湖畔に通りかかると、満開の桜が出迎えてくれた。
河口湖越しに見る富士山も美しい。
素晴らしい天気に恵まれ、山行への期待が高まる。
R137(通称「御坂みち」)で山に向かい、御坂トンネル手前を右折して、細い山道に入る。
これがバスも通る道とは到底思えないが、ちゃんと「三ッ峠登山口バス停」があった。
NAVIの到着予想より30分早く、到着は9:00過ぎだった。
バス停のところにも駐車場があるが、右折して林道を遡る。
3月まではゲートが閉まっているという情報を得ていたが、4月も中旬の今日はゲートが開いていた。
これで数百メートル楽ができるわけだ。
電波塔管理倉庫のところには、5台程度の駐車場があるとガイドブックに書かれていたが、駐車可能スペースは合わせて30台程度あった。
時間が遅いので、かなりの車が駐まっていたが、何とか路肩にスペースを確保できた。
時刻は既に9:15。
当初の計画では、山頂にいる時間だが仕方あるまい。
トイレを済ませ、軽くストレッチしたら出発する。
立派な案内標識が立っていた。
トイレの前もこの通り満車である。
右折すると、登山道となっているが、これはどう見ても林道だ。
この標識には、花の時期など細かく掲載されていた。
きっと、富士山だけでなく、花でも有名なのだろう。
金ヶ窪沢に沿って、なだらかな林道が続く。
堰堤のところまで入り込んでいる四駆車もいた。
そこを折り返すと、やや傾斜を増すが、相変わらずの林道である。
(クロカンタイプの四駆でないと、腹をこすりそうではあるが)
つづら折れをこなし、高度を上げていく。
道はえぐれている。
第一ベンチで休憩する。
ここがほぼ中間地点のはずである。
暑くてかなり汗をかいた体に、谷間を吹き抜ける風が心地よい。
一服している間に、うちの車の前に車を駐めていた中年夫婦が追いついてきて、やはり休憩した。
こちらは、汗が冷えて寒くなってきたので、入れ替わりに出発する。
あまり眺望もなく、単調な道だ。
山小屋「四季楽園」への近道を左に分け、右の登りに進む。
ここで数人の年配の団体さんに道を譲られ、先を急ぐ。
この付近は、ぬかるんでいて、歩きにくい。
(早朝であれば凍っていたと思うが・・・)
登り詰めると、三ッ峠山荘が見えてきた。
小屋の右側に登り、小屋のベンチ前に立つと、南側の展望がひらけ、富士山が見事である。
両裾野がきれいに見渡せ、山頂の形もほぼ対称型で、美しく見えるというのが、自慢なのだそうだ。
春霞もなく、素晴らしい眺望だ。
来て良かった。
三ッ峠山荘の前を通り、先に進む。
なんと車が駐まっている。
(四輪にチェーンを巻いたクロカン四駆車で、荷揚げ用であろう)
小屋の裏側の広場からは、南アルプスも見渡せる。
赤石岳・悪沢岳・塩見岳・間ノ岳・北岳・仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳がバッチリ。
後で広場のベンチで昼食を摂ることにして、ベンチにザックをデポし、先に開運山・御巣鷹山のピークハントに行く。
先ずは目前に見える開運山だ。
反射板やら、電波塔やら、賑やかに林立する山頂で、ちょっと興ざめだ。
広場からちょっと下ると、四季楽園があった。
こちらにも車が駐まっている。
前を通過する。
御巣鷹山との分岐を右にとる。
ちょっとの登りで、開運山(かいうんざん)山頂1,795mに到着。
山頂からの富士山も、当然素晴らしい。
隣の御巣鷹山はすぐ近くだ。
あちらにも電波塔が建っている。
早速登頂証拠写真を撮ってもらう。
三ッ峠山を構成するもう一つのピーク、木無山も近い。
一旦先ほどの分岐まで下り、御巣鷹山を目指す。
途中の道に、僅かながら残雪が残っていた。
御巣鷹山山頂部に向かう。
御巣鷹山(おすたかやま)1,775m山頂部は、電波塔の施設が大半を占有していて、見るべきものはない。
とりあえず、施設の周りを一周した。
こちらからも南アルプスの眺望がバッチリ。
開運山との中間点を右折して、広場に向かう。
広場から見る開運山南面の屏風岩。
標高差100m程の岩壁は、ロッククライミングの練習場だとか。
四季楽園と御巣鷹山を振り返る。
南アルプスを眺めながら、カップ麺がまいう〜。
聖岳・赤石岳・悪沢岳は、かなりの積雪だ。
黒岳の向こうには塩見岳、右に農鳥岳・間ノ岳・北岳が真っ白だ。
黒岳・釈迦ヶ岳は御坂山塊の一部。
白峰三山(農鳥岳・間ノ岳・北岳)が雄大だ。
鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵ヶ岳)・仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳まで南アルプスの主要部分は全て見えた。
左を向けば、三ッ峠山荘越しに富士山も見える。
素晴らしい立地だ。
食事の時間も充実のひとときとなった。
出発前に、もう一度屏風岩を目に焼き付ける。
下りは右方向だが、直進の木無山に進路をとる。
こちら側にも、富士山展望ベンチがあり、大勢の人が寛いでいた。
ベンチにザックをデポし、ピークハントに行く。
この小ピークは木無山ではないようだ。
先に進む。
木無山(きなしやま)山頂1,732mは、天上山ロープウェイと母の白滝方面を分ける分岐付近にあった。
あまりピークらしいピークではない。
ピークを三つ踏んだので満足し、ザックを回収して、下山開始。
快調なペースで、登りで休憩した第一ベンチに到着。
再び休憩。
タバコが美味い。
木陰を気持ちよく下って行く。
あっという間に駐車場に到着。
たまたま、木陰に駐めていたので、車は蒸し風呂にはなっていなかった。
ラッキー。
次は温泉だ。
予め調べてあった河口湖近辺にある「野天風呂 天水」に行く。
汗を流したら、露天風呂に浸かってまったり。
目論見通り、出発は14時頃となった。
帰りは、往きに使わなかった中央高速だ。
河口湖ICまでの一般道が若干混雑したが、偶然見つけた抜け道ですいすい。
中央道は概ね順調に流れ、首都高の箱崎手前で渋滞に巻き込まれたもののいつもの比ではない。
時間が早いせいか、滅多にない位空いていた。
その後、京葉道を経由し、自宅には16時頃到着。
というわけで、今回の山行も無事終わった。
感謝!!
今回も、天気に恵まれ、楽しいハイキングができた。
さすがに楽なコースだけあって、筋肉痛・膝痛もでなかった。
【コスト】
用途 |
内容 |
費用 |
高速 |
京葉道(武石−京葉口)往復 |
400 |
首都高(篠崎−用賀) |
680 |
|
東名高速(東京−御殿場)休日特別料金 |
1,450 |
|
東富士五湖道路(須走−富士吉田)休日特別料金 |
520 |
|
首都高(篠崎−高井戸) |
680 |
|
中央道(八王子−上野原)休日特別料金 |
1,200 |
|
中央道 均一区間(八王子−高井戸)休日特別料金 |
400 |
|
ガソリン |
レギュラー25.0L(@104.0) 345km(13.8km/L) |
2,600 |
食料 |
スポーツドリンクペットボトル×1(予め買ってあった) |
89 |
天然水ペットボトル×1(予め買ってあった) |
89 |
|
カップラーメン(予め買ってあった) |
100 |
|
ドライパイナップル(予め買ってあった) |
100 |
|
温泉 |
河口湖温泉 野天風呂 天水 (ネット割引で−200円) |
800 |
タオル |
200 |
|
リンゴジュース |
120 |
|
合計 |
9,518 |
近場とはいえ、車で行くと結構金がかかる。
例の高速道路特別割引料金の効果は??
有料道路名 |
区間 |
距離 |
通常料金 |
休日 特別料金 |
効果 |
備考 |
首都高速 |
高井戸−一之江(篠崎) |
27.8km |
700 |
680 |
−20 (3%引き) |
以前は560円だったが、120円値上げ? |
東名自動車道 |
東京−御殿場 |
83.7km |
2,500 |
1,450 |
−1,050(58%引き) |
|
東富士五湖道路 |
須走−富士吉田 |
18.0km |
1,040 |
520 |
−520(50%引き) |
|
中央自動車道 |
河口湖−八王子 |
68.1km |
1,900 |
950 |
−950(50%引き) |
|
中央自動車道 |
八王子−高井戸 |
25.8km |
600 |
400 |
−200(33%引き) |
以前と変わらず |
合計 |
6,740 |
4,000 |
−2,740 |
東名や中央は、てっきり一律1,000円だとばかり思っていたが、首都圏近郊では大した値引きではない。
なんかだまされた気分だ。
もっと遠くに行かないと、恩恵を被れないらしい。
とはいえ、総計3000円弱のETC割引で、ありがたいことには違いない。
さぁ、次はどこに行こうか。
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お終い。