山行記録2009/5 鷹ノ巣山 (たかのすやま)
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【日程】 2009年5月9日(土)
【天気】 晴
【メンバー】 大学時代の友人Uと
【概要】 「奥登山口−浅間尾根−避難小屋−鷹ノ巣山(ピストン)」
標高1,736.6m、歩行距離8.3km、標高差785m、累積標高差+810m−810m
奥多摩周遊道路・月夜見第一展望台より鷹ノ巣山
【場所】
奥多摩の鷹ノ巣山。
以前登った雲取山から続く、石尾根縦走路の中程に位置する。
【ルート】
ガイドブックに載っていた最短ルートを、ピストンにより更に縮めたコース。
車だからというのもあるが、むしろ楽したというべきか?
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角の地点。
【所要時間】
場所 |
登山口 |
休憩 |
休憩 |
水場 |
避難小屋 |
鷹ノ巣山 |
避難小屋 |
水場 |
休憩 |
登山口 |
計 |
標高(m) |
951 |
1,195 |
1,342 |
1,561 |
1,568 |
1,736 |
1,568 |
1,561 |
1,325 |
951 |
785 |
区間距離(km) |
1.0 |
0.8 |
1.4 |
0.1 |
0.8 |
0.8 |
0.1 |
1.6 |
1.6 |
8.3 |
|
累計距離(km) |
1.0 |
1.9 |
3.2 |
3.3 |
4.2 |
5.0 |
5.1 |
6.7 |
8.3 |
||
着時刻 |
9:55 |
10:35 |
11:00 |
11:49 |
11:55 |
12:28 |
13:51 |
13:56 |
14:24 |
14:54 |
4:51 |
発時刻 |
10:03 |
10:45 |
11:06 |
11:52 |
11:58 |
13:39 |
1:354 |
13:58 |
14:28 |
15:00 |
|
区間タイム |
0:32 |
0:15 |
0:43 |
0:03 |
0:30 |
0:12 |
0:02 |
0:26 |
0:26 |
3:09 |
|
区間タイム小計 |
1:33 |
0:30 |
0:12 |
0:54 |
3:09 |
||||||
所要時間累計 |
0:32 |
0:47 |
1:30 |
1:33 |
2:03 |
2:15 |
2:17 |
2:43 |
3:09 |
||
標準タイム |
1:55 |
0:35 |
0:20 |
1:15 |
4:05 |
||||||
標準タイム累計 |
1:55 |
2:30 |
2:50 |
4:05 |
|||||||
歩行速度(km/h) |
2.0 |
3.3 |
1.9 |
1.7 |
1.7 |
4.2 |
2.6 |
3.7 |
3.7 |
2.6 |
・標準タイムはガイドブックのものを採用。
・一様な登りが続き、結構疲れる。
・途中で一旦緩やかになるので、スピードアップ。
・二回目の休憩以降、相棒がバテてスピードダウンしたが、水場手前がゆるい下りでトータルではまあまあのタイム。
・最後の山頂への登りは急登で、相棒を置いて先に登った(^^;
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
【はじめに】
ゴールデンウィーク後半の天候不順で延期になっていたUとの山行が実現。
GW開けも不順な天気が続き、回復が遅れてやきもきさせたが、土曜日は久々の晴れの予報となった。
前の晩連絡を取り、計画通り、山行を決行。
さて、今回は、Uの車で行くことになった。
八王子駅で拾ってくれるというので、久々の電車移動である。
8時集合なので、逆算すると始発のバスでも間に合わないので、バイクで駅まで行くことにする。
それでも家を6時に出る必要がある。
5時半起床で計画。
準備は前日までに結構進めておいたので、荷造り中心に準備をして、1時頃就寝した。
【これより本題】
予定通り、5時半に起床。
待ち合わせがあると思うと、プレッシャーがあり、すんなり目が覚めた。
朝食を摂り、支度を開始。
予定よりちょっと早く5:55頃家を出た。
走り出したのが、ちょうど6時頃だった。
ちょっと早めに駅に着いたので、総武線6:18にギリギリ間に合いそうだった。
乗る気満々でホームに行くと、ホームを間違えていて、結局乗れず。
お茶の水の乗り換えで座れないとヤダなと、6:23発の快速で東京駅に行くことに。
これがなんと座れないのであった。
さっきのがらがらの普通電車に乗っていればと、後悔先に立たず。
結局、東京始発の八王子行き快速は、お茶の水でもガラガラで始発に乗った意味はなかったのであった。
更にいえば、東京駅の乗り換え時間が短く、ダッシュで地下3Fから地上2Fまで駆け上がったので、骨折り損のくたびれもうけとはこのことだ。
出だしから、ケチが付いてしまった。
八王子には予定通り7:57着。
トイレを済ませて、Uに連絡を入れる。
待ち合わせ場所に行き、しばらく待つと、見覚えのあるUの車がやってきた。
地元のUに道を任せて、久々の会話が弾む。
思ったほど混雑もなく、途中のコンビニでUが食料を調達している間に、タバコ休憩もできた。
奥多摩湖畔を気持ちよく走り、大きな橋(峰谷橋というそうな)の手前の信号を右折して、脇道に入っていく。
ガイドブックでは、バスの終点「峰谷」から歩くようになっていたが、そのまま車を走らせ、奥集落から未舗装の林道に乗り入れる。
林道終点の手前、コーナーを曲がったところの路肩に、何台か車がおけるスペースがある。
この辺りは、Uが事前に衛星写真で確認済み。
(便利な世の中になったものだ)
路肩には、既に数台の車が駐まっていた。
写真の左側に登山口がある。
登山口の標識は、この階段を指し示している。
急な上に、土やら落ち葉やらがつまって、斜面のようになっている。
いきなりこれかよって感じ。
たまたま居合わせた老夫婦は、急な階段を苦労して登っていた。
実は林道のちょっと先になだらかな道があるのだ。
もちろん、こちらから登る。
最高の天気である。
山深い景色を眺めながら、登っていく。
道が細いので、慎重に歩く。
実はこの辺りが最大の難所だったりするのだ。
最初の鳥居のところが、浅間尾根の始まりだ。
右折して、真っ直ぐ尾根を進むことになる。
防火帯を兼ねていると思われる尾根道は、やたらだだっ広い。
すぐに第二の鳥居が現れる。
ここに浅間神社の社があった。
一礼して通過。
木洩れ日の中、鶯の鳴き声を聞きながら、気持ちよく登っていく。
「気持ちよく」と書いたが、実はかなり暑い。
この日、天候が回復したのはよいが、各地で夏日になるとの予報で、この時間既に結構な気温になっていた。
おそらくこの標高でも20度以上であろう。
一様な傾斜がひたすら続く。
さほど急登でもないのだが、確実に体力を消耗していく。
樹林帯に入ると、つづら折れの道となる。
日が当たらないのが救いだ。
約1時間歩いたところで、立ち休憩。
写真は、来た道を振り返ったところ。
誰も来ないので、大自然に向かって放水させてもらった。
一服したところで、出発。
ここから尾根道がほぼ真っ直ぐ延びている。
しばらく行くと、一旦道が平坦になる。
すると現金なもので、新緑を楽しむ余裕が出てくる。
あまりに暑いので、ズボンの下半分を切り離すことに。
さっき休んだばかりだが、再び休憩して、多少でも涼しくなるようにした。
高度を稼ぐと、笹が目立つようになる。
だいぶUの足取りが重くなってきた。
やはり去年の夏からのブランクが効いてきたか?
左に大きく回り込み、緩やかな下りとなる。
水場発見。
岩から染み出てくる水は、結構水量があり、冷たくて生き返る。
すぐに小屋が見えてくる。
この辺りは、なだらかな登りだ。
なかなかきれいな避難小屋だ。
まだ新しいのかも知れない。
雲取からの縦走で泊まる人がいるのだろう。
小屋の前のマップで、縦走路を確認。
右折して、山頂に向かう。
浅間尾根は支尾根だが、ここ石尾根は主脈と言って良いだろう。
喋りながら歩いていたら、危うく山頂を巻くところだった。
奥多摩は、ピークを巻く道が付いているところが多いので注意が必要だ。
引き返して、山頂への道に。
鷹ノ巣山への登り。
ここも防火帯のようだ。
緩やかに見えるが、意外にだらだらときつい登りである。
Uの足が止まり始めたので、先行する。
木々の間から、山頂部が見えてくる。
最後は、一段と急な登りのようだ。
岩が露出したところを越えれば、山頂はすぐそこだ。
時々足を止めて、Uを待つが、ここまで来ればもう良いだろうと、見切り発車。
先に山頂に行って待つことにする。
雲取山方面の縦走路。
先日敗退した甲武信岳も見えていたようだ。
鷹ノ巣山(たかのすやま)山頂1,736m到着。
結構時間がかかった。
広い山頂には、大勢の人が、景色の良い南側の斜面に陣取っていた。
先日登った三頭山(みとうさん)をはじめ、奥多摩の山々や、丹沢がバッチリで、なかなか景色がよい。
残念ながら、富士山は薄く霞んでいて、且つ山頂には雲がかかっていた。
もっと早く到着すれば晴れていたかも。。。
やはり10時出発では遅すぎるか?
霞んでほとんど富士山が見えない画像を、無理矢理補正したので、色調がおかしくなってしまった。
三ッ峠もバッチリ見えている。
一通り景色を眺めたら、座る場所を決め、食事の準備だ。
ごそごそやっているうちに、Uも到着。
いつものようにカップ麺がまいう〜。
紅茶を飲みながら、まったり景色を楽しみ、久々にのんびりした。
登頂証拠写真を撮ったら、出発準備にかかる。
奥多摩三山の大岳山(おおだけさん)・御前山(ごぜんやま)が近い。
大岳山は独特の形で、八王子市内からもそれとわかるそうだ。
間近に見える榧ノ木山(かやのきやま)、遙か遠くに霞む丹沢が雄大だ。
こちらから見ると、蛭ヶ岳(ひるがたけ)が丹沢最高峰だというのがよくわかる。
奥多摩三山のもうひとつ、以前登った三頭山(みとうさん)も近い。
三頭山は、三つの頭というよりは、こちらから見ると、二頭山に見える。
以前登った大菩薩嶺(だいぼさつれい)も意外に近い。
名残惜しいが出発する。
避難小屋のある平のベンチではパーティが食事中だった。
避難小屋到着。
中を覗いてみる。
きれいで、広い。
これだったら泊まってみたい感じ。
水場で給水する。
一応、1.5L水を持参したが、美味い水を飲むのに越したことはない。
軽い登りで、谷を巻く。
平坦なところで休憩。
下りは快調なペースだ。
Uは体力が鈍っているが、下りはめっぽう強い。
さぁ出発。
ラストスパートだ。
あっという間につづら折れに突入。
浅間神社の社の横を通過。
鳥居が見えてきた。
浅間尾根の終点だ。
左折して、最後の下りに取りかかる。
奥集落が見えてきた。
道が蛇行しているのが見える。
こんな山深いところにも人が住んでいるのは驚きだ。
登山口到着。
林道には、まだ車がたくさん。
ザックを下ろし、一服。例によって、タバコが美味い。
今回は靴が履き替えられないのが辛い。
走り出すと、コーナーの八重桜が満開だった。
帰りは、奥多摩周遊道路経由で、温泉に寄って帰ることに。
月夜見第一展望台からは、ちょうど真正面に鷹ノ巣山が見えた。
雲取山から鷹ノ巣山に続く石尾根縦走路が一望の下に。
奥多摩湖もバッチリ。
石尾根の続きも見えている。奥多摩駅までの縦走路だ。
次は温泉だ。
都民の森を過ぎ、坂を下ったところにある三頭山荘に立ち寄り。
汗を流してさっぱり。
露天風呂も寒くない季節になった。
半身浴でまったり。
貸切なので、写真撮り放題。
ゆっくりできた。
空いた道を走り、八王子駅まで送ってもらう。
市街地は抜け道を駆使して、18時前に到着。
18:05発のJR中央線(特別快速)[東京行き]に乗ることができた。
地元駅には、19:32着。
駅前のラーメン屋に寄り、腹を満たし、20:30頃帰宅。
というわけで、今回の山行も無事終わった。
感謝!!
今回も、天気に恵まれ、楽しいハイキングができた。
楽なコースと嘗めていたが、翌日またまた筋肉痛がでた。
二週連続の山行でもこの有様である。
鍛え方が足りないなぁ!?
【コスト】
用途 |
内容 |
費用 |
ガソリン |
10L位?を割り勘すると(実はまだ払っていない) |
500 |
電車 |
JR津田沼−八王子(往復) |
2,420 |
食料 |
スポーツドリンクペットボトル×1(予め買ってあった) |
89 |
天然水ペットボトル×1(予め買ってあった) |
89 |
|
カップラーメン(予め買ってあった) |
119 |
|
ドライパイナップル(予め買ってあった残り) |
0 |
|
温泉 |
三頭山荘 三頭の湯 (1,000円) |
1,200 |
ジュース |
130 |
|
合計 |
4,347 |
電車+二人で車という組み合わせで、安く付いた。
やはり単独ばかりでは、コストパフォーマンスが悪いンだよなぁ。
さぁ、次はどこに行こうか。
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お終い。