山行記録2009/11 鳳凰山(ほうおうざん) 【序章】
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【日程】 2009年10月31日(土)−11月1日(日)
【天気】 快晴(^^;
【メンバー】 会社の同僚N.I
【概要】 「夜叉神の森−夜叉神峠−薬師岳−観音岳−赤抜沢ノ頭−薬師岳小屋(泊)−夜叉神の森」
最高到達点標高2,840m、歩行距離24.3km、標高差1,646m、累積標高差+2,350m−2,350m
夜叉神峠小屋より、白峰三山を望む
【場所・概要】
南アルプスの北部にある鳳凰山。
薬師岳・観音岳・地蔵岳をもって、鳳凰山または鳳凰三山と呼ばれる。
地蔵岳山頂部は、オベリスクという大岩になっていて、一般人の到達を拒む。
甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・白峰三山が間近で、天気さえ良ければ、素晴らしい眺望が得られるのは間違いない。
【ルート】
夜叉神の森から入山し、鳳凰山縦走。
ガイドブックに載っていたコースは、縦走して青木鉱泉に下りるルートだったが、車の関係でピストンとならざるを得ない。
長距離山行を余儀なくされた。
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、小屋・ピークと白四角の地点だ。
【所要時間】
10/31(土)
場所 |
夜叉神 の森 |
夜叉神 峠小屋 |
ベンチ |
杖立峠 |
休憩 |
苺平 |
南御室 小屋 |
砂払岳 |
薬師岳 小屋 |
薬師岳 |
観音岳 |
赤抜沢 ノ頭 |
観音岳 |
薬師岳 |
薬師岳 小屋 |
計 |
標高(m) |
1,376 |
1,787 |
1,929 |
2,173 |
2,355 |
2,511 |
2,433 |
2,722 |
2,709 |
2,780 |
2,840 |
2,733 |
2,840 |
2,780 |
2,709 |
1,646 |
区間距離(km) |
1.8 |
0.9 |
1.1 |
1.7 |
0.9 |
1.3 |
1.4 |
0.2 |
0.3 |
0.9 |
1.2 |
1.2 |
1.0 |
0.3 |
14.3 |
|
累計距離(km) |
1.8 |
2.7 |
3.9 |
5.6 |
6.5 |
7.8 |
9.2 |
9.4 |
9.6 |
10.6 |
11.8 |
13.0 |
14.0 |
14.3 |
||
着時刻 |
7:02 |
8:00 |
8:19 |
8:51 |
9:51 |
10:13 |
11:40 |
12:14 |
12:33 |
13:03 |
14:13 |
15:31 |
15:51 |
16:56 |
10:46 |
|
発時刻 |
6:10 |
7:13 |
8:04 |
8:19 |
9:11 |
9:51 |
10:45 |
12:00 |
12:22 |
12:34 |
13:21 |
14:30 |
15:35 |
16:50 |
||
区間タイム |
0:52 |
0:47 |
0:15 |
0:32 |
0:40 |
0:22 |
0:55 |
0:14 |
0:11 |
0:29 |
0:52 |
1:01 |
0:16 |
0:06 |
7:32 |
|
区間タイム小計 |
0:52 |
1:02 |
1:12 |
0:22 |
1:09 |
0:11 |
0:29 |
0:52 |
1:01 |
0:16 |
0:06 |
7:32 |
||||
所要時間累計 |
0:52 |
1:39 |
1:54 |
2:26 |
3:06 |
3:28 |
4:23 |
4:37 |
4:48 |
5:17 |
6:09 |
7:10 |
7:26 |
7:32 |
7:32 |
|
標準タイム |
1:00 |
1:15 |
1:15 |
0:30 |
1:10 |
0:10 |
0:30 |
1:10 |
1:30 |
0:20 |
0:05 |
8:55 |
||||
標準タイム累計 |
1:00 |
2:15 |
3:30 |
4:00 |
5:10 |
5:20 |
5:50 |
7:00 |
8:30 |
8:50 |
8:55 |
|||||
歩行速度(km/h) |
2.1 |
1.2 |
4.5 |
3.2 |
1.4 |
3.4 |
1.5 |
0.7 |
1.6 |
2.0 |
1.4 |
1.2 |
3.7 |
3.3 |
1.9 |
11/1(日)
場所 |
薬師岳 小屋 |
薬師岳 |
薬師岳 小屋 |
砂払岳 |
南御室 小屋 |
苺平 |
山火事 跡 |
杖立峠 |
夜叉神 峠小屋 |
夜叉神 の森 |
計 |
標高(m) |
2,709 |
2,764 |
2,709 |
2,722 |
2,433 |
2,511 |
2,400 |
2,173 |
1,787 |
1,376 |
-1,388 |
区間距離(km) |
0.3 |
0.3 |
0.2 |
1.4 |
1.3 |
0.7 |
1.9 |
2.1 |
1.8 |
10.0 |
|
累計距離(km) |
0.3 |
0.6 |
0.8 |
2.2 |
3.5 |
4.2 |
6.1 |
8.2 |
10.0 |
||
着時刻 |
6:02 |
6:20 |
6:48 |
7:25 |
7:59 |
8:26 |
9:17 |
10:00 |
10:55 |
4:59 |
|
発時刻 |
5:56 |
6:11 |
6:43 |
6:48 |
7:33 |
7:59 |
8:53 |
9:17 |
10:26 |
11:14 |
|
区間タイム |
0:06 |
0:09 |
0:05 |
0:37 |
0:26 |
0:27 |
0:24 |
0:43 |
0:29 |
3:26 |
|
区間タイム小計 |
- |
0:42 |
2:00 |
0:29 |
3:11 |
||||||
所要時間累計 |
- |
0:05 |
0:42 |
1:08 |
1:35 |
1:59 |
2:42 |
3:11 |
3:11 |
||
標準タイム |
- |
0:50 |
2:25 |
0:40 |
3:55 |
||||||
標準タイム累計 |
- |
0:50 |
3:15 |
3:55 |
|||||||
歩行速度(km/h) |
3.1 |
2.1 |
2.3 |
2.3 |
2.9 |
1.7 |
4.8 |
2.9 |
3.8 |
2.9 |
・標準タイムは鳳凰小屋HPに掲載のものを採用。
ガイドブックとはコースが違うのと、タイムが明らかにおかしい(遅すぎる)区間があったため採用しなかった。
・初日は、ヘロヘロだった割には順調なペース。若干オーバーしている区間もあるが、誤差の範囲。
・二日目の下りも、快調だったため、途中でまったりお茶タイムがとれた。
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
【はじめに】
会社の同僚から土日山行に誘われた。
日本百名山No.79鳳凰山である。
「冠雪した北岳が見えるはず」という殺し文句がなくても、以前から行きたかった山だし、もちろん異存はない。
問題は、距離と天気だ。
ガイドブックでは、夜叉神から青木鉱泉に抜けるコースが紹介されていた。
このコースであれば、比較的のんびりと一泊の山旅ができるのだが、車で行くとなると、車に戻るのにはタクシーしかなくなってしまう。
電車+バスで行く気はないので、ピストンにならざるを得ない。
となると、小屋の位置関係から、初日か二日目のどちらかで、ハードスケジュール(長距離)になってしまうのだ。
無体力の筆者には、厳しいコースになるだろう。
また、鳳凰山の標高は3,000m近く、当然気温が低い。
この時期、天候が崩れると、最悪吹雪くことも考えられる。
道迷いの可能性は低そうだが、積雪があれば、所要時間が長くなる(当然体力面も)リスクがある。
ただでさえロングコースなので、天候が悪かったら、やめるべきだろう。
当初、日曜日の天気予報が下り坂と芳しくなかったので、中止にして、土曜日日帰りで、武尊山に行こうかなどと考えていた。
しかし、晴れ女の威力炸裂。
直前の予報では、崩れる時間帯は下界で日曜の夜との予報になった。
山上では崩れが早まるとしても、昼位までは保つだろうと読んだ。
(実際山行中の天気は快晴だったが、南御室小屋のブログによると、日曜日14:30頃から強い雨、翌11/2は小雪とあられが吹き付けたとのこと。ラッキーだった)
であれば、初日に頑張って、二日目を下るだけにすれば、問題なさそうだ。
金曜日の朝に決行を決め、仕事が終わったらさっさと帰宅して準備を整える。
初日はスタート時間が鍵を握る。
登山口まで夜行で移動し、車中で仮眠して、早朝発とする。
というわけで、金曜日22時発、中央道・甲府昭和ICで一般道へ。
芦安温泉辺りから狭い山道となるが、舗装されていて、バスも通る道なので、特に問題はない。
登山口のある夜叉神の森(やしゃじんのもり)着は土曜日2:00頃だったか。
一般車通行止めとなるゲート前の無料駐車場に車を駐める。
駐車場は広く、100台位駐まれそうだ。(帰りに明るい時に見てわかった)
万天の星と月明かりである。
タバコを吸いながら、星空を楽しむ。
意外に気温が高く、車載外気温計は10度C以上あった。
マッタリしたところで、きれいなトイレで用を足したら、シュラフに潜り込み、3時頃には眠っていたと思う。
【コスト】
用途 |
内容 |
費用 |
有料道路 |
京葉道(武石−京葉口) |
200 |
首都高(篠崎−高井戸)ETC平日夜割 |
560 |
|
中央道均一区間(高井戸−八王子)ETC深夜 |
300 |
|
中央道(八王子−甲府昭和)ETC休日特別(22−6)1,000円 |
500 |
|
食料 |
お茶・水・スポーツドリンクのペットボトル(八王子市内のコンビニ) |
375 |
サンドイッチ(八王子市内のコンビニ) |
210 |
|
おにぎり×3(八王子市内のコンビニ) |
335 |
|
小計 |
2,480 |
※有料道路代は、二人で割れば半額。
(鳳凰山初日に続く)
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