山行記録2009/11 茅ヶ岳 (かやがたけ)
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【日程】 2009年11月21日(土)
【天気】 快晴(^^)
【メンバー】 会社の同僚N.I
【概要】 「深田記念公園駐車場−女岩−茅ヶ岳(ピストン)」
最高到達点標高1,704m、歩行距離7.0km、標高差767m、累積標高差+764m−764m
(標高差と累積標高差が、なぜか逆転している。誤差によるものだと思うが、それだけアップダウンがなかったということだろう
下界から見る茅ヶ岳。偽八ッと呼ばれるのもうなずける。
【場所】
八ヶ岳の南東、瑞牆山の南西に位置する。
ということは、八ヶ岳や奥秩父、南アルプスの眺望がバッチリということである。
【ルート】
ガイドブック掲載のルート。
このルートがメジャーだろう。
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角と山頂だ。
【所要時間】
場所 |
駐車場 |
女岩 |
茅ヶ岳 |
女岩 |
駐車場 |
計 |
標高(m) |
937 |
1,308 |
1,704 |
1,308 |
937 |
767 |
区間距離(km) |
2.5 |
1.0 |
1.0 |
2.6 |
7.0 |
|
累計距離(km) |
2.5 |
3.5 |
4.4 |
7.0 |
||
着時刻 |
8:19 |
9:26 |
12:02 |
13:28 |
6:06 |
|
発時刻 |
7:22 |
8:32 |
11:23 |
12:41 |
13:40 |
|
区間タイム |
0:57 |
0:54 |
0:39 |
0:47 |
3:17 |
|
区間タイム小計 |
0:57 |
0:54 |
0:39 |
0:47 |
3:17 |
|
所要時間累計 |
0:57 |
1:51 |
2:30 |
3:17 |
3:17 |
|
標準タイム |
1:10 |
1:10 |
0:45 |
0:55 |
4:00 |
|
標準タイム累計 |
1:10 |
2:20 |
3:05 |
4:00 |
||
歩行速度(km/h) |
2.6 |
1.1 |
1.5 |
3.3 |
2.1 |
・標準タイムは、ガイドブックのタイムを採用。(登山口の案内図では、1:30,1:00,0:40,1:00となっていた)
・女岩までは、谷筋のダラダラとした登り。
・その先は、急登の連続。尾根に出ても傾斜は変わらず、最後は岩場の登りとなる。
・山頂では、素晴らしい景色を堪能し、寒いのを我慢して、2時間もマッタリした。
・女岩までの下りでは、落ち葉がフカフカに積もっていて、下の石が見えずに難儀したので、時間がかかっている。
・最後の区間は、深田記念公園に寄り道(距離で100mくらい)しているので、実質的にはもっと早い。
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
【はじめに】
またまたN.Iのプラン。
先日登った鳳凰三山や八ヶ岳を眺めに行く。
場所は、日本百名山の著者・深田久弥さん終焉の地、茅ヶ岳である。
百名山からは洩れているが、お気に入りの山だったのだろう。
深田さんのファンクラブ選定の日本二百名山には入っており、実際いい山だった。
(山梨百名山でもある)
この時期としては、かなりの人が登っていたのも印象的である。
人気の山なのだ。
今回も、金曜日に夜行で登山口まで移動し、車中泊後に登ることになる。
2:30頃到着した時には、既に2−3台の車が駐まっていた。
辺りは真っ暗で、万天の星を眺めながら(流れ星も見えた)、ほぼ完徹で朝を迎えた。
【これより本題】
白々と夜が明ける頃、トイレ&食事を済ませ、一服したら準備に取りかかる。
予想通り天気は上々である。
続々と車がやって来て、どんどん出発していくが、寒そうでなかなか外に出る気がしない。
なんだかんだで7時を回ってしまった。
トレッキングマップを眺めたら出発。
谷沿いのダラダラとした坂をひたすら登ると、小一時間で大きな岩に突き当たる。
女岩と名が付けられている。
どこが「女」なのかよくわからないが、何か意味があるのだろう。
岩からしたたり落ちる水を集めた水場があったので、飲んでみるとちょっと金気のある水だった。
休憩して、ここからの急登に備える。
タバコが美味い。
急登をこなすと、右からの尾根道に合流した。
右は「敷島」と書かれている。
1/12,500図には載っていない道だ。
相変わらず急な道をしばらく登ると、日本百名山の著者・深田久弥さん終焉の地がある。
ちょうど背後に金峰山が見える眺めの良いところだ。
岩場でどんどん高度を稼ぐと、左後方に富士山が姿を見せる。
素晴らしい眺めだ。
数分で茅ヶ岳山頂1,704mに到着。
気温は5度位あるのだが、風が強くてかなり寒い。
寒い時には暖かいもの・・・。
先ず紅茶で温まり、次はおでんだ。
これは最高。体の中からぽっかぽか。美味かった。
生憎、八ヶ岳には雲がかかっている。
右手前の山は金ヶ岳1,764m。
そちらにも行こうかと思っていたが、八ヶ岳が見えないのでは行く意味がない。
と理由を付けて、行くのはやめにした。
(例によって楽をしてしまった)
北東には奥秩父の山々が広がっている。
これは以前登った瑞牆山。特徴的な岩のオブジェが見事だ。
右に目を向けると、こちらも以前登った金峰山だ。遠目にもだいぶ雪が付いているのがわかる。
金峰山から続く山並み。大弛峠・国師ヶ岳・北奥千丈岳辺りにも雪が付いている。
明日登る予定の乾徳山も見えている。あまりはっきりとしたピークには見えないが・・・。
以前登った大菩薩嶺や、実は明日登ることになる小楢山も見えていたらしい。
遙か遠くの山は、後で調べると丹沢だった。蛭ヶ岳から西丹沢方面だ。
以前登った三ツ峠山。御正体山や黒岳にも行ってみたい。
富士山は別格に雄大という感じ。雪に日が当たって輝いている。
富士山の右には毛無山。ここも行くぞ〜。 方角は先ほど通ってきた女岩の方向だ。
先日登ったばかりの鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳)には、だいぶ雪が付いた。登るのにはギリギリのタイミングだったか。
良い時に行ってきたという感じだ。
地蔵岳・オベリスクの尖りがはっきりわかる。
背後の間ノ岳や北岳の頭がちょっとだけ覗いている。こちらは真っ白だ。
仙丈ヶ岳(手前のアサヨ峰が邪魔でチョビっとだけ。もしくは雲に隠れていたか)・甲斐駒ヶ岳(摩利支天がはっきりわかる)が雄大だ。
悪沢岳・農鳥岳にも雪が付いている。いずれチャレンジしたい。
先日鳳凰三山に登った時に通った、夜叉神峠小屋・苺平の尾根もバッチリ見えていた。
一応登頂証拠写真。団子4兄弟の標識は山梨独特のものだ。
待った甲斐があって、八ヶ岳にかかっていた雲が取れてきた。かなりの雪だ。
2週間前に行ったのがギリギリだったということだろう。
下山開始。
岩場を下って見上げる。
結構急だ。
この後、尾根から右折してからの急な下りは、落ち葉が多く、浮き石が見えなくなっていて、何度もこけそうになった。
慎重に下らざるを得ない。
ちょっと時間ロス。
女岩到着。
風がなく、日が当たってきたので暖かい。
ここで昼飯とする。
マッタリしたら出発。
ここからはなだらかな道だ。
傾斜が少ないので歩きやすい。
林道を横切って直進。
深田記念公園に寄り道。
後の碑には「百の頂きに百の喜び有り」という有名な言葉が掘られている。
駐車場到着。
車の数は20台程か?
皆さん、お好きですなぁ。
下界から鳳凰山を見上げると、オベリスクがはっきりとわかった。
それにしても、こんなに高い所へよく行ってきたものだ。
甲斐駒ヶ岳の雄大な姿もバッチリ。
笛吹川の橋の上から富士山を望む。皺までクッキリという感じ。
金峰山のシンボル五丈岩がはっきりわかった。
ほったらかし温泉「あっちの湯」でマッタリ。
(撮影禁止のため、Official HPより)
秘湯的なはずだったが、道も舗装され、俗化していた。(満員)
「星空が天井」という謳い文句のせいか、夕暮れ時になって益々混雑してきた。
こちらは実写。入浴後、外に出て撮影。富士山がきれいだ。
腹が減ったので、次は食事だ。
美味いものを求めて彷徨ううちに日が暮れた。
真っ暗なR140を明日登る予定の乾徳山に向かってハイビームで突っ走るが、ラーメン屋ぐらいしかない。
西沢渓谷の入り口、道の駅「みとみ」の食堂はもう閉まっていた。
引き返す途中にあった民芸茶屋「清水」に唯一明かりが灯っていた。
知らずに入ったのだが、この店は「美味しんぼ」に登場したらしい。
作者のサイン入り色紙の他、多くの芸能人が立ち寄る店のようだ。
先客が猪豚鍋を食べていた。
溶岩プレートで焼く、猪豚バーベキューに舌鼓。
濃いピンク色の肉はまるで牡丹肉だ。
イノシシの血がそうさせるのか。
脂身がうまい。
腹が一杯になったところで、コンビニ買い出しをし、乾徳山登山口のある徳和に移動する。
今夜も車中泊だ。
昨晩ほとんど寝ていないので、爆睡かな?
というわけで、今回の山行も無事終わった。
感謝!!
天気に恵まれ、素晴らしい景色を堪能でき、満足度はかなり高かった。
筋肉痛・膝痛は全くなし。
【コスト】
用途 |
内容 |
費用 |
有料道路 |
京葉道(武石−京葉口) |
200 |
首都高(篠崎−高井戸)ETC平日夜割560 |
560 |
|
中央道均一区間(高井戸−八王子)ETC深夜 |
300 |
|
中央道(八王子−韮崎)ETC休日特別 ※1,000÷2 . |
500 |
|
食料 |
ミルクティ ペットボトル(八王子のコンビニ) |
140 |
ハム&フレッシュ玉子サンド(八王子のコンビニ) |
250 |
|
おにぎり×3(八王子のコンビニ) |
246 |
|
猪豚バーベキュー |
1,380 |
|
ミルクティ ペットボトル(山梨市のコンビニ) |
141 |
|
玉子サンド |
195 |
|
温泉 |
ほったらかし温泉「あっちの湯」 |
700 |
小計 |
4,612 |
さぁ、明日は乾徳山だ。
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