山行記録2009/12 身延山 (みのぶさん)
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【日程】 2009年12月20日(日)
【天気】 快晴(^^;
【メンバー】 会社の同僚N.I
【概要】 「久遠寺−東コース−山頂(下りはロープウェイ)」
最高到達点標高1,153m、歩行距離5.2km、標高差783m、累積標高差+809m−55m
下界から見た身延山
【場所】
富士山の西、前回登った毛無山の西南西に位置する。
身延山は観光地で、R52や身延線とアプローチが良い。
【ルート】
久遠寺境内まで斜行エレベータで楽をし、本堂左裏手からトレッキングコースに入る東コース。
当初の予定では、下りは西コースでと考えていたが、例によって楽をしてロープウェイで下山という禁じ手をとってしまった。
だって、、、下りは蛇足だといつも思っているものだから。。。
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角の地点と山頂だ。
【所要時間】
場所 |
駐車場 |
大光坊 |
法明坊 |
南側 展望台 |
身延山 |
東側 展望台 |
奥之院駅 |
計 |
標高(m) |
370 |
690 |
972 |
1,129 |
1,153 |
1,121 |
1,124 |
783 |
区間距離(km) |
2.4 |
1.7 |
0.7 |
0.2 |
0.2 |
0.0 |
5.2 |
|
累計距離(km) |
2.4 |
4.1 |
4.8 |
5.0 |
5.2 |
5.2 |
||
着時刻 |
8:01 |
8:54 |
9:56 |
10:26 |
10:50 |
11:15 |
12:16 |
4:02 |
発時刻 |
8:14 |
9:13 |
10:05 |
10:46 |
11:09 |
12:15 |
12:20 |
|
区間タイム |
0:40 |
0:43 |
0:21 |
0:04 |
0:06 |
0:01 |
1:55 |
|
区間タイム小計 |
0:40 |
1:04 |
0:04 |
0:07 |
1:55 |
|||
所要時間累計 |
0:40 |
1:23 |
1:44 |
1:48 |
1:54 |
1:55 |
1:55 |
|
標準タイム |
1:00 |
1:30 |
0:06 |
0:07 |
2:43 |
|||
標準タイム累計 |
1:00 |
2:30 |
2:36 |
2:43 |
||||
歩行速度(km/h) |
3.6 |
2.4 |
2.0 |
2.7 |
2.0 |
1.1 |
2.7 |
・標準タイムは、身延線沿線トレッキングガイド記載のタイムを採用。
・登りが意外にきつかった。
・とはいえ、標準タイムよりかなり早かった。(山屋向けではなく、観光客用のガイドか?)
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
【はじめに】
先日登った毛無山からの南アルプスや富士山は最高だった。
より南アルプスに近いところから眺めようということで、毛無山からも見えていた身延山に白羽の矢を立てた。
本当はもっと標高の高いところに行きたいところであるが、折りからの寒波で、山梨県の最低気温は、連日−4度位となっていた。
路面凍結等アプローチに不安がある。
まず櫛形山は2000m級で、アプローチの林道の標高が高いので脱落。
南アというよりは富士山の近くの釈迦岳・黒岳も、アプローチの林道に不安があって、直前に取りやめというわけで、消去法での選択である。
事前にWebで調べてみると、身延山でも山頂に冠雪することもあり、景色もなかなか良さそうだった。
もしかするとスノウハイクも可能かも、と期待しながらの山行と相成った。
中央道・甲府南ICから、昔よく走ったR52を南下する。
身延まで行ってしまうと、深夜は駐車場に入れない可能性が高い。
途中にあった道の駅駐車場に車を駐め、車中泊だ。
今回は新月ということもあり、素晴らしい星空を満喫する。
【これより本題】
寒くて目が覚めると、空は明るくなっていた。
外気温は−5度だった。
10月の美濃戸と同等なので、極端に寒いというわけではないが、車内は冷え冷えである。
テントの方が暖かいかも。
エンジンを掛け、ヒーターで温まる。
体が温まったところで、食事・トイレを済ませて、身延山の麓まで移動。
以前来た時に利用した有料駐車場に駐め、斜行エレベータで久遠寺境内まで行く。
辺りを見回すと、真っ白に雪の付いた山が目に入った。
どうやら七面山1,982mだろう。
山行への期待が高まる。
五重塔を横目に、登山口を探して境内をうろうろするが見つからない。
掃除をしている若い修行僧に聞いて、引き返す。
結局エレベータを下りたすぐ近くの、本堂裏手に登山口があった。
登山道といっても、ご覧の通りのコンクリート道である。
一般車こそ進入禁止であるが、久遠寺関係者は車で入るところのようだ。
高度を上げていくと、木々の間から七面山が見える。
かなり下まで雪があるようだが、身延山山頂はどうかな。
車道の割には以外にきつい登りで、バテバテである。
ちょっと早いが、大光坊下の階段で休憩。
タバコが美味い。
境内には、見事な霜柱ができていた。
ちなみに気温は0度である。
これでも、日が当たってきて、暖かくなったということだ。
釈尊像の後に、身延山山頂が見えていた。
ここにはベンチもあった。
ちょっと休憩場所を間違えたようだが、境内でタバコは吸いづらいので、まぁいっかって感じ。
ここから地道になり、ようやく登山道らしくなる。
といっても、だだっ広い道だ。
視界がひらけたところに出ると、八ヶ岳や奥秩父の山々が見えた。
八ヶ岳には雲がかかっている。
法明坊の休憩所で一服。
標高1,000m近いのに、井戸があって水が張っていた。
南側展望台に到着。
富士川が蛇行しているのがわかる。
遠く光っているのは、駿河湾だ。
伊豆半島の天城山らしき山も見える。
天子山塊の上に富士山が姿を見せる。
前回登った毛無山もバッチリ。
南側の山々。後で調べると、高ドッキョウや篠井山・十枚山だった。
富士山アップ。
景色を堪能し、マッタリしたら、奥之院へ出発。
北側展望台より、西側の上河内岳・布引山。ガスがかかっている。
山梨百名山の笊ヶ岳(ざるがたけ)2,629mが尖っている。
北西の塩見岳・農鳥岳・間ノ岳は残念ながら雲の中。きっと雪が降っているのだろう。
先月初めに登った鳳凰山(観音岳・薬師岳)がちょっぴり見えている。その右には行くはずだった櫛形山がゆったりとした山容を見せる。
七面山。
相変わらず、北の八ヶ岳(権現岳・赤岳)には雲がかかっている。こちらも雪か?
八ヶ岳の右側には、茅ヶ岳・瑞牆山。
北北西には北岳の頭が見えるはずだが、雲に隠れている。
北北東には、奥秩父の山々。
寒さに耐えられなくなり、東側展望台に移動。富士山が美しい。双眼鏡で覗いていたら、山頂付近にパラグライダーを発見。危なくないのかね?
この景色を眺めながら、ベンチに陣取り、まったり昼食タイム。
こちら側は日が当たって暖かい。
カップ麺の後は、おしるこがまいう〜。
さらにティータイムまで、のんびりした。
すぐ横がロープウェー乗り場になっていて、20分おきに観光客がやってくる。
寒いのに外で食事をしているのを物珍しそうに見ていく。
観光地では異端児である。
帰りは手抜きして、ロープウェイで下山。
目の前にこんな文明の利器があると、ついつい利用してしまう。
さっさと温泉に行くことにする。
温泉は、信玄の隠し湯「下部温泉」である。
当初予定していた源泉舘が休みだったので、下部ホテルに変更。
「せせらぎの湯」露天風呂でマッタリ。
というわけで、今回の山行も無事終わった。
感謝!!
天気はまずまずだったものの、肝心の南アルプスや八ヶ岳に雲がかかっていて、眺望は期待ほどではなかった。
(期待が高すぎたのであって、満足はしたのであるが)
冬型が強い時は、寒いだけでなく、高山に雪雲がかかってしまうのが難点である。
また、身延山は南アルプスに近いのは良いが、標高が低すぎて、主だった山が見えづらいのも今一。
やはり2,000m級に登らないと、ダメかも。。
一方、富士山の眺望はまあまあ。
こちらも、手前の天子山塊の上に頭を出すというもので、位置的に中途半端な感は免れないが。。。
前回の毛無山が良すぎたということで、比較すると損をしている。
冷静に考えると、結構良かったのは事実だ。
結局採点では二つ星を付けたのであった。
下りをさぼっただけあって、筋肉痛・膝痛ともになし。
【コスト】
用途 |
内容 |
費用 |
ガソリン |
42.89L(@114.0) 496.8km、11.6km/L、4,889円 ※ |
3,212 |
駐車場 |
身延山せいしん駐車場 ※ |
550 |
有料道路 |
京葉道(武石−京葉口) |
200 |
首都高(篠崎−高井戸)ETC深夜 |
560 |
|
中央道(均一区間)ETC夜間 往復 |
600 |
|
中央道(八王子−甲府南)往復 ETC休日特別 ※ |
1,000 |
|
首都高(高井戸−篠崎)ETC休日 |
500 |
|
ロープウェイ |
奥之院−久遠寺 |
680 |
食料 |
ホットミルクティ(コンビニ) |
130 |
林檎パイ |
150 |
|
缶ココア(石川PA) |
120 |
|
スポーツドリンク(コンビニ) |
125 |
|
水ペットボトル(予め買ってあった) |
88 |
|
カップ麺(予め買ってあった) |
138 |
|
うま丼(道の駅とよとみ) |
840 |
|
缶紅茶(道の駅とよとみ) |
120 |
|
温泉 |
下部ホテル |
1,050 |
合計 |
11,612 |
※二人で半額。ガソリンは距離で按分負担。
さぁ、次はどこに行こうか。
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