山行記録2010/3 入笠山 (にゅうかさやま

 

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【日程】        2010320()

【天気】        快晴(^^;

【メンバー】  会社の同僚N.I

【概要】        山頂駅−入笠湿原−入笠山(ピストン)

                最高到達点標高1,955m、歩行距離3.8km、標高差182m、累積標高差288m288m

 

入笠山山頂より甲斐駒ヶ岳の眺望

説明: 説明: 甲斐駒ヶ岳

 

 

【場所】

入笠山は南アルプス北部に位置する。

南アルプスはもちろん、八ヶ岳が間近で眺望抜群のはず。

条件がよければ、中アや北ア、奥秩父・富士山も見えるだろう。

登山口は高速のICから至近のスキー場上部にあり、アプローチが良い上、ゴンドラもあり、便利この上ない。


大きな地図で見る

 

 

 

 

【ルート】

スキー場のWebに載っていたコース。

ゴンドラで山頂部まで行き、スノートレッキングを楽しむコース。

距離・高低差ともに少なく、楽勝のはず・・・。

説明: 説明: 入笠山ルート地図

※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス「ウォッちず12500)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。

以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、山頂のみ。

 

【所要時間】

場所

山頂駅

入笠

湿原

入笠山

入笠

湿原

山頂駅

標高(m)

1,773

1,733

1,955

1,733

1,773

182

区間距離(km)

0.7

1.3

1.3

0.6

3.8

累計距離(km)

0.7

2.0

3.2

3.8

着時刻

9:29

9:44

10:30

12:56

13:13

3:44

発時刻

9:29

9:44

12:24

12:56

13:50

区間タイム

0:15

0:46

0:32

0:17

1:50

区間タイム小計

0:15

0:46

0:32

0:17

1:50

所要時間累計

0:15

1:01

1:33

1:50

標準タイム

0:20

1:10

1:00

0:20

2:50

標準タイム累計

0:20

1:30

2:30

2:50

歩行速度(km/h)

2.7

1.7

2.4

2.0

2.1

・標準タイムは、HP記載のタイムを採用。

 

・登りは快調なペース。

・下りは、滑る圧雪に手こずり転びまくったが、途中尻セードで時間を稼ぎ、大幅短縮。

・しんどかった割には、全区間で標準タイム以内に収まった。

・雪が少なかったことも影響しているだろうが、そもそも距離・標高差とも少ない楽勝コースなのだから・・・。

 

・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字

 

 

 

【はじめに】

年明け早々、親父の入院〜葬式と、山どころではない日々が続いた。

ようやく一区切りがついたが、今度は天候が芳しくない。

今年は冬らしくない感じで、頻繁に雨や雪が降り、春先のような気候だった。

たまに晴れても、平日ではどうしようもない。

法事も重なり、結局2月は山行なし。

久々に毎月登山が途切れてしまった。

3月も後半に入り、ようやく休日の天気予報が晴れとなった。

 

というわけで、かねてから気になっていた入笠山へ、スノーシュートレッキングに行くことにする。

スノーシュー入門コースとして有名らしい。

中央高速・諏訪南ICから至近というのが売りのスキー場が起点で、ノーマルタイヤでも直前の天候次第で、アプローチも問題なさそうであった。

晴天率85%とパノラマも売りである。

(なんせ名前が「富士見パノラマリゾート」なのだから・・・。)

 

ゴンドラの始発が8時ということもあり、早く行っても仕方ないので、早朝出発のプランとする。

4:30起床・5時出発で計画する。

8時くらいには着くだろう。

 

 

【これより本題】

快調に走っていると、ラジオの渋滞情報が気になることを言っている。

3連休の初日と言うことで、中央道は相模湖を先頭に45kmの渋滞予想。

高井戸までつながってしまうということらしい。

ピークは7時とのこと。

 

そういえば調布付近から渋滞になってきた。

結局八王子ICは6時半ころで、料金所の先も詰まっている。

相模湖を過ぎると、徐々に流れて、藤野PAで休憩。

 

 

説明: 説明: 100320-080558八ヶ岳PAより八ヶ岳

 

 

 

 

走っていると、すばらしい景色だったので、八ヶ岳PAに入って写真を撮る。

八ヶ岳の雪はだいぶ少なくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-080558八ヶ岳PAより八ヶ岳_カシバード

 

 

 

 

ギボシの積雪量が多いようだ。

編笠山は山頂部に少しあるだけ。

早春の雰囲気が出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-080820八ヶ岳PAより鳳凰・甲斐駒

 

 

 

 

甲斐駒ヶ岳も素晴らしい。

実はもうちょっと手前からの甲斐駒がかっこよかったのであるが、停まるところがなかった。

残念!!

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-080820八ヶ岳PAより鳳凰・甲斐駒_カシバード

 

 

 

 

左の山は鳳凰山かと思っていたが、アサヨ峰だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-080829八ヶ岳PAより鳳凰・北岳

 

 

 

 

鳳凰山・北岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-080829八ヶ岳PAより鳳凰・北岳_カシバード

 

 

 

 

真っ白な山の正体は、北岳だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-085751スキー場駐車場から八ヶ岳

 

 

 

 

スキー場到着は8:30だった。

八ヶ岳が正面に見える好立地だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-092932山頂駅から八ヶ岳

 

 

 

 

 

早速スノーシューを借りに行くと、雪が少ないから、要らないのではとのこと。

わざわざ小屋に電話して聞いてくれた。(良心的だ。おかげで2,500円節約できた)

 

ゴンドラからも八ヶ岳がバッチリで、飽きない。

山頂駅を出ると、ゲレンデの向こうにも八ヶ岳

パノラマの名に恥じない良いスキー場だ。

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-092955ハイキングコース入り口

 

 

 

 

 

 

 

さすがにゲレンデには雪(人工だろう)があるが、ハイキングコースには全く雪がない。

スノーシューを借りなくて正解だったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-093310小ピークから甲斐駒アップ

 

 

 

 

小ピークから甲斐駒が見えた。

素晴らしい眺望だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-093631林の木々の間から入笠山

 

 

 

 

 

 

 

木々の間から目指す入笠山山頂が。

高低差はほとんどなく、楽勝か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-093751アイゼンは不要.jpg

 

 

 

 

 

 

 

樹林帯に入ると、スノウハイクとなる。

もっと雪がないと思っていたが、これならスノウシューが楽しめそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-094123湿原には雪がない.jpg

 

 

 

 

 

 

 

と思っていたら、入笠湿原には雪がない。

やはりスノーシューは邪魔になるか?

湿原に向かって、いったん下りとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-094448木道を行く

 

 

 

 

 

 

入笠湿原には木道が張り巡らされている。

尾瀬みたいなものだが、水量は少なそうだ。

尾瀬が1400m位だから、標高はこちらの方が高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-094703振り返るとシュプールが.jpg

 

 

 

 

 

 

 

下ってきた斜面を振り返る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-094814山彦荘は冬期休業中

 

 

 

 

 

 

 

湿原を越えたところに山彦荘があった。

冬期休業中のようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-095530ゲレンデのような雪原.jpg

 

 

 

 

 

 

 

ゲレンデのような雪原。

新雪ふかふかで滑ったら気持ちよさそう。

(実際、帰りに滑り降りることになる)

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-095533雪の林道を進む

 

 

 

 

 

 

 

 

平坦でまっすぐな林道を進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-095854登山口付近にも小屋紅葉軒が

 

 

 

 

 

 

こちらの小屋は紅葉軒。

左折すると入笠山だ。

夏場はここまで車で入ることができるらしく、駐車場があった。

ここが登山口といえそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-100058入笠山案内図

 

 

 

 

 

 

 

案内図によれば、山頂まであと30分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-100533雪原と八ヶ岳

 

 

 

 

 

 

 

高度を上げていくと、雪原越しに八ヶ岳が姿を見せる。

元気をもらって雪を踏みしめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-101051樹林帯の登り.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

たいした登りではないのだが、久しぶりのせいか足が重い。

亀の歩みで進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八ヶ岳ビューポイント。素晴らしい眺めだ。

説明: 説明: 100320-102754八ヶ岳ビューポイントより.jpg

 

 

説明: 説明: 100320-103038入笠山山頂.jpg

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとの登りで入笠山山頂1,955mに到着。

思ったより早かった。

素晴らしい眺望に思わず歓声が上がる。

山頂は強風が吹き荒れていて、一気に汗が引いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂に雪はほとんどなかった。甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳が美しい。

説明: 説明: 100320-103043甲斐駒.jpg

 

仙丈ヶ岳アップ。雪の量が多く、真っ白だ。

説明: 説明: 100320-103049仙丈ヶ岳

 

甲斐駒ヶ岳がかっこいい。

説明: 説明: 100320-103052甲斐駒.jpg

右奥に見えていたのは間ノ岳だった。

説明: 説明: 100320-103052甲斐駒_カシバード.jpg

 

鳳凰山(地蔵岳・観音岳)甲斐駒ヶ岳。ダイナミックな山容だ。

説明: 説明: 100320-103056鳳凰山と甲斐駒.jpg

 

説明: 説明: 100320-103056鳳凰山と甲斐駒_カシバード.jpg

 

八ヶ岳が雄大だ。

説明: 説明: 100320-103104八ヶ岳

 

説明: 説明: 100320-103104八ヶ岳_カシバード.jpg

 

西南西の中央アルプスにはかなり雪が着いている。

説明: 説明: 100320-103205真っ白な中ア

 

説明: 説明: 100320-103200西南西_真っ白な中ア_カシバード.jpg

 

 

説明: 説明: 100320-103243登頂証拠写真

 

 

 

 

 

 

一通り眺望を満喫したところで、我に返って登頂証拠写真。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御嶽山もうっすら見える。

説明: 説明: 100320-103353御嶽山

 

東北東に横たわる八ヶ岳

説明: 説明: 100320-103609東北東_八ヶ岳

 

説明: 説明: 100320-103609東北東_八ヶ岳_カシバード.bmp

 

 

風をよけられる場所を探し、素晴らしい景色を眺めながらまったりする。

実は天気図を見ていて、これほどの天気だとは思っていなかった。

高気圧が東に通り抜けていたし、午後から南よりの強風が予想されていた。

気温が上がって、真冬のようなピーカンは無理かと思っていた。

月曜日に変更しようかと思ったくらいだ。

しかし予想は良い方に外れた。

ちょっと霞がかかってはいるものの、この時期にしては視界が良い方だろう。

というわけで、たっぷり2時間近く景色を堪能した。

 

 

説明: 説明: 100320-124200尻セード跡

 

 

 

 

下りは、圧雪が滑って難儀した。

スノーシューの予定だったので、アイゼン・ストックともに家に置いてきた。

何回もすってんころりん。

N.Iに笑われてしまった。

 

どうせならということで、尻セード。

気持ちい〜い。

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-124206今度はこちらへ尻セード.jpg

 

 

 

 

 

 

 

今度はこちらへ尻セード。

これで一気に時間短縮して、下り前半のへっぴり腰の遅れを挽回。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-125454小屋のところで登山道へ

 

 

 

 

 

 

 

小屋のところから林道に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 100320-130940樹林帯の雪

 

 

 

 

 

 

 

 

湿原を抜け、登りをこなしたら樹林帯へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りは最後の小ピークを巻く林道で、あっという間にゴンドラ山頂駅へ。

素晴らしい八ヶ岳が出迎えてくれた。

説明: 説明: 100320-131334山頂駅より八ヶ岳

 

 

説明: 説明: 100320-143522東びたるの湯

 

 

 

 

 

 

 

ゴンドラで下界に降りたらポッカポカ。

こんなに暖かいんだから、雪も溶けるわけだ。

お約束の温泉で、汗を流す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りも連休渋滞が待っていた。

途中で時間をつぶしたりして、渋滞を最悪時間帯を回避し、家に着いたのは23時だった。

 

というわけで、山行も無事終わった。

感謝!!

 

スノーシューデビューは持ち越しになったが、天気は最高で、素晴らしい景色をたっぷり堪能できた。

というわけで、満足度はかなり高かった。

 

とはいうものの、久々の山行で、体力低下にはショックを受けた。

軽いところにして正解だったようだ。

史上最高の体重も効いているみたい。

ちょっとダイエットしなければならないかも。。。

荷物も整理して最小限にする必要がありそうだ。

 

距離・標高差とも少ないこともあり、筋肉痛・膝痛ともになし。

 

【コスト】

用途

内容

費用

ガソリン

40.26L(@121.0) 524.2km、13.0km/L、4,872円 ※

2,761

駐車場

コインパーキング ※

450

有料道路

京葉道(武石−京葉口)往復

200

首都高(篠崎−高井戸)ETC深夜

560

中央道(均一区間)ETC夜間 往復

700

中央道(八王子−諏訪南)ETC休日特別 往復 ※

1,000

首都高(高井戸−篠崎)ETC土曜日

630

ゴンドラ

山麓駅−山頂駅 往復

1,600

食料

ホットミルクティ(コンビニ)

140

アイス(温泉)

120

晩飯(ファミレス)

1,290

スポーツドリンク(予め買ってあった)

139

水ペットボトル(予め買ってあった)

98

カップ麺(予め買ってあった)

138

温泉

水神の湯(割引券利用)

550

合計

 

 10,713

 

※二人で半額。ガソリンは距離で按分負担。

 これだけ楽しんで、この程度ならリーズナブルか?

 

さぁ、次はどこに行こうか。

 

 

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