山行記録2010/8 唐松岳・五龍岳 (からまつだけ・ごりゅうだけ) 【序章】
(Homeへ)
【日程】 2010年8月28日(土)−8月29日(日)
【天気】 概ね晴れ
【メンバー】 会社の同僚N.I
【概要】 初日「兎平−(リフト)−黒菱平−(リフト)−八方池山荘−唐松山荘−唐松岳(ピストン)−大黒岳−五竜山荘−テン場」
二日目「五竜テン場−五龍岳(ピストン)−白岳−西遠見山−中遠見山−地蔵の頭−アルプス平駅−(テレキャビン)−エスカルプラザ」
最高到達点標高2,814m、歩行距離18.1km、標高差985m、累積標高差+1,808m−2,103m
遠見尾根から見る五龍岳東面
【場所】
北アルプス北部。
後立山連峰に属し、先月行った白馬岳のずっと南に連なっている。(白馬岳と鹿島槍ヶ岳との間)
北からの縦走の場合は不帰ノ嶮(かえらずのけん)、南からの縦走の場合は八峰(やつみね)キレットという難所越えが必要だ。
【ルート】
ガイドブックには、遠見尾根ピストンルートが載っていたが、せっかくなので唐松岳からの縦走を組み込み、グルリップルートとした。
このプランの難点は、同じ所に下りられないこと。
車の回送サービスを利用することで、問題解決。
二つのリフトで登りの短縮と、下りはゴンドラ利用で楽をする。
それでも、長大且つ高低差のあるルートではある。
初日:赤、二日目:青
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
※この図は計画時点のもので、実際のものは、初日・二日目のページを参照してください。
【はじめに】
先週、草津白根山に行ったところであるが、山行というにはちょっと物足りないところもあったということで、翌週も行きたいところだ。
気になるのが天候だ。
天気予報は日々変わり、直前の確認では土曜の午後はイマイチかも。
朝は晴れそうだが、午後は雷雨の恐れ有り。
ちょっと悩んだけれど、早出して早く山小屋に着けば問題なかろうということで、決行を決めた。
決め手は、日曜日の天気が良さそうだということ。
翌朝の眺望に期待大。
さて、行き先は、今シーズン3回目の後立山連峰(北アルプス)。
前から行きたかった深田百名山No46五龍岳である。
なんといっても名前がかっこいいのである。
後立山縦走でいくのが本当の山屋だろうが、日数がかかるし、不帰ノ嶮・八峰キレットといった難所でリスクも多い。
軟弱登山隊としては、難所を省略して、3回に分けた山行で後立山を安全且つ楽な日程でこなすことに。
今回の山行が、その完結編とも言える。
とりあえず、ワンシーズンで、後立山(細切れ)縦走完結し、百名山3座をゲットというわけだ。
ところで、前述の通り、五龍岳ピストンだけではおもしろくない。
せっかくなので、唐松岳にも行っておきたい。
日本三百名山に名前を連ねているし、稜線歩きができる。
車の回送サービス・リフト・ゴンドラを駆使し、おいしいところつまみ食いと行こう。
夜のうちに兎平に到着し、仮眠してから始発6:30のリフトで行けば、山行に余裕ができる。
前述の通り、このところ毎日のように雷雨が発生しているので、山小屋到着を早くするのが安全だ。
それでも長丁場のため、五竜山荘到着予定は16:30と相成った。
頑張って短縮しないとまずいかも。。。
さて、金曜の晩、いつもの通り、京葉道・首都高・中央道をひた走る。
長野道を経て、豊科で一般道へ。
食料を調達し、真っ暗な山道をひた走り、山道にさしかかると、道の脇に牛さんがたくさん寝ていた。
八方尾根スキー場は、夏場牧場となっていて、牛が放し飼いになっているみたい。
てっきり小屋で寝ているものだと思っていたが、そのまま外で寝ているんだねぇ。
起こしちゃってゴメンね。
広い駐車場に着くと、既にたくさんの車が駐まっていて、更に次々にやってくる。
皆さんホントにお好きなようで・・・。
ライトを消すと、月が煌々と辺りを照らしていた。
多少でも光を遮るように窓にシェードを取り付け、シュラフに潜り込んで仮眠する。
【コスト】
用途 |
内容 |
費用 |
有料道路 |
京葉道(武石−篠崎)往復 |
400 |
首都高(篠崎−高井戸)ETC平日昼間700・日祝割500 |
1,200 |
|
中央道均一区間(高井戸−八王子)ETC深夜(平日4−6,20−24)400・休日特別(休日22−6)300 |
700 |
|
中央道・長野道(八王子−豊科)往復 ETC休日特別(6−22)1,000×2※ |
1,000 |
|
足 |
リフト(黒菱ライン) |
540 |
白馬五竜テレキャビン |
860 |
|
白馬五竜テレキャビン手荷物 |
200 |
|
回送サービス 4,500 ※ |
2,250 |
|
宿泊 |
テント場 @500 |
500 |
温泉 |
白馬塩の道温泉「倉下の湯」 |
500 |
食料 |
お茶ペットボトル(石川PA) |
120 |
アミノバイタル スーパースポーツ |
180 |
|
スポーツドリンク ペットボトル(豊科コンビニ) |
147 |
|
ランチパック 深煎りピーナッツ(豊科コンビニ) |
137 |
|
おにぎり×4(豊科コンビニ) |
477 |
|
水(八方池小屋)1L |
100 |
|
水ペットボトル(唐松山荘)0.5L |
300 |
|
水(五竜山荘)2L |
200 |
|
缶ビール(五竜山荘) |
600 |
|
ざる(エスカルプラザ) |
900 |
|
セットドリンク(エスカルプラザ) |
150 |
|
チーズリゾット(FD)・オニオングラタンスープ(FD)・オレンジ・梨 |
664 |
|
ジュース(倉下の湯) |
130 |
|
ソフトクリーム(みどり湖PA) |
300 |
|
カレー(八ヶ岳PA) |
800 |
|
土産 |
バッジ(五竜山荘) |
500 |
ガソリン |
52.65L 700.7km 13.3km/L @121.0×20+@121.0×32.65=6,371 ※ |
3,822 |
小計 |
|
17,857 |
※二人で割り勘
※ガソリンは距離で按分
さすがに金がかかるが、満足度が高いので、コストパフォーマンスは高い?
3人よりは割高なので、立山・剱岳とコストは変わらず。
日程は短いのだが・・・。
(唐松岳:初日に続く)
(Homeへ)