山行記録2010/10 妙高山・火打山 (みょうこうさん・ひうちやま) 【序章】
(Homeへ)
【日程】 2010年10月22日(金)−10月24日(日)
【天気】 概ね晴れ
【メンバー】 会社の同僚N.I
【概要】 初日「燕温泉−北地獄谷−天狗堂−妙高山−大倉乗越−黒沢池ヒュッテ(テン泊)」
二日目「黒沢池ヒュッテ−高谷池ヒュッテ−火打山−高谷池ヒュッテ−黒沢池ヒュッテ(テン泊)」
三日目「黒沢池ヒュッテ−三ツ峰−大倉分岐−燕新道−燕温泉」
最高到達点標高2,462m、歩行距離24.4km、標高差1,377m、累積標高差+2,461m−2,461m
池塘に映る逆さ火打山
【場所】
新潟県西部・上越地方の頸城(くびき)山塊にあり、焼山を含めて頸城三山と呼ばれる。
白馬岳の東北東・数十kmの位置にあり、後立山連峰の展望台として期待できる。
近くの長野県境には、雨飾山・高妻山といった日本百名山があり、まとめて登る人も居るようだ。
【ルート】
ガイドブックには、西側の笹ヶ峰からのルートが載っていたが、ルート途中に野天風呂がある燕温泉からのルートとした。
このプランの難点は、初日がハードなこと。(野趣満点の野天風呂を楽しみに頑張れる予定)
しかし、それさえ乗り切ってしまえば、あとは山上の楽園散歩が待っている(はず)。
初日:赤、二日目:青、三日目:緑のルートである。
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角と山頂。
※この図は計画時点のもので、実際のものは、初日・二日目・三日目のページを参照してください。
【はじめに】
今シーズンは、北アルプス北東部の立山連峰・後立山連峰の主要ピークをほぼ制覇した。
そのとき見えていた頸城三山や戸隠連峰がちょっと気になる山である。
この辺りには、雨飾山・高妻山・妙高山・火打山と、日本百名山がひしめいている。
いずれも、標高は北アルプスにちょっと譲るが、夏まで雪が残っているという豪雪地帯である。
夏は北アルプスの3,000m級に行くとして、秋に狙うには手頃であろう。
日程次第だが、雨飾山・高妻山といった上越国境の山は、日帰り二つという感じ。
妙高山・火打山は、セット山行が可能なので、通常は一泊二日で行くようだ。
いろいろプランを練っていくうち、秘湯野天風呂を経由するルートがとれるということで、燕温泉から登る案が急浮上。
但し、こちらは標高差・距離ともになかなかハードなルートで、できれば二泊にしたいところだ。
たまたま土曜出勤の振替休日をとる必要があったので、これを活用して、二泊プランが実現。
ということで、深田百名山No33妙高山・No34妙高山に決定。
後は好天を祈るのみ。
日々、天気予報は変わり、直前の予報では、この三日間だけが奇跡的に晴れの予報となった。
今年の10月は、ずっとぐずついていて、秋晴れが極端に少ない印象だった。
これは日頃の行いが効いたか?
さて、木曜の晩、いつもの通り、京葉道・首都高・中央道・圏央道・関越道・上信越道を経て、妙高高原ICまで行く。
途中で雨が降り出した。
あれっ、今日雨が降るなんて言ってたっけ??
今更後戻りはできない。
明日の好天を信じて突き進む。
さすがに上越は遠い。
ICを下りてからは近いのだが、逆に食料調達する店は期待できない。
あらかじめ食料を調達してから高速に乗ったのだった。
真っ暗な山道をひた走り、燕温泉着は3時をだいぶ過ぎていた。
一旦温泉街(すごい坂道)まで車を乗り入れたが、ホテルの駐車場しかない。
戻って、日帰り客用の駐車場に車を駐め、シュラフに潜り込んだ。
平日だけあって、車は他に1台のみ。
【コスト】
用途 |
費用 |
アプローチ |
7,883 |
宿泊 |
1,000 |
食事 |
7,397 |
その他 |
1,400 |
小計 |
17,680 |
さすがに金がかかるが、満足度が高いので、コストパフォーマンスは高い?
唐松岳・五龍岳の時と、ほぼ同等のコストだ。
(初日:妙高山に続く)
(Homeへ)