山行記録2010/11 ニュウ (にゅう

 

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【日程】        2010113()文化の日

【天気】        曇り時々晴れ

【メンバー】  会社の同僚N.I

【概要】        駐車場−白駒池−ニュウ(ピストン)

最高到達点標高2,352m、歩行距離6.6km、標高差263m、累積標高差290m290m

歩行時間2:35、所要時間3:47

 

蓼科山・北横岳 霧氷と紅葉のコントラスト

説明: 説明: 蓼科山・北横岳_霧氷と紅葉のコントラスト

 

 

【ルート】

当初は、麦草峠の先の登山者用無料駐車場から、丸山・高見石・中山を経てニュウに登り、白駒池経由で戻るグルリップを計画していた。

しかし、駐車場に行ってみると登山口辺りでも、登山道は霜か雪で真っ白になっていた。

上の状況がわからないので、安全策をとり、最短ルートでニュウに行ける白駒池駐車場(こちらは有料)からのルートに変更。

ニュウに登ってからどうするかを決めることにした。

問題なければ、逆回りすればいいし、状況が芳しくなければ、ピストンにすればいい。

結果的には、下図のようにピストンに相成った。

説明: 説明: ニュウルート地図_広域05

※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。

以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、山頂と小屋の地点だ。

 

【所要時間】

場所

駐車場

白駒荘

ニュウ

白駒荘

駐車場

標高(m)

2,089

2,114

2,352

2,114

2,089

263

区間距離(km)

0.8

2.5

2.5

0.8

6.6

累計距離(km)

0.8

3.3

5.8

6.6

着時刻

 

10:33

11:48

13:55

14:10

3:49

発時刻

10:21

10:33

12:55

14:00

 

区間タイム

0:12

1:15

1:00

0:10

2:37

区間タイム小計

0:12

1:15

1:00

0:10

2:37

所要時間累計

0:12

1:27

2:27

2:37

2:37

標準タイム

0:20

1:40

1:20

0:15

3:35

標準タイム累計

0:20

2:00

3:20

3:35

歩行速度(km/h)

3.9

2.0

2.5

4.7

2.5

・標準タイムは、ヤマケイアルペンガイド「八ヶ岳」のタイムを採用。

・全区間で、標準タイムより大幅に短縮。

・木道の上に付いた霜が滑りやすく、慎重に進んだのだが、それでも早かった。

・白駒池周辺は観光地なので、タイムも考慮しているのかも。

・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字

 

断面図でわかるように、かなり楽勝のコース。登った気がしない位だ。

 

【はじめに】

11月はじめの休日の天気は良さそうだ。

当初、奥秩父の北奥千丈岳辺りに行くつもりでいた。

 

そこへ、以前奥穂へ一緒に行った同僚から、久々に土曜日に時間がとれるので、山に行きたいとの申し出が。

それではということで、簡単なコース且つ近場の北奥千丈岳を土曜日に回し、どこか別の所へということになった。

 

火曜日の夜仕事の予定があったので、夜行出発は無理である。

早立ち日帰りのコースという条件付きだ。

急なことで、前もって準備をしていなかったので、ある程度勝手のわかっているところがいい。

というわけで、結局こちらもお手軽な北八ヶ岳ニュウに白羽の矢を立てた。

それがルートの所に書いたグルリップ案である。

もちろん帰りの温泉も考慮している。

但し、ニュウはアプローチが結構遠いのが難点だ。

 

【これより本題】

前日、仕事を終えて帰宅したのは、21:30頃だったか。

それから荷造りやら何やら、バタバタと支度をする。

寝たのは1時頃かな。

 

起床は4時。

3時間も眠れば何とかなるだろう。

サクサク着替えて、4:15頃には出発。

 

この時間、高速はどこもガラガラだ。

快適に走り、5:30前に石川PA到着。

早すぎたので、朝食を摂って時間つぶし。

 

6:00に相棒を拾って出発すると、なんともう中央道の渋滞が始まっているではないか。

さっきまでガラガラだったのに・・・。

 

一般道を走る区間を短縮するため、今回は上信越道・佐久ICからのアプローチとした。

中央道から、すぐに分岐して圏央道に入ると、さすがに空いているが、それでもいつになく車の量が多い。

天気がいい祝日だから、皆さんお出かけのようだ。

関越道も混雑していた。

これは帰りが思いやられる。

 

上信越道の横川SAで休憩し、佐久ICからR141を南下。

最高の天気なのだが、八ヶ岳のみ、雲がかかっているのが気になる。

メルヘンラインに入り、麦草峠に向かうと、山の高いところが明らかに白いのがわかった。

ムムっ、これは雪か霧氷か。

上空の雲は雪雲だったか。

想定外の事態である。

 

説明: 説明: 101103-094158麦草峠付近の霧氷

 

 

 

 

 

 

まず、麦草峠を過ぎたところにある登山者用駐車場に行ってみる。

付近の霧氷。

外は激寒だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 麦草峠付近の霧氷

 

 

 

 

 

 

麦草峠付近。

こりゃ、クリスマスツリーだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 101103-102102白駒池入り口

 

 

 

 

 

前述の通り、予定変更。

白駒池駐車場に車を駐める。

ここから遊歩道を歩く。

入り口の木の橋からして、霜で滑りやすい。

慎重に進む。

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 101103-103057白駒池

 

 

 

 

 

 

その先の木道も滑って怖い。

さすがに白駒池は凍ってはいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 101103-103107白駒池

 

 

 

 

 

 

 

対岸の木が霧氷で白くなっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 101103-103319白駒荘

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白駒荘の周りの地面も白くなっている。

電気が付いているから、営業中のようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 101103-104534霜が付いた木道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白駒池南岸で、湖畔を一周する道に別れを告げ、ニュウに向かう。

こちらの木道も滑って怖っ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 101103-105338白駒湿原

 

 

 

 

 

 

すぐに白駒湿原に出る。

ここも木道で通過。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 101103-113816白銀の世界

 

 

 

 

 

 

稲子湯方面の道を分け、右に進路をとる。

高度を上げていくと、白銀の世界になってくる。

なかなか道がわかりにくい。

木に付けてあるテープを探しながら緩い傾斜を登っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂右側の稜線に出た。

ニュウ山頂部は岩の塊だ。

岩にも霧氷が付着している。

説明: 説明: 101103-114840ニュウ山頂部の岩

 

見事な霧氷だ。

説明: 説明: 101103-114847霧氷

 

富士山が見えた。上の方は冠雪している。

右は硫黄岳。こちらは霧氷。

説明: 説明: 101103-114903富士山と硫黄岳

 

青空と霧氷の芸術。

説明: 説明: 101103-115013青空と霧氷の芸術

 

丸山・美ヶ原・蓼科山・北横岳

説明: 説明: 101103-115138丸山・美ヶ原・蓼科山・北横岳

丸山・高見石は当初計画のルートに入っていた山だ。

説明: 説明: 101103-115138丸山・美ヶ原・蓼科山・北横岳_カシバード

 

山頂へは、左から回り込む。

説明: 説明: 101103-115302霧氷

 

海老の尻尾が、つながってしまっている。

説明: 説明: 101103-115426海老のしっぽ

 

ニュウ山頂2,352m

説明: 説明: 101103-115512ニュウ山頂

 

霧氷と黄葉が一度に見える。

右奥は浅間山か。

説明: 説明: 101103-115520霧氷と紅葉

 

奥秩父・富士山

説明: 説明: 101103-115555奥秩父・富士山

以前登った三ツ峠山・黒岳・釈迦ヶ岳も見えていた。

説明: 説明: 101103-115555奥秩父・富士山_カシバード

 

奥秩父

説明: 説明: 101103-115602奥秩父

国師ヶ岳・北奥千丈岳が未踏である。

説明: 説明: 101103-115602奥秩父_カシバード

 

岩の間から富士山

説明: 説明: 101103-115710岩の間から富士山

 

富士山・硫黄岳

説明: 説明: 101103-115801富士山・硫黄岳

 

硫黄岳。こんな絶壁なのに、雪?霧氷?が付いている。

説明: 説明: 101103-120015硫黄岳

 

稜線まで戻って、食事休憩。

一応風がよけられる場所に陣取ったのだが、じっとしているとかなり寒い。

持っているものを全て着込む。

これで体は温かくなったが、手が寒い。

一応手袋をしているのだが、極薄のレイングローブでは役に立たない。

親指の先が痛いのと、かじかんで、ライターの火が付けられないほど。

ストーブに火を付けるのに手こずった。

もう毛糸のインナーグローブとオーバーグローブの季節か?

今まで使ったことがなかったホッカイロを、手袋の中に入れて暖をとった。

 

気温はなんと−4℃だった。

風があるから、体感気温は−10℃位か。

寒いところで食べるカップ麺は最高 !!!

もちろん箸なんか使えない(かじかんでいる)ので、フォークが活躍した。

そうこうするうちに、東西天狗岳が姿を見せた。

説明: 説明: 101103-125313天狗岳

 

硫黄岳の山頂もほぼ見えた。

説明: 説明: 101103-125357硫黄岳

 

 

説明: 説明: 101103-133750白駒湿原

 

 

 

 

 

寒いのでさっさと退散。

帰りはあっという間である。

樹林帯を下るうちにだんだん暖かくなってきた。

白駒湿原では、日が当たってポカポカだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 101103-134933白駒池

 

 

 

 

 

 

 

白駒池付近の霧氷も全て融けてしまったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、お手軽山行はお終い。

次は温泉だ。

以前天狗岳に登ったときに前泊(といっても車中泊だが)した稲子湯(いなごゆ)に行く。

途中で見た硫黄岳。すっかり雲がとれた。

説明: 説明: 101103-143957硫黄岳

左横に頭が出ているのは、横岳のようだ。

説明: 説明: 101103-143957硫黄岳_カシバード

 

 

説明: 説明: 101103-145600稲子湯

 

 

 

 

 

 

 

稲子湯は、露天風呂こそ無いが、なかなかいい温泉だった。

貸し切りだったので、思い切り満喫した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りは中央道にするか、往きと同じ上信越道にするか難しいところだ。

中央道の小仏トンネル渋滞は常態化しているので、あまり気乗りがしない。

渋滞しても、まあまあ流れる関越道経由を選択。

佐久ICに向かう。

途中、浅間山がきれいに見えた。

先日登ったときよりも噴煙が多い。

説明: 説明: 101103-162946浅間山

 

途中で蕎麦でも食おうと思ったのだが、準備中や休業中ばかり。

時間が中途半端なせいか。

IC手前でようやく見つけた蕎麦屋「佐久の草笛」に入る。

ここも17時から営業ということで、しばらく待って中に入る。

 

説明: 説明: 101103-171305佐久の草笛_天ざる・鯉うま煮

 

 

 

 

 

 

海老天ざる(並)と、佐久名物の鯉うま煮に舌鼓。

ここの蕎麦は量が多い。

満腹になった。

たまたまこの日から新蕎麦ということで、いいタイミングだった。

自家製粉・手打ちということで、大きな石臼が水車動力で回っているのが印象的。

 

 

 

 

 

 

 

ようやく帰路につくが、高速に乗ると、なんと関越道で事故が発生している模様。

これは外したかと、後悔しながら進むと、何ヶ所かあった渋滞が全てつながって、事故渋滞45kmの表示が・・・。

これで観念。

甘楽(かんらと読むそうな)PAに入り、仮眠してから帰ることにする。

シュラフに入って爆睡し、目が覚めたら出発。

満車だった駐車場はガラガラだった。

道も渋滞解消していて、快適に帰宅したのだった。

大正解。

自宅到着は、2:30頃だったか。

明日(もう今日だが)も仕事が待っている。。。

 

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