山行記録2010/11 浅間嶺 (せんげんれい)
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【日程】 2010年11月21日(日)
【天気】 晴れ時々曇り
【メンバー】 会社の同僚H.K、T.B、長男
【概要】 「払沢の滝駐車場−払沢の滝−時坂峠−蕎麦屋−浅間嶺展望台−浅間高原−人里分岐−仲の平分岐−数馬の湯温泉センター−(バス)−本宿役場前−払沢の滝駐車場」
最高到達点標高992m、歩行距離14.1km、標高差727m、累積標高差+1,264m−882m
歩行時間5:17、所要時間6:47
浅間尾根から見る御前山
【場所】
奥多摩・多摩川を挟んで、北側には川苔山。
南側には御前山・大岳山・御岳山。
更にその南の尾根が浅間尾根である。
【ルート】
浅間尾根の前に、払沢の滝観光。
時坂峠(とっさかとうげ)までは、車道とショートカットする登山道が入り交じる道。
峠の茶屋を過ぎると、山道となる。
山道といっても、昔の街道のため稜線を辿っておらず、ピークはほぼ巻いて道が付けられている。
よって、稜線に上がってしまえば、平坦な道となる。
浅間嶺も、ピークの903m地点は北側を巻いており、展望台(890m)地点に「浅間嶺」と書かれた道標が建つ。
下山ルートはいくつもあるが、数馬の湯近くに下りるルートをとった。
最後の下りは、かなり急だった。
これで山行と温泉の一石二鳥である。
払沢の滝に車を置いていったので、帰りはバスで戻ったのだが、払沢の滝は通らないので、バス停から歩いて払沢の滝駐車場に戻った。
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、展望台と□の地点だ。
【所要時間】
場所 |
駐車場 |
払沢の滝 |
駐車場 |
時坂峠 |
そば処 |
展望台 |
浅間 高原 |
人里 分岐 |
馬頭 観音 |
浅間尾根 登山口分岐 |
数馬 分岐 |
仲の平 分岐 |
登山口 |
数馬 の湯 |
本宿 役場前 |
駐車場 |
計 |
標高(m) |
281 |
343 |
285 |
529 |
577 |
890 |
865 |
846 |
881 |
852 |
917 |
992 |
648 |
647 |
265 |
281 |
727 |
区間距離(km) |
0.8 |
0.7 |
1.2 |
1.2 |
1.9 |
0.2 |
1.0 |
2.8 |
1.0 |
0.6 |
0.6 |
1.1 |
0.2 |
- |
0.8 |
14.1 |
|
累計距離(km) |
0.8 |
1.5 |
2.6 |
3.9 |
5.8 |
6.0 |
7.0 |
9.8 |
10.8 |
11.4 |
12.0 |
13.1 |
13.3 |
- |
14.1 |
||
着時刻 |
8:45 |
9:46 |
10:02 |
10:39 |
11:03 |
12:59 |
13:46 |
14:18 |
14:46 |
15:02 |
15:10 |
15:24 |
15:58 |
16:07 |
18:00 |
18:13 |
6:47 |
発時刻 |
9:33 |
9:53 |
10:05 |
10:40 |
12:09 |
13:43 |
13:50 |
14:22 |
14:46 |
15:02 |
15:10 |
15:32 |
15:59 |
17:28 |
18:00 |
|
|
区間タイム |
0:13 |
0:09 |
0:34 |
0:23 |
0:50 |
0:03 |
0:28 |
0:24 |
0:16 |
0:08 |
1:02 |
0:26 |
0:08 |
- |
0:13 |
5:17 |
|
区間タイム小計 |
0:22 |
0:34 |
1:13 |
0:31 |
0:24 |
0:24 |
1:02 |
0:26 |
0:08 |
- |
0:13 |
5:17 |
|||||
所要時間累計 |
0:13 |
0:22 |
0:56 |
1:19 |
2:09 |
2:12 |
2:40 |
3:04 |
3:20 |
3:28 |
4:30 |
4:56 |
5:04 |
- |
5:17 |
5:17 |
|
標準タイム |
0:30 |
0:40 |
1:30 |
0:20 |
1:20 |
0:20 |
1:30 |
0:30 |
0:10 |
- |
0:20 |
7:10 |
|||||
標準タイム累計 |
0:30 |
1:10 |
2:40 |
3:00 |
4:20 |
4:40 |
6:10 |
6:40 |
6:50 |
- |
7:10 |
||||||
歩行速度(km/h) |
3.6 |
4.6 |
2.1 |
3.1 |
2.3 |
4.3 |
2.2 |
6.9 |
3.6 |
4.5 |
0.6 |
2.6 |
1.2 |
- |
3.6 |
2.7 |
・標準タイムは、山と高原の地図「奥多摩」のタイムを採用。
・区間タイムで一部標準タイムを上回っているところがあるが、どうも分岐の位置がおかしいようだ。
・前後の歩行速度に異常値が出ているから、位置を補正すれば適正な値に収まるはずだ。
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
断面図でわかるように、かなり楽勝のコース。最後の下りで一気に疲れた。
【はじめに】
夏前からH.KやT.Bと山に行こうということになっていた。
が、なかなか実現せずに、既に初冬である。
ようやく実現することになった。
H.Kから3案のコースが提案され、浅間嶺に白羽の矢を立てた。
日程だが、11/20(土)は、会社の山の会の山行ということで、翌日曜日ということになった。
(H.Kは二日連チャンだが、タフなので大丈夫だろう)
日程・コースが決まり、あとは好天になるのを祈るのみ。
予報は日々変わり(最近の天気はおかしい)、直前の予報では、二日ともに晴れそうだ。
今回は縦走なので、電車・バスのアプローチで計画した。
暇そうにしている長男に声をかけると、珍しく行く気になったようだ。
二人いるのなら、車が良かろうということで、我が家のみ車で参加に変更する。
帰りはバスで車に戻るプランとなる。
よくよく調べると、帰りのバスのルートが車を置いていく場所を通らないことがわかった。
バス停から一駅歩くことで何とかなりそうだ。
バスで2分の道のりなので、歩いてもたいしたことは無かろう。
【これより本題】
5時に起床し、パンを食べて出発する。
予定通り5:30には出発だ。
予想と違い、高速はガラガラで、長男の運転で快調に進む。
払沢の滝駐車場には8:45頃到着。
バスのメンバーは、9:30到着の予定なので、タバコを吸って時間をつぶす。
駐車場近くの紅葉。
天気も上々で、朝日を浴びて美しく輝いている。
まずは払沢の滝観光。
歩いて10分ちょっとの所にある。
今回のメンバー。
昔雲取山に行ったメンバーから、次男が長男に代わっている。
なかなかの紅葉だ。
今年は紅葉が不作の年という声もあるが、奥多摩の紅葉は捨てたものではない。
しばらく車道を進むと、登山口がある。
といってもだだっ広い階段だ。
車道をショートカットしつつ高度を稼いでいくと、桜が咲いていた。
寒桜だろうか?
トイレのところで民家に別れを告げ、山に分け入っていく。
標識には「熊の痕跡があったので注意」と書かれていた。
念のため、鈴を鳴らしていく。
すぐに鳥居が現れ、時坂峠(とっさかとうげ)。
祠(神社)があった。
ここからまた車道歩きとなる。
峠の茶屋を過ぎ、蕎麦屋を目指す。
ここが古民家跡を利用したそば処だ。
お代官立ち寄り所だったらしい。
開店が11時ということで、ほぼドンピシャのタイミングだったが、中には既に客がいた。
靴を脱ぐのが面倒なので、通路にあるテーブルに陣取る。
ちょっと寒いが、上を羽織れば何とかなる。
約1名、飲んべえ親父が熱燗で暖まりつつ待つこと1時間。
ようやく天ざるが登場。
紅葉の天ぷら、いけてますよ。
石臼で挽いたという手打ち蕎麦、なかなかいい香りだ。
山芋のつなぎを使っていないとのこと。
美味しくいただいた。
腹が膨らんだところで出発。
20分ほど進むと、今年の1月に登った大岳山(おおだけさん)が姿を見せる。
この先で、左に登っていくルートがあった。
物好きなH.Kがそちらに向かう。
どうせ先で合流するだろうという読み。
これが大間違いだったのだが・・・。
分岐を左折し、尾根に出るルートをとる。
分岐の道標には「展望台方面」と書かれていた。
これが展望台890m。
山頂標識には「浅間嶺」と書かれているが、ここは「展望台」である。
実は浅間嶺山頂は903mなのだが、全く別の場所にあり、道が通っていない。
(この道は街道なので、ことごとくピークを巻いているのだ)
展望台が稜線上のピークと言えないこともないのだが・・・。
※気づかなかったのですが、主要道はピークを巻いているが、903mピークに行く道はちゃんとあるようです。
ご指摘をいただいたので、訂正いたします。(2012/2/17)
標識の後には、丹沢が広がっていた。富士山も見えるはずなのだが、雲に隠れていたようだ。
西丹沢の檜洞丸(ひのきぼらまる)・大室山(おおむろやま)だった。
尾根の反対側には、大岳山。
隣の御前山(ごぜんやま)。御前山は奥多摩湖の南に聳える山だ。
ここでH.Kを待つことにする。
さっき蕎麦を食べたのだが、またまたカップ麺。
意外に食えるものだ。
さんざん待っても、H.Kは全く気配なし。
歩くのが速いから、もっと先に行ってしまったのか??
実は、展望台方面へ左折せず、そのまま巻いていってしまったらしい。
電話が掛かってきて、はるか先にいることがわかった。
そこで待ってもらって、追いかけることに・・・。
一旦下って、浅間高原へ。
東屋やベンチ・トイレがあるここからも大岳山がバッチリ。
H.Kは、せめてここから電話して欲しかった。
浅間嶺山頂は、ここから左に登ったところにあるのだが、道は(標識も)見当たらない。
浅間石宮の所にH.Kが待っていた。
人里(へんぼり)分岐地点だ。
ずいぶん先まで行ってしまったものだ。
展望台から30分以上掛かっている。
(きっと待ちくたびれたに違いない)
一本松・サル石を経て馬頭観音(分岐)に出ると、カップルが休憩していた。
浅間尾根登山口に下ることができるが、下界で温泉まで延々と車道(檜原街道)歩きとなる。
どうせ歩くのなら山道ということで、風張峠方面へ進路をとる。
ここの標識に15分と表記されていたように思うが、これが大嘘。(別の分岐のことか?)
林道を横切り、更に進むと数馬分岐に出るが、ここも通過。
だらだらとした登りがずっと続き、ようやく仲の平分岐に到着。
ここまで結局40分位かかった。
T.Bは疲れた顔をしている。
ここからの下りは急だった。
滑りやすい上に、落ち葉で浮き石が見えない。
慎重に下ることになる。
ようやく登山口に到着。
民家の横だ。
ここの下りは結構疲れた。
さて、どちらに温泉があるのかわからない。
地図の印刷が縮小しすぎて使い物にならないではないか。
H.Kが走って偵察に行く。
元気な奴っちゃ。
橋を渡るところの紅葉がきれいだ。
檜原温泉センター「数馬の湯」に浸かって汗を流した。
(混雑していて写真が撮れなかったので、Official HPより引用)
H.Kがバスの時刻を間違えて言うものだから、早くバス停に行きすぎて一旦温泉に戻る。
見事な満月が出ている。
17:32のバスで、本宿役場前バス停まで移動。
意外に遠く、時間が掛かった。
バス停で二人と別れ、息子と徒歩で払沢の滝に向かう。
真っ暗な中、バス一駅分を10分強で到着。
満車だった駐車場はガラガラだった。
八王子に向かうと、中央道(八王子-調布)渋滞の情報。
やり過ごす意味もあり、途中のファミレスで夕食をとる。(今日はもう蕎麦は食ってしまったので、普通の飯)
食後高速に乗ったら、渋滞はだいぶ解消していた。
自宅到着は、22:30頃だったか。
明日は仕事が待っている。。。
筋肉痛 翌日まで(下りが効いた)
膝痛 なし
靴擦れ なし(Lafumaを履いていた)
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