山行記録2011/1 畦ヶ丸 (あぜがまる)
(Homeへ)
【日程】 2011年1月22日(土)
【天気】 快晴(^^;
【メンバー】 会社の同僚N.I
【概要】 「西丹沢自然教室−善六のタワ−畦ヶ丸−一軒家避難小屋−大滝橋」
最高到達点標高1,293m、歩行距離10.0km、標高差854m、累積標高差+890m−995m
歩行時間4:14、所要時間6:24
畦ヶ丸手前稜線より加入道山・大室山
【場所】
神奈川県を代表する丹沢山塊。
西丹沢・檜洞丸の更に西、山梨県境に近い所にある。
【ルート】
ガイドブックに載っていたルート。
西丹沢自然教室から登って、大滝橋に下山するグルリップ。
バスの時間次第で、ピストンに変更することも視野に入れる。
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩は、白四角と山頂だ。
【所要時間】
場所 |
西丹沢 自然教室 |
権現山分岐 ベンチ |
善六の タワ |
ベンチ |
1148 ピーク |
畦ヶ丸 |
畦ヶ丸 避難小屋 |
大滝峠上 ベンチ |
一軒家 避難小屋 |
マスキ嵐沢 上ベンチ |
大滝橋 |
計 |
標高(m) |
544 |
699 |
1,022 |
1,042 |
1,148 |
1,293 |
1,273 |
1,005 |
809 |
646 |
439 |
854 |
区間距離(km) |
1.3 |
1.5 |
0.1 |
0.5 |
0.9 |
0.1 |
1.3 |
1.2 |
0.8 |
1.7 |
9.4 |
|
累計距離(km) |
1.3 |
2.8 |
2.9 |
3.4 |
4.3 |
4.4 |
5.7 |
6.9 |
7.7 |
9.4 |
||
着時刻 |
8:00 |
9:01 |
10:12 |
10:15 |
10:45 |
11:13 |
12:31 |
13:01 |
13:44 |
14:08 |
14:50 |
6:24 |
発時刻 |
8:26 |
9:18 |
10:12 |
10:28 |
10:45 |
12:29 |
12:33 |
13:10 |
13:45 |
14:20 |
15:23 |
|
区間タイム |
0:35 |
0:54 |
0:03 |
0:17 |
0:28 |
0:02 |
0:28 |
0:34 |
0:23 |
0:30 |
4:14 |
|
区間タイム小計 |
0:35 |
0:54 |
0:20 |
0:28 |
0:30 |
0:34 |
0:53 |
|||||
所要時間累計 |
0:35 |
1:29 |
1:32 |
1:49 |
2:17 |
2:19 |
2:47 |
3:21 |
3:44 |
4:14 |
||
標準タイム |
0:45 |
1:25 |
0:25 |
0:40 |
0:48 |
0:45 |
0:55 |
5:43 |
||||
標準タイム累計 |
0:45 |
2:10 |
2:35 |
3:15 |
4:03 |
4:48 |
5:43 |
|||||
歩行速度(km/h) |
2.3 |
1.7 |
1.7 |
1.6 |
1.9 |
4.3 |
2.7 |
2.1 |
2.2 |
3.4 |
2.2 |
・標準タイムは、山と渓谷社「YAMAP丹沢」のタイムを採用。
・全区間ともに早かった。
特に登り区間は大幅に時間短縮。
・今回特に飛ばしたわけではないのだが・・・。
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
断面図でわかるように、良いところにベンチがあって、休憩場所には事欠かない。
【はじめに】
冬場の車アプローチに備え、スタッドレスタイヤを新調した。
試しに雪のあるところに行きたいところだが、乾燥した舗装路もフィールが変わってしまい、先ずはこちらを慣れたい。
ということで、路面凍結の恐れはあるが、雪はない丹沢に行くことにした。
丹沢も未踏峰が少なくなってきた。
西丹沢にターゲットを絞り、畦ヶ丸に白羽の矢を立てる。
グルリップすると、バスで駐車場に戻らなければならないのが難点だが、バスダイヤ次第だろう。
【これより本題】
5:00起きで、5:20出発。
この時間帯だと、首都高が定価になってしまうのが難点だ。
まずまず順調に流れ、相棒を拾って、横浜青葉ICを出発したのは7:00頃だった。
R246から丹沢湖を目指すと、「路面凍結注意」の看板が。
確かに外気温計は0℃付近を指している。
今までならビビリモードに入るのだが、今日はスタッドレスという強い味方が・・・。
まぁ過信しているわけではないが、心強いことこの上ない。
西丹沢が近づくと、前方の山が白っぽいのに気づいた。
「霧氷」だ。
期待していたスノーハイクは無理のようだが、良いものを見れた。
天気が良いから、日に当たったらすぐに融けてしまうだろう。
間近で見られないのが残念だ。
さて、西丹沢自然教室には8時頃に到着。
早く着いたのにもかかわらず、駐車場には車が一杯。(以前年末に来たときはガラガラだったのに)
最後の1台に滑り込む。
タバコを吸ったら、出発準備をして、自然教室の建物に向かう。
すると、係の人がでてきて登山届けを出すよう言われた。
今日はちゃんと人もいるんだ。。。
以前は閉鎖されていたトイレも開いている。
済ませて、登山届けを提出。
鉄の吊り橋を渡って出発。
遠くから見た霧氷。
いきなり登場した堰堤を乗り越える階段が、結構きつかったりする。
実は本日一番の難所は、この階段かも。。。
その後は、写真のような木橋で徒渉を繰り返し、沢沿いに遡ることになる。
堰堤を除くと、傾斜はあまりない。
権現山分岐ベンチで休憩。
T.Nのおみやげの行動食で、パワー充填。
日が当たってポカポカだ。
今日はマイナーコースで、誰にも合わないかと思っていたが、休憩中に3人通過。
どこに行っても人はいるものだ。
下棚(しもんだな)分岐。
左に行くと滝があるが、行かなかった。
氷瀑だったかも知れないので、行っておけば良かった。(後の祭り)
次の本棚分岐を過ぎると、本格的な登りになる。
途中にベンチがあったが通過。
善六のタワを過ぎ、小ピークのベンチで休憩。
すぐに、こんな階段が出てきて、急な登りになる。
高度を稼ぐと、わずかに残雪が出てくる。
北の斜面には結構雪があった。
いつ降ったものだろうか。
木々の間から見えてきたのは、奥秩父や大菩薩嶺のようだ。
少し雪が着いているようだ。
こちらは雲取山か。
木ノ間から、加入道山・大室山が見える。いずれここも行くぞ〜。
こちらから見ると、大室山は双耳峰だった。
畦ヶ丸山頂1,293m到着。
木に囲まれていて、展望は開けていない。
この時期、葉が落ちているから、見える方だろう。
ちょっと行ったところに、白峰三山がよく見えるところがあった。
三つ峠の向こうに、甲斐駒ヶ岳も、うっすら見えた。
カシバードでもうっすらだ。
山頂のベンチで、マッタリ昼食。
カップ麺がまいう〜。
更に、食後はティータイム。
時々日が陰ると寒くなるが、風もほとんど無く、ポカポカだ。
ちなみに、気温は1℃位。
バスの時間があるので、早めに出発。
すぐに畦ヶ丸避難小屋に着く。
中に入ってみると、トイレ付きで毛布も備え付けられていて、なかなか快適そうな小屋だ。
しかも、ストーブまである。
奥多摩のバンガローより、よっぽど快適そうだった。
これなら縦走の泊まりに使えそうだ。
長い下りをこなすと、大滝峠上にベンチがある。
ここで一服。
タバコがうまい。
涸れ沢のステタロー沢まで下り、更に歩くと次第に流れが出てくる。
沢の両岸には氷がせり出す。
凍りついている支流。
こんなの初めて見た。
橋を渡ると、一軒家避難小屋。
こちらにはストーブはなかったが、毛布はあった。
ここは通過し、マスキ嵐沢上ベンチで最後の休憩。
桟道崩落地は鎖場になっていた。
写真右下に、落ちた桟道が横たわっている。
林道に合流し、しばらく行くと、右手に見事な氷瀑ができていた。
氷瀑と言うより、支流が凍ったものと言うべきかも。
すぐに大滝橋登山口に到着。
バスの時間には30分ほどある。
近くのキャンプ場に行って、トイレ拝借。
ここからバスで西丹沢自然教室に戻る。
普通の大きいサイズのバスなので、道が狭くなっている崖下の通過は、アクロバット的なハンドルさばきだった。
岩まで5cm位の所を通過した。
こんな路線の運転手は大変だ。
車に戻ったら、バスが発車する前に出発。
中川温泉に行く。
信玄館はめちゃ混みっぽかったので、魚山亭やまぶきで温泉に浸かった。
養魚場併設の宿で、期待できそうだったが、宿の夕食準備と重なり、食事はできなかった。
(後で調べたら、めちゃくちゃ高級料理で高額だったので、食べなくて正解かも)
往きに見つけてあったそば処「山さ季」に向かう。
道の駅「西丹沢」の近くにある。
着いたら、店の入り口に「準備中」の看板が。。。
車から様子をうかがっていると、中から店の奥さんが出てきて、招き入れてくれた。
この店、昼間のみ営業で、夜は予約制らしい。(ちなみに夜はお酒の店らしい)
中に入って初めてわかった話。
たまたま気まぐれで入れてくれたみたい。
(それで暖簾が掛かっていないわけだ)
飲み屋みたいにお通しが出てきた。
お茶を飲みながら、お通しを食べて蕎麦を待つ。
畳屋さんが副業で趣味みたいにやっている店のようで、なかなか凝った蕎麦である。
自然薯をつなぎにしてあるから、なかなか腰がある。香りの良い蕎麦だ。
つゆはめちゃくちゃ濃い。そば湯でかなり薄めて、やっと飲める味になる位。
この蕎麦は当たりだった。(値段は高いけどね)
また、自然薯そのものも頼んで食べてみると、すごい粘りでなかなか切れないほど。
濃厚な味わいだった。さすが露地物だ。まるで餅みたい。
山菜天は、家庭料理っぽい感じだった。
というわけで、山行は無事終了。
氷の芸術と温泉、それにうまい蕎麦、なかなか満足度の高い山旅となった。
感謝!!!!!
筋肉痛 |
なし |
膝痛 |
なし |
靴擦れ |
なし(Lafumaを履いていた) |
【コスト】
用途 |
金額 |
アプローチ |
5,753 |
宿泊 |
0 |
飲食 |
2,465 |
その他 |
800 |
合計 |
9,018 |
近場でも、意外に安くはない。千葉県在住は山行には不利だ。
さぁ、次はどこに行こうか。。。
(Homeへ)