山行記録2011/5 鳳凰山(ほうおうざん)  【序章】

 

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【日程】        201153()55()

【天気】        初日:曇り後、二日目:快晴(^^;、三日目:晴れ後曇り

【メンバー】  会社の同僚N.I

【概要】        「夜叉神の森−夜叉神峠−南御室小屋(泊)」

               「南御室小屋−砂払岳−薬師岳−観音岳(ピストン)(泊)」

                   「南御室小屋−夜叉神の森」

                最高到達点標高2,840m、歩行距離21.2km、標高差1,464m、累積標高差1,945m1,945m

 

 

砂払岳より、白峰三山を望む

説明: 説明: 砂払岳より白峰三山

 

 

【場所・概要】

南アルプスの北部に南北に延びる鳳凰山。

薬師岳・観音岳・地蔵岳をもって、鳳凰山または鳳凰三山と呼ばれる。

甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・白峰三山が間近で、天気さえ良ければ、素晴らしい眺望が得られるのは間違いない。

(冒頭の写真の通り)


大きな地図で見る

 

 

 

【ルート】

夜叉神の森から入山し、鳳凰山縦走。

今回はテント山行(荷物が重い)且つ残雪期(きつい)ということもあり、前回よりも楽な日程とコースを組んだ。

(宿泊場所は、必然的にテン場のある南御室小屋となる)

説明: 説明: 鳳凰山ルート地図640_832

※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。

以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、小屋・ピークと白四角の地点だ。

 

【所要時間】

5/3(火)

場所

夜叉神

の森

休憩

夜叉神

峠小屋

ベンチ

杖立峠

山火事跡

苺平

南御室

小屋

累積標高差

標高(m)

1,376

1,685

1,787

1,999

2,173

2,355

2,511

2,433

1,135

1,247

-187

区間距離(km)

1.3

0.6

1.3

0.8

1.9

0.7

1.3

7.8

累計距離(km)

1.3

1.8

3.1

3.9

5.8

6.5

7.8

着時刻

8:14

8:45

10:07

10:38

11:50

13:37

14:17

6:50

発時刻

7:27

8:25

9:04

10:17

11:00

12:44

13:47

区間タイム

0:47

0:20

1:03

0:21

0:50

0:53

0:30

4:44

区間タイム小計

1:07

1:24

1:43

0:30

所要時間累計

0:47

1:07

2:10

2:31

3:21

4:14

4:44

標準タイム

1:00

1:15

1:15

0:30

4:00

標準タイム累計

1:00

2:15

3:30

4:00

歩行速度(km/h)

1.6

1.7

1.2

2.3

2.3

0.8

2.6

1.6

 

5/4(水)

場所

南御室

小屋

砂払岳

薬師岳

小屋

薬師岳

観音岳

薬師岳

薬師岳

小屋

砂払岳

南御室

小屋

累積標高差

標高(m)

2,433

2,688

2,709

2,780

2,840

2,780

2,709

2,707

2,433

407

519

-519

区間距離(km)

1.3

0.3

0.2

1.0

1.0

0.2

0.2

1.4

5.6

累計距離(km)

1.3

1.6

1.8

2.8

3.8

4.0

4.2

5.6

着時刻

8:05

9:00

9:12

9:54

11:40

12:12

12:31

13:28

6:15

発時刻

7:13

8:43

9:00

9:17

11:13

12:05

12:22

12:56

区間タイム

0:52

0:17

0:12

0:37

0:27

0:07

0:09

0:32

3:13

区間タイム小計

1:09

0:12

0:37

0:27

0:07

0:41

所要時間累計

0:52

1:09

1:21

1:58

2:25

2:32

2:41

3:13

標準タイム

1:10

0:10

0:30

0:20

0:05

0:50

3:05

標準タイム累計

1:10

1:20

1:50

2:10

2:15

3:05

歩行速度(km/h)

1.5

0.9

1.2

1.6

2.1

2.0

1.4

2.6

1.7

 

5/5(木)

場所

南御室

小屋

苺平

山火事跡

杖立峠

夜叉神

峠小屋

夜叉神

の森

累積標高差

標高(m)

2,433

2,511

2,400

2,173

1,787

1,376

-1,135

-1,247

190

区間距離(km)

1.3

0.7

1.9

2.1

1.8

7.8

累計距離(km)

1.3

2.0

3.9

6.0

7.8

着時刻

 

9:31

10:15

11:26

12:17

13:34

4:36

発時刻

8:58

9:47

10:52

11:35

13:07

区間タイム

0:33

0:28

0:34

0:42

0:27

2:44

区間タイム小計

0:33

1:02

0:42

0:27

所要時間累計

0:33

1:01

1:35

2:17

2:44

標準タイム

0:30

1:20

1:10

0:30

3:30

標準タイム累計

0:30

1:50

3:00

3:30

歩行速度(km/h)

2.3

1.5

3.4

2.9

4.1

2.8

 

・標準タイムはガイドブック(JTBパブリッシング社「大人の遠足 日本百名山 山歩きガイド」)のタイムを採用。

 

・初日は、久々の荷物の重さが堪えたのと、ひたすら続く登りにヘロヘロだった。

・二日目は荷物が軽かったとはいえ、雪道が堪えた。但し若干オーバーしてはいるが、誤差の範囲。

・三日目の下りは、快調だった。超っ早。

 

・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字

 

説明: 説明: 鳳凰山ルート断面図_目盛固定

 

 

【はじめに】

いよいよ春山の季節到来だ。

今年のGWは、有給取得強化で10連休が取れた。

まぁ、そんなに続かなくても、3連休で充分行ける計画は立てていたのだが・・・。

前半は長男と実家に帰省するので、後半に山行を計画した。

 

最近平坦なところばかり行っていたが、そろそろ本格的な山に行くことにする。

といっても、ヘビーなところはまだまだ雪の量が半端ではなく、素人には手が出せない。

適度な雪の量で、雪崩や滑落の危険がなく、且つ雪山の眺望が望めるところということで、再び鳳凰山に白羽の矢を立てた。

以前は秋山最終の時期に登っているので、季節を変えてもう一度ということになる。

今回はテント泊とする。

 

念のため、ブログなどでGW時の過去の状況を調べ、積雪量の目星を付けておく。

テン場のある南御室小屋は標高2400m強で積雪がありそうだが、−10℃の上高地でのスノーキャンプや、同じく−10℃の妙高山テント泊の経験から、この時期であれば、少々寒くても、夏用テントで行けると踏んだ。

夏用シュラフしか持っていないので、もちろん着ぶくれて寝ることになる。

 

鳳凰山は、稜線に出てしまえば風で飛ばされて雪が少ないのはわかっている。

途中の樹林帯は、軽アイゼンで充分だろう。

また、急な凍結した斜面もないので、ピッケルも必要ない(はず)。

 

気になるアプローチも、まあ凍結や積雪はあるまいが、念のためスタッドレスタイヤを履いたままにしておいた。

結果的には、ノーマルタイヤでも全く問題なく、杞憂に終わった。

 

問題は、距離と天気だ。

小屋泊の荷物でも、ここのダラダラと続く登りが堪えた記憶がある。

テント装備の重い荷物を担いで、行けるんかいな??

最近楽をしていたので、確実に体が鈍っているに違いない。

念のため、4月に入ってから、筋トレを再開。

スクワットで、脚力の復活を期す。

 

天気の方だが、当初の予報は芳しくなく、中止も視野に入れていたが、直前の予報では、まあまあになってきた。

特に二日目の天気が良さそうなので、稜線散歩はピーカンが期待できる。

下界では、日本海側〜群馬・栃木北部を中心に、初日の午後に雨という予報もでていたが、だいぶ南なので大丈夫だろう。

 

出発前日に決行を決め、準備を整える。

出発日の5/2、相棒は仕事なので、登山口まで夜行で移動し、車中で仮眠して、早朝発とする。

 

というわけで、22時過ぎ発。

さすがGWで、事故渋滞やら、平日深夜にも関わらず、自然渋滞が発生している。

なんとか予定よりちょっと遅れ程度で、中央道に乗り入れるが、小仏トンネルまでは渋滞。

その後流れて、甲府昭和ICで一般道へ。

工事通行止めで、芦安温泉辺りから迂回路を通って、登山口のある夜叉神の森(やしゃじんのもり)着は5/3 3:00頃だったか。

まだ冬期閉鎖中のゲート前の無料駐車場に車を駐める。

さすがGW。広い駐車場は車で一杯だった。

 

意外に気温が高く、車載外気温計は10度C以上あった。

ペラペラの下界用シュラフに潜り込み、車中泊だ。

 

 

【コスト】

用途

費用

アプローチ

6,277

宿泊

1,000

食事

7,521

その他

1,300

 16,098

 

 

 

鳳凰山初日に続く)

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