山行記録2011/9 笠ヶ岳(かさがたけ)  【序章】

 

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【日程】          2011923()秋分の日−924()

【天気】          初日:曇り後一時霰、二日目:快晴(^^)

【メンバー】    単独

【概要】          「鍋平駐車場−鍋平高原駅、新穂高温泉駅−笠新道−笠ヶ岳山荘(小屋泊)」

「笠ヶ岳山荘−笠ヶ岳(ピストン)−笠新道−新穂高温泉駅、鍋平高原駅−鍋平駐車場」

最高到達点標高2,897m、歩行距離25.4km、標高差1,794m、累積標高差2,272m2,272m

 

 

杓子平より笠ヶ岳

説明: 説明: 杓子平より笠ヶ岳

 

 

【場所・概要】

北アルプスの南西部。

槍ヶ岳・穂高連峰の西側、川(谷)を挟んだ所に位置する。

当然槍・穂の展望台として期待できる。

岐阜県にあり、今回歩いた山域は岐阜県からは出ていない。


大きな地図で見る

 

 

 

カシバードで見た今回のルート。

説明: 説明: 笠ヶ岳ルート俯瞰図

 

北アルプスにおける位置関係は下図のようになっている。

説明: 説明: 雲の平マップ

 

 

【ルート】

新穂高から入山し、登山口までは林道歩き。

笠新道経由で笠ヶ岳をピストン。

杓子平への登りは、急登且つ長いというのが有名で、相棒達に敬遠された。

説明: 説明: 笠ヶ岳ルート地図登り

※この地図は、国土地理院測量結果「電子国土9000」と「日本高密メッシュ標高セット(10mメッシュ標高データ)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。

以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角の地点だ。

 

ルートの断面図はこの通り、笠新道の急登がわかる。傾斜・距離ともにきつい登りが続くのだ。累積標高差は、2,000mを越える!!!!!

説明: 説明: 笠ヶ岳ピストンルート断面図_目盛固定時間補正

 

 

【はじめに】

夏休みの雲の平からだいぶ時間が開いてしまった。

長期縦走で満腹だったこともあるが、意外に週末の天気が優れなかったのだ。

また、同じメンバーで9月の3連休で南アルプスの塩見岳に行くという計画もあり、それ以外に考えていなかったせいかもしれない。

 

さて、最初の3連休(9/17−19)は、天気予報がイマイチで、さっさと延期が決まったが、次の3連休(9/23−25)は一人都合が悪いとのこと。

二人で行ってくれば・・・、という話もあったが、やはり初志貫徹。

塩見岳は三人そろわないとダメということになり、10月に延期が決まった。

決まったのは、9/19深夜のことである。

 

となると、なかなか次の候補について打ち合わせている余裕がない。

久々に単独行にしようかな。

なかなか賛同者が現れなかった急登の笠新道にチャレンジすることにした。

ここなら勝手に一人で行っても文句は出るまい。

日本百名山No.57笠ヶ岳に決定。

 

問題は、やはり体力面にある。

荷物が軽ければ大丈夫だろうということで、テント泊を取りやめ、久々の小屋泊で計画する。

体力不足を金で解決しようということだ。

念のため小屋のHPで調べると、一人なら予約は要らないらしいので、面倒もない。

 

天気の方だが、台風が気になるところだ。

ずっと沖縄付近に停滞していた台風が、大型に発達して静岡県に上陸。

首都圏も帰宅難民が出るなど、各地に大きな被害をもたらした。

 

台風は速度を速めて通過したので、当日の天気は問題なさそうだが、アプローチと登山道は大丈夫だろうか。

9/22に笠ヶ岳山荘に電話を入れ、笠新道に問題ないことを確認。

ネットでアプローチも大丈夫らしいことがわかった。

 

さて、出発は9/22(木)の夜である。

仕事を終えて帰宅後、夕食・風呂を済ませて早めに出発。

順調に進むが、なんと首都高が大渋滞。

箱崎手前から外苑までずっとつながっていた。

外苑付近の工事で車線規制されていたのが原因だ。

連休の前にやるなよって感じ。

 

国立まで2時間と普段の倍も時間がかかってしまったが、その後は順調に流れた。

松本ICから上高地線(野麦街道)を走り、有料の安房トンネルを抜け、平湯温泉からR471へ。

奥飛騨温泉郷 新穂高温泉の登山者用無料駐車場穂目指す。

駐車場に着いたのは3:20頃だった。

 

すると、深夜にもかかわらず係員がいて、満車だということで、鍋平の無料駐車場に誘導され、地図を渡された。

早速地図に従って進むと、車はどんどん斜面を上っていく。

真っ暗な鍋平駐車場まで移動し、車中で仮眠して、早朝発とする。

電気は付いていないが、トイレはあるので、ヘッデンをつけてトイレを済ませる。

寝袋に入ったのは4時近かった。

一人で起きられそうもないと思って持参した、大型の目覚まし時計を5:30にセットした。

 

 

【総コスト】

用途

費用

アプローチ

13,662

宿泊(一泊二食)

9,000

食事

3,813

その他

1,200

 27,675

さすがにコストがかさんだ。

一人なので、アプローチが重くのしかかる。

1,000円高速がなくなったのも痛い。

それでも高速代は土日祝日割引と深夜割引で5,740円の節約。

燃費が15.4km/Lとまあまあだったのも救いだ。

もちろん、小屋泊まりなので、そちらもコストアップ。

 

 

初日:笠新道に続く)

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