山行記録2010/12 霧ヶ峰 (きりがみね

 

Homeへ)

 

【日程】        20111126()

【天気】        快晴(^^;

【メンバー】  会社の同僚N.I

【概要】        車山肩−車山(ピストン)

最高到達点標高1,925m、歩行距離3.6km、標高差124m、累積標高差118m118m

歩行時間1:02、所要時間1:24

 

車山山頂より八ヶ岳・富士山

説明: 車山山頂より八ヶ岳・富士山

 

【場所】

八ヶ岳北西(白樺高原・蓼科高原の西)の高原地帯を霧ヶ峰という。

車山はその最高峰で、蓼科山の真西にある。

長野県中部で、本州のど真ん中の山と言えなくもない。

当然、周りのいろいろな山が見える好立地なのである。


大きな地図で見る

 

 

【ルート】

道の状況が良い車山肩まで車で入り、駐車場から、山頂までピストン。

お手軽ハイキングコースだ。

説明: 霧ヶ峰ルート地図

※この地図は、国土地理院測量結果「電子国土9000・・・Web閲覧サービス」「日本高密メッシュ(10mメッシュ標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。

以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、山頂だ。

 

【所要時間】

場所

車山肩

車山

車山肩

標高(m)

1,801

1,925

1,801

124

区間距離(km)

1.8

1.8

3.6

累計距離(km)

1.8

3.6

着時刻

-

10:42

11:302

1:24

発時刻

10:06

11:04

-

区間タイム

0:36

0:26

1:02

区間タイム小計

0:36

0:26

所要時間累計

0:36

1:02

標準タイム

0:45

0:30

1:15

標準タイム累計

0:45

1:15

歩行速度(km/h)

3.0

4.2

3.5

・標準タイムは、JTBパブリッシング「大人の遠足 日本百名山 山歩きガイド」のタイムを採用。

・全区間で、標準タイムより大幅に短縮。

・っていうか、そもそもハイキングなのである。

・なぜか累積標高差より、実際の標高差の方が大きくなってしまった。

誤差によるものだが、平坦なことの表れでもある。

・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字

 

説明: 霧ヶ峰ルート断面図_目盛固定時間補正

断面図でわかるように、ほぼ平地である。よって、歩行速度も町歩き並み。

 

【はじめに】

今年は週末の天気がイマイチで、9−11月は一回ずつの山行と例年に比べて頻度が低下している。

当然、距離と高さの部屋のグラフも低調で、毎年更新してきた記録もとうとう前年割れの見込みとなっている。

まるで日本の景気のようだ。

 

とはいえ、準備を怠っていたわけではない。

かなり登り尽くしてきた八ヶ岳の未踏峰である「峰の松目」に狙いをつけ、硫黄岳とのセットで計画を立てていた。

峰の松目は、八ヶ岳の「八ッ」に数えられるピークで、「七ッ」まで踏破したからには行っておきたい山だ。

ちなみに、踏破済みの「七ッ」は西岳、編笠山、権現岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳である。

 

想定ルートは、桜平−夏沢鉱泉−オーレン小屋−夏沢峠−硫黄岳−赤岩の頭−峰の松目−オーレン小屋−夏沢鉱泉−桜平だ。

硫黄岳とのセットとなると、累積標高差1,000m越え・距離も11km以上と長丁場だ。

アプローチも長いので、早めに行く必要がある。

ということで、金曜日の夜に食事と風呂を済ませて、22時前に出発する。

いつになく空いていて、石川PA到着は23時頃だった。

 

八王子で相棒を拾って、双葉SAで車中泊。

かなり厚着して寝たのだが、朝寒くて目が覚めた。

やはり車載シュラフ(+5℃対応)では耐えられなかったか?

ちなみに外気温計は3℃を指していた。

 

【これより本題】

起床は5:30。

起きてすぐにエンジンを掛け、暖房する。

ようやく暖まって、窓の曇りがとれた。

昨晩空いていたSAも早出の車が来て満車になっている。

早速おにぎりを食べて出発する。

 

快調に走らせ、八ヶ岳が見えるところに来ると、なんと八ヶ岳冠雪しているではないか。

しかもかなり下の方まで白い。

ちょうど日の出の時間で、きれいにモルゲンロート。

説明: 111126-062919八ヶ岳モルゲンロート

 

ちょっと甘く見すぎていたかも知れない。

昨年の11/27に西岳に登っているが、そのときより雪の量が多そうだ。

今回の登山口である桜平の標高が約1,900mと高いこともあり、アプローチにも不安がある。

硫黄岳の標高も2,760mと、西岳の約2,400mよりだいぶ高いし、きついかも。

しかも、相棒はアイゼンを持ってきていないというのだ。

 

これは無理かもと思いつつ、とりあえず桜平の偵察を兼ねて進む。

 

説明: 111126-071622桜平分岐

 

 

 

 

 

別荘地を過ぎると、砂利道に変わる。

唐沢鉱泉との分岐を右折し、夏沢鉱泉方面へ。

この道がなかなか悪路で、幅員が狭い上に露岩や凹凸で気を遣う道だ。

徒渉地点は橋もあるので何とかクリアしたが、その先で道に雪が登場。

下り坂だったこともあり、帰りに登り返せない恐れがあるため、そこで断念。

 

 

 

 

 

 

 

説明: 111126-081929風呂場

 

 

 

 

やっとの思いで引き返し、せっかくなので唐沢鉱泉に行ってみる。

こちらも砂利道だが、広くて快適な道だ。

 

朝食タイムで忙しいかなと思いつつ、受付で確認したら、日帰り入浴可能ということなので、朝風呂に入ることにした。

(登山基地だけあって、朝が早いようだ)

7時から入浴可能だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、これで予定が大幅に狂ってしまった。

予備コースは考えていない。

この近辺で、しかも出遅れているから、短時間で済むところということになると、またまた霧ヶ峰の出番だ。

近年こんなんばっか。。。

 

下界に下りてくると、八ヶ岳を見渡すことが出来る。

逆光で見づらいが、硫黄岳にはかなりの雪が着いており、アプローチが大丈夫でも登るのは無理だったかも。

説明: 111126-091120天狗岳・硫黄岳

天狗岳より低い根石岳が真っ白なのは意外だった。

説明: 111126-091120天狗岳・硫黄岳_カシバード

 

蓼科山が美しい。ここも冠雪している。

説明: 111126-091157蓼科山

 

冠雪した天狗岳・根石岳・箕冠山と下界の紅葉の対比が絶妙。

説明: 111126-091201天狗岳・根石岳・箕冠山

先ほど行った唐沢鉱泉桜平の位置関係がよくわかる。

説明: 111126-091201天狗岳・根石岳・箕冠山_カシバード

 

箕冠山・硫黄岳・峰の松目・横岳

説明: 111126-091202箕冠山・硫黄岳・峰の松目・横岳

行くはずだった峰の松目は、左側からのアプローチになるので結構急だ。

雪はたいしたことがなさそうなので、峰の松目だったら行けたかも。

説明: 111126-091202箕冠山・硫黄岳・峰の松目・横岳_カシバード

 

 

説明: 111126-100614車山の肩を出発

 

 

 

 

 

 

 

 

だいぶ寄り道したが、ようやく車山肩に到着。

標高1,800mだが、こちらは舗装でしかも南面で雪や凍結は皆無。

 

 

 

 

 

 

 

北アルプスの眺望が素晴らしい。

この時期、空気が澄んでいるので、視界が良い。

やはり秋から冬が一番だ。

北アルプスは、北にあるし、標高も高いので、さすがに真っ白だ。

説明: 111126-100849北アルプス

奥穂高岳・水晶岳・燕岳・立山・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・美ヶ原は登っている。

説明: 111126-100849北アルプス_カシバード

 

乗鞍岳も真っ白。さすが3,000m峰。

説明: 111126-100900乗鞍岳

手前の鉢盛山には雪がない。

説明: 111126-100900乗鞍岳_カシバード

 

だいぶ南の御嶽山も真っ白。やはり3,000m級は違う。

説明: 111126-100904御嶽山

 

説明: 111126-100904御嶽山_カシバード

 

ちょっと低い中央アルプスは雪が少ない。それでも3,000m弱はあるのだが。

説明: 111126-100906中央アルプス

 

説明: 111126-100906中央アルプス_カシバード

 

説明: 111126-101406冠雪した登山道

 

 

 

 

 

 

 

景色に見とれていたが、気を取り直して歩き始めると、登山道(だだっ広いハイキングコース)にも、雪が積もっている。

気温が低く凍っているので、泥濘が無くて良い。

 

 

 

 

 

 

 

 

立山・後立山の雪の量は半端でない。

説明: 111126-101616立山・後立山

針ノ木岳から右の後立山連峰は3,000mを若干下回るが、日本海に近く雪が多い。

説明: 111126-101616立山・後立山_カシバード

 

穂高・槍・表銀座の素晴らしい眺め。

説明: 111126-101622穂高・槍・表銀座

来年は、常念岳槍ヶ岳に行きたい。

説明: 111126-101622穂高・槍・表銀座_カシバード

 

乗鞍岳アップ。

説明: 111126-101632乗鞍岳

 

説明: 111126-101632乗鞍岳_カシバード

 

御嶽山アップ。

説明: 111126-101638御嶽山

 

説明: 111126-101638御嶽山_カシバード

 

穂高連峰・槍ヶ岳がクッキリ。

説明: 111126-101644穂高・槍

槍の穂先にも大量の雪が着いている。春先にはだいぶ落ちていたのだが・・・。

説明: 111126-101644穂高・槍_カシバード

 

爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳アップ。

説明: 111126-101652爺ヶ岳・鹿島槍・五龍

 

説明: 111126-101652爺ヶ岳・鹿島槍・五龍_カシバード

 

鹿島槍ヶ岳超アップ。

説明: 111126-101704鹿島槍アップ

 

説明: 111126-101704鹿島槍アップ_カシバード

 

槍ヶ岳超アップ。

説明: 111126-101723槍ヶ岳

中岳も結構尖っている。南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳と全て3,000m峰だ。

説明: 111126-101723槍ヶ岳_カシバード

 

穂高連峰が荒々しい。

説明: 111126-101732穂高アップ

ジャンダルム・奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳が3,000m峰だ。

説明: 111126-101732穂高アップ_カシバード

 

南アルプス北部。主要峰は全て登った。

説明: 111126-103653南アルプス

薬師岳・観音岳・地蔵ヶ岳鳳凰三山甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳の奥に3,000m峰の北岳・間ノ岳

説明: 111126-103653南アルプス_カシバード

 

 

説明: 111126-104222車山山頂

 

 

 

 

 

 

 

気分良く歩いて行くと、すぐに車山(くるまやま)山頂1,925mに到着。

うっすらと雪化粧している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく素晴らしい眺望だ。

まさに、360°の大展望である。

南からの風が寒いので、風を避けた場所に陣取って一服。

素晴らしい景色を観ながら、タバコがうまい。

 

八ヶ岳・富士山

説明: 111126-104351八ヶ岳・富士山

八ヶ岳も主要峰は大体登った。

説明: 111126-104351八ヶ岳・富士山_カシバード

 

蓼科山・北八ヶ岳

説明: 111126-104358蓼科山・北八ッ

 

説明: 111126-104358蓼科山・北八ッ_カシバード

 

北アルプス北部。

説明: 111126-104415北アルプス北部

登ったのは、水晶岳・燕岳・立山・劔岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・唐松岳・白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳・蝶々深山・美ヶ原

説明: 111126-104415北アルプス北部_カシバード

 

中央アルプス

説明: 111126-104433中央アルプス

空木岳・東川岳・熊沢岳・檜尾岳・濁沢大峰・伊那前岳・宝剣岳・木曽駒ヶ岳は登った。

説明: 111126-104433中央アルプス_カシバード

 

高妻山・火打山・妙高山

説明: 111126-104545高妻山・火打山・妙高山

火打山・焼山は標高が低いのに真っ白だ。

説明: 111126-104545高妻山・火打山・妙高山_カシバード

 

浅間山

説明: 111126-105017浅間山

 

説明: 111126-105017浅間山_カシバード

 

遥か遠くの至仏山・燧ヶ岳・武尊山

説明: 111126-105031至仏山・燧ヶ岳・武尊山

雪が着いていないと見つけられまい。

説明: 111126-105031至仏山・燧ヶ岳・武尊山_カシバード

 

奥白根山も。

説明: 111126-105051奥白根山

 

説明: 111126-105051奥白根山_カシバード

 

 

いつもなら山頂でマッタリするのであるが、風が強くて寒い。

早々に退散する。

昼飯は下界に下りてからにしよう。

 

 

説明: 111126-122846だんべえそば

 

 

 

 

 

大門街道沿いの萌葱の家にて「だんべえそば」キノコバージョンを食べた。

ここは量もたっぷりで超満腹。

値段は高いが美味かった。

特に濃厚な汁が、出汁が効いていて美味かった。

そば湯は濃厚なタイプ。

 

 

 

 

 

 

 

説明: 111126-132633内湯

 

 

 

 

 

 

 

 

次は、またまた温泉。

尖石温泉「縄文の湯」で暖まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、お手軽山行は幕を閉じる。

霧ヶ峰は本当にいいところだ。

やはり天気が良いと最高だ。

 

さて、時間も早いので渋滞もまだ始まっていないか?

さっさと帰ることにする。

期待通り、中央道は空いていた。

ほぼ渋滞なしに、八王子に着く。

 

ところが好事魔多し。

八王子ICで車が料金所のどこかに激突・炎上する騒ぎがあり、これで渋滞となる。

 

そうこうしているうちに、奥多摩紅葉狩り帰りの車などで、府中辺りで大渋滞。

結局11kmの渋滞。

 

首都高も、C1が渋滞。

箱崎付近の故障車のせいだった。

 

それでも自宅到着は、21時過ぎと早いほうだった。

山行帰りとしては画期的に早い。

やはり近場は楽である。

 

筋肉痛

なし

靴擦れ

なし(Lafuma)

関節痛

なし

 

 

【コスト】

費目

料金

アプローチ

7,673

宿泊

食事

2,527

その他

1,100

 11,300

 

次は昨年に続き、忘年山行かな。

ちょっと寒さ対策をしないとダメかも。

それと、そろそろスタッドレスタイヤに履き替えないと・・・。

 

 

Homeへ)

inserted by FC2 system