山行記録201202 高水三山 (たかみずさんざん)
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【日程】 2012年2月4日(土)
【天気】 快晴(^^)
【メンバー】 単独
【概要】 「軍畑駅−高水山−岩茸石山−惣岳山−御嶽駅」
最高到達点標高793m、歩行距離9.3km、標高差557m、累積標高差+827m−829m
歩行時間3:38、所要時間4:39
岩茸石山山頂
【場所】
東京都西部の山梨県と接する地域にある山地が奥多摩。
高水三山は中でも最も東側の平地に近いところに位置する。
【ルート】
高水三山を縦走するとなると、電車が便利だ。
軍畑(いくさばた)駅から歩き始め、御嶽駅に辿り着くルート。
奥多摩入門ルートではあるが、ピークが3つあって、意外に達成感がある。
※この地図は、国土地理院測量結果「電子国土9000・・・Web閲覧サービス」「日本高密メッシュ(10mメッシュ標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、山頂だ。
【所要時間】
場所 |
軍畑駅 |
高源寺 |
高水山 |
岩茸石山 |
惣岳山 |
御嶽駅 |
計 |
標高(m) |
238 |
300 |
759 |
793 |
756 |
236 |
557 |
区間距離(km) |
1.7 |
2.0 |
1.0 |
1.6 |
3.0 |
9.3 |
|
累計距離(km) |
1.7 |
3.7 |
4.7 |
6.3 |
9.3 |
||
着時刻 |
9:48 |
10:18 |
11:32 |
12:33 |
13:32 |
14:34 |
4:39 |
発時刻 |
9:55 |
10:18 |
12:05 |
12:56 |
13:37 |
15:06 |
|
区間タイム |
0:23 |
1:14 |
0:28 |
0:36 |
0:57 |
3:38 |
|
区間タイム小計 |
0:23 |
1:14 |
0:28 |
0:36 |
0:57 |
||
所要時間累計 |
0:23 |
1:37 |
2:05 |
2:41 |
3:38 |
||
標準タイム |
0:30 |
1:00 |
0:35 |
0:40 |
1:00 |
3:45 |
|
標準タイム累計 |
0:30 |
1:30 |
2:05 |
2:45 |
3:45 |
||
歩行速度(km/h) |
4.4 |
1.7 |
2.2 |
2.6 |
3.2 |
2.6 |
・標準タイムは、JTBパブリッシング「大人の遠足 関東の山Best100」のタイムを採用。
・高水山への登りが、標準タイムオーバー。
途中でアイゼンの付け外しをしたのが効いたようだ。
雪の量が少なく、所々雪がない区間が出てきたため。
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
断面図でわかるように、一旦上がってしまえば、割と平坦。もちろん各ピークはそれなりに尖っている。
【はじめに】
寒波到来で、平地でも激寒の日が続く。
ようやく週末に寒気が抜け、暖かい晴天がやって来そうだ。
これを逃す手はないでしょう。
というわけで、急遽山行を計画した。
以前から温めてきたプランの出番である。
標高が高くないので、厳冬期向きだ。
このプランは、グルリップなのであるが、登り口と下り口が異なる。
車で行った場合も、電車の利用が必要になり、効率が悪い。
奥多摩は駅から登山が可能なのがメリットなのだ。
予算の関係もあり、久々の電車山行にした。
これならアプローチコストが約半額で済む。
安くて良いのだが、温泉はあきらめた。
【これより本題】
起床は5:30。
準備をして6:20出発。
7時頃の電車で先ずは新宿へ。
8:19初の「ホリデー快速おくたま3号」で一気に進む。
行楽シーズンの混雑ぶりを知っているので警戒していたが、電車はガラガラで拍子抜けだった。
わざわざ新宿から始発に乗った意味なし。
そのまま普通の快速で行っても良かったかも知れない。
座っていたし、新宿で30分近く待ったというのに・・・。
しかもなんとホリデー快速は、軍畑駅には停車しないことが判明。
てっきり青梅より先は各停になるものだとばかり思っていたのに・・・。
思い込みとは恐ろしいものだ。
仕方ないので、手前の青梅で普通電車に乗り換えることにした。
青梅駅に着くと、ちょうど各停がホームに停まっていたので、すぐに乗り換えが出来た。
寒いホームで待たずに済んだのはラッキー。
何はともあれ、軍畑(いくさばた)駅に到着。
トイレを済ませ、一服したら出発だ。
ここにも積雪があるかと期待していたが、雪は全くなし。
気温も約5℃と暖かい。
先ずは、左に向かって線路を渡り、川沿いの道に出る。
途中までは歩道がある。
斜面の水抜きから出た水が凍結していた。
やはり川沿いの方は気温が低いのか。
平溝橋手前を左折。
この辺りは歩道がなくなっている。
交通量が少ないので危険は少ない。
川の水も一部凍っている。
標識に従い右折、急な坂を登ると高源寺。
ここは通過。
ゆずの里の広告。
京都の愛宕山には、ゆずの里「水尾」があったが、奥多摩にもあったんだって感じ。
柚風呂と宴会のセットというところも同じ。
民家を過ぎ、突き当たりから登山道となる。
すぐに堰堤が出てくるので、左側の階段を上っていく。
階段には圧雪があって滑りやすい。
清浄の滝付近から葛籠折れの始まり。
斜面には雪が積もっている。
アイゼンなしで進んでいたが、滑って歩きにくい。
この辺りで軽アイゼン装着。
装着完了。
これで歩きやすくなるぞ。
葛籠折れを登りきると尾根に出る。
ここを右折する。
なんと雪がないではないか。
面倒だが、一旦アイゼンを外す。
無雪の尾根を登って行く。
上成木からの道と合流。
石柱には八合目と書かれていた。
アイゼンを着けて気持ちよく進む。
常福院の裏手の山頂に向かう。
下界の眺望。
ちょっとの登りで、高水山(たかみずさん)山頂759mに到着。
なんと雪がない。
日当たりの良いベンチに陣取って、カップ麺がまいう〜。
風がなく、ポカポカだ。
日蔭には、雪がタップリ。
気持ちよくスノウハイク。
あれが岩茸石山らしい。
一旦下って登り返し・・・。
岩茸石山への登り。
分岐から岩茸石山本体に取り付く。
右が山頂ルート、左は巻き道。
最後の登り。
アイゼンの効きが良くて快調に登る。
岩茸石山(いわたけいしやま)山頂793m到着。
今回の最高峰なのだが、意外に雪が少ない。
西北西には以前登った川苔山が。
東にはさっき登った高水山。
南南西には、これまた以前登った大岳山・御前山。
西北西西には雲取山・川苔山。
雲取山が見えてラッキーだ。
お汁粉を飲んだら出発。(ポットのお湯はぬるかった)
標識を見ると、ここから次の山行候補の一つ「棒ノ嶺(棒ノ折山)」に行けるようだ。
まぁ、ここに行くときは別のルートで考えているのだが・・・。
下りは結構急な道。
アイゼンを着けたままでは歩きにくかった。
やはり南面は早く雪が溶けてしまうようだ。
なだらかな尾根道歩きが続く。
雪の上をサクサクと気持ちいい。
巻き道を分け、惣岳山に取り付く。
急な登りは、岩場になっていて、一部ロープ場も。
といっても、入門コースだからどうってことない。
すぐに惣岳山(そうがくさん)山頂756mに到着。
木が茂っていて、眺望はない。
タバコを吸ったら、下山開始。
惣岳山本体を下ったら、すぐに雪はなくなった。
後は小さいピークを何個か越えてひたすら下る。
下界に着くと、慈恩寺の横に出た。
踏切を渡り、青梅街道にでて右折すると、すぐに御嶽駅到着。
というわけで、スノートレッキングは幕を閉じる。
無事に感謝!!!!
今日は電車なので温泉はなし。
15:06発の電車に乗って、青梅まで行く。
青梅で快速に乗り換え、目が覚めたら新宿だった。
なんだかんだで自宅到着は、18時近かった。
やはり近場だし、電車は寝て帰れるし楽である。
さて、SCARPAで初めて本格的に歩いたので、使用感を追記しておく。
登りや岩場では快適そのもの。
なかなか良い感じだ。
下りもまあ良いのであるが、ハイカットということもあり、段差の大きいところを下る際、足首が痛くなるのが難点。
足首を前に曲げられないため、負荷がかかるようだ。
歩き方にも問題があるか?
その他は、変な当たりもなく、問題はなさそうだ。
もう暫く慣らして様子を見たい。
気温が低かったせいか、蒸れもなし。
筋肉痛 |
なし |
靴擦れ |
なし(SCARPA) |
関節痛 |
なし |
【コスト】
費目 |
料金 |
アプローチ |
2,100 |
宿泊 |
0 |
食事 |
522 |
その他 |
0 |
計 |
2,622 |
電車で近場だと、かなりのローコストだ。
空いている時期は、これに限るか?
温泉に行けないのが難点だ。
さぁ、次はどこに行こうか。
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