山行記録 戸倉三山 (とくらさんざん)
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【日程】 2013年1月27日(日)
【天気】 快晴(^^)/~
【メンバー】 Y.U
【概要】 「今熊神社−刈寄山−市道山−臼杵山−瀬音の湯」
最高到達点標高842m、歩行距離14.9km、標高差609m、累積標高差+1,427m−1,482m
歩行時間6:40、所要時間7:52
刈寄山より富士山
【場所】
奥多摩の中でも最も八王子寄り。
圏央道・西八王子IC至近の登山口である。
戸倉三山は、秋川渓谷の南に位置し、うち二山はあきる野市と檜原村の境でもある。
すぐ南には高尾山からつながる陣馬山、南西には初山行に行った生藤山が近い。
【ルート】
バス山行でよく使われているメジャールート。
縦走ということで、登り口と下り口が異なるので、マイカー山行には向かない。
今回は、Y.Uの奥様による送迎付により、実現した。
距離が長い上にアップダウンが激しく、侮れないルートである。
標準タイムが8時間近いということでも、その厳しさがわかるだろう。
今熊神社の駐車場に車を駐め、瀬音の湯まで歩いた。
帰りは、瀬音の湯まで迎えに来てもらい、今熊神社まで送ってもらって解散。
※この地図は、国土地理院測量結果「電子国土9000・・・Web閲覧サービス」「日本高密メッシュ(10mメッシュ標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角と山頂だ。
【所要時間】
場所 |
今熊 神社 |
今熊山 |
刈寄山 |
トッキリ場 |
市道山 |
休憩 |
臼杵山 |
荷田子 峠 |
荷田子 |
瀬音の湯 |
計 |
標高(m) |
288 |
505 |
687 |
590 |
795 |
766 |
842 |
400 |
245 |
233 |
609 |
区間距離(km) |
0.8 |
2.7 |
1.8 |
3.2 |
1.9 |
0.5 |
2.7 |
0.4 |
1.0 |
14.9 |
|
累計距離(km) |
0.8 |
3.5 |
5.3 |
8.5 |
10.4 |
10.8 |
13.5 |
13.9 |
14.9 |
||
着時刻 |
7:35 |
8:19 |
9:26 |
10:15 |
11:53 |
13:26 |
13:51 |
15:08 |
15:22 |
15:41 |
7:52 |
発時刻 |
7:49 |
8:21 |
9:38 |
10:15 |
12:27 |
13:33 |
14:06 |
15:08 |
15:24 |
16:40 |
|
区間タイム |
0:30 |
1:05 |
0:37 |
1:38 |
0:59 |
0:18 |
1:02 |
0:14 |
0:17 |
6:40 |
|
区間タイム小計 |
0:30 |
1:05 |
2:15 |
1:17 |
1:16 |
0:17 |
|||||
歩行時間累計 |
0:30 |
1:35 |
2:12 |
3:50 |
4:49 |
5:07 |
6:09 |
6:23 |
6:40 |
||
標準タイム |
0:30 |
1:40 |
2:35 |
1:20 |
1:30 |
0:20 |
7:55 |
||||
標準タイム累計 |
0:30 |
2:10 |
4:45 |
6:05 |
7:35 |
7:55 |
|||||
歩行速度(km/h) |
1.7 |
2.5 |
2.8 |
2.0 |
1.9 |
1.6 |
2.6 |
1.6 |
3.6 |
2.2 |
・標準タイムは、案内図のタイムを採用。
・全区間ともまぁまぁのタイム。雪があったことを考慮すれば、早かったと言えそう。
・刈寄山の手前は、小ピークを二回位巻いたので、その分早くなっているのかも知れない。
・市道山の手前でも二回巻いているが、こちらはさほど早くはない。疲れの影響か?
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
稜線に出てからは、一見楽勝のように見えるが、一つ一つのピークが(名無しピークを含めて)全て直登・直下降になっていて、細かい部分の傾斜がかなりきつい。
まさに山の形に沿って、道が引かれている感じだ。
特に後半は、小ピークの巻き道もなく、中々厳しい道だった。
【はじめに】
山仲間のY.Uとは、例年夏休み山行を中心に行動をともにしてきた。
彼の息子が大学生になったことで、家族サービスのウェイトが下がり、昨年辺りから山行頻度が上がる傾向である。
今年は5つ登ると年賀状でも宣言しており、その第一弾として戸倉三山の企画を提案してきた。
冬場は低山中心の活動をしている筆者にとっても異存はない。
戸倉三山は知らなかったが、奥多摩の山を登り尽くした人が行くという縦走コースで、調べてみるととにかく距離が長い。
その上、どうも所要時間が異常に長いらしい。
となると、難しいルートか、アップダウンの激しいルートと言うことになろう。
年末に提案を受け、決行は1月に決まった。
都合を合わせると、月末の山行になった。
冬型が強く強風が予想される1/26の土曜日はパス。(金曜日にY.Uが宴会だったというのもある)
翌日曜日に順延とした。
実際の天気(気象衛星)はこんな感じ。tenki.jp
【これより本題】
起床は5:00。
朝食を済ませたら、出発だ。
道は空いていて、順調に流れる。
八王子のY.U宅にはちょっと遅れて7時過ぎの到着。
登山口は近く、7:30過ぎには着いた。
気温は−3℃位と暖かめだったが、登山口手前の道路にはまだ圧雪が残っていた。
今熊神社下の駐車場もこの通り。
圧雪が残っている。
うちの車がぽつんと一台だけ。
ここも空いていて、また誰にも会わないかも・・・。
早速今熊神社に参拝し、社殿裏手の登山道へ。
まっすぐ登山道が延びている。
以外に急ですぐに暑くなる。
いきなりの急登をこなし、稜線に出ると、北北西に大岳山・御岳山・高水三山が出迎えてくれた。
御岳山・大岳山は2010年の初山行、高水三山は2012年の2月に登っている。
都心の高層ビル群も見えた。
中々視界が良い。
トイレの所まで登ると、北東に筑波山が見えた。
ちょっと登るだけで遠くがよく見える!!!
ザックをデポして、山頂神社にお参り。
今熊山505m。
稜線を歩いて行くと、時折西北西に御前山・大岳山が姿を見せる。
御前山は2011年の忘年山行、鷹ノ巣山は2009年の5月に登っている。
ひたすら稜線を歩いて、刈寄山(かりよせやま)687mに到着。
戸倉三山の一つ目だ。
山頂には雪が積もっている。
南には丹沢が横たわっている。
かなりの積雪がありそうだ。
富士山は頭だけ。
ショートカットして林道に下りた。
盆堀林道というらしい。
ゲートが閉じていたが、ここまで車で入れるようだ。
林道を横切り、再び登山道へ。
稜線に出ると、西に小金沢山が。
右に大菩薩嶺(手前の山の影にあるはず)まで続いている稜線だ。
弾左衞門ノ峰は巻いた。
雪が多くなってきたので、途中でチェーンを装着。
買い直した新品だ。
小さいがきついアップダウンを繰り返し、ようやく市道山(いちみちやま)795mに到着。
戸倉三山の二つ目だ。
ここで昼食。
日だまりでポカポカ、カップ麺がまいう〜。
歩いてきたルートが一望できた。
ぐるっとコの字型に稜線を歩いてきたというわけだ。
ここから激下りが始まる。
もったいなっ。
お約束の登り返し。
小さなピークがたくさんあって、全て直登・直降下なので傾斜がきついのなんの・・・。
地味に体力を消耗する。
ようやく臼杵山(うすきやま)842mに到着。
これで三つ目だ。
日当たりの良い切り株に陣取って、お汁粉がまいう〜。
ここも東側が開けており、歩いてきたルートが一望できた。
都心部がクッキリ見える。スカイツリーは別格の高さだ。
北側の斜面には雪が多く残っている。
トラバースは慎重に。
荷田子峠で城山方面を分け、急な斜面を下ると荷田子だ。
動物除けの電気柵を通過するのはドキドキもの。
(感電したら嫌だし)
瀬音の湯まで歩いて温泉にマッタリ。
風呂から上がったらアイスで火照った身体を冷ます。
というわけで、山行は無事終了。
Y.Uの奥さんに迎えに来てもらって、今熊神社まで送ってもらう。
駐車場にはうちの車だけがぽつんと駐まっていた。
今日は他の車は来なかったのだろう。
途中で出会った人も少なかったし(トレラン3人とトレッキング2人)、静かな山行が楽しめた。
駐車場で解散し、自宅にルートを設定すると、八王子西IC経由のルートが引かれた。
なるほどここからならその方が近い(というか早い)ようだ。
道も順調に流れ、なんだかんだで、自宅到着は19時前といい時間だった。(眠くなかったので一気に帰った)
【体調について】
筋肉痛 |
太腿全体、ふくらはぎ(久々の筋肉痛。普通に歩ける程度だったが、火曜日が痛みのピーク) |
靴擦れ |
つま先が痛かったが、マメはなし(SCARPA) |
関節痛 |
左右膝外側(SCARPA) |
攣り・痙攣 |
左足の付け根が痙攣(入浴中) |
腰痛 |
なし |
虫さされ |
なし |
アップダウンが激しく、傾斜がきつかったので、且つ距離も長かったので、かなりハードだった。
久々に体調がボロボロになった。
こんな調子で槍のリベンジは大丈夫か?
【ハンディGPS NV-U37について】
今回もGPSを持参した。
ログを地図に展開すると、こんな感じでまあまあの位置精度だが、長丁場で電池が持たず途中で終わっている。
バッテリーは、刈寄山を出発する時に目盛一つ分減っていたが、臼杵山では既に電池切れ警告。
スタートが7:45で最後のログが14:26なので、7時間弱の動作時間である。
スタミナモードの公称値には届かない。
やはりタッチセンサーのロックモードが必要なのではないか?
今回は首から提げて、アウターの中に入れてぶらぶらさせていたのだが、衣服との接触でタッチセンサーが反応してしまい、省エネモードから復帰してしまっているようだ。
外気温が低い時は、剥き出しにしたくない(寒さでバッテリーが弱る為)ので、衣服との接触は避けられないのだ。
携帯電話のようにロックモードがあれば、もっと電池が持つような気がする。
【コスト】
費目 |
料金 |
アプローチ |
4,933 |
宿泊 |
0 |
食事 |
742 |
その他 |
800 |
計 |
6,475 |
近場なので、まぁまぁのコストで収まった。
次はどこに行こうか・・・
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