山行記録  笠取山 (かさとりやま

 

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【日程】        2013年4月13日()

【天気】       

【メンバー】  単独

【概要】        「作場平口−ヤブ沢峠−笠取小屋−小さな分水嶺−笠取山−水干−笠取小屋−一休坂−作場平口」

最高到達点標高1,953m、歩行距離10.3km、標高差643m、累積標高差+793m−793m

歩行時間3:37、所要時間4:49

 

小さな分水嶺付近より笠取山本体

130413-095949笠取山本体

 

【場所】

雲取山・甲武信岳・大菩薩嶺と3つの百名山に囲まれた、埼玉と山梨の県境にある。

山域で言うと、奥多摩の先=奥秩父に属する山。


大きな地図で見る

 

 

【ルート】

ガイドブックに、グルリップルートが紹介されていた。(緑点線

当初その通りに行こうと思っていたが、最後は林道歩き(中島川口−作場平口間)となり、イマイチ気乗りがしない。

変形八の字グルリップに変更。意外に距離は大差なかった。

笠取山ルート地図R05

※この地図は、国土地理院測量結果「電子国土9000・・・Web閲覧サービス」「日本高密メッシュ(10mメッシュ標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。

以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角と山頂だ。

 

【所要時間】

場所

駐車場

作場平

ヤブ沢

分岐

一休坂

分岐

ヤブ沢

笠取

小屋

小さな

分水嶺

笠取山

西峰

笠取山

水干

笠取

小屋

ヤブ沢

分岐

作場平

駐車場

標高(m)

1,310

1,313

1,442

1,497

1,691

1,770

1,848

1,930

1,953

1,852

1,770

,1,503

1,313

1,310

643

区間距離(km)

0.1

1.1

0.5

1.2

0.8

0.8

0.5

0.1

0.6

1.4

1.6

1.5

0.0

10.3

累計距離(km)

0.1

1.2

1.7

2.9

3.8

4.5

5.0

5.1

5.8

7.2

8.8

10.3

10.3

着時刻

8:00

8:09

8:34

8:46

9:22

9:42

9:56

10:22

11:08

11:28

11:53

12:33

12:56

12:57

4:49

発時刻

8:08

8:12

8:36

8:54

9:27

9:42

9:56

11:02

11:08

11:29

12:03

12:36

12:56

13:10

区間タイム

0:01

0:22

0:10

0:28

0:15

0:14

0:26

0:06

0:20

0:24

0:30

0:20

0:01

3:37

区間タイム小計

0:01

0:22

0:10

0:28

0:15

0:14

0:32

0:20

0:24

0:50

0:01

歩行時間累計

0:01

0:23

0:33

1:01

1:16

1:30

1:56

2:02

2:22

2:46

3:16

3:36

3:37

標準タイム

0:01

0:20

0:15

0:55

0:20

0:12

0:48

0:25

0:40

1:20

0:01

5:17

標準タイム累計

0:01

0:21

0:36

1:31

1:51

2:03

2:51

3:16

3:56

5:16

5:17

歩行速度(km/h)

4.3

3.1

3.2

2.6

3.3

3.2

1.2

0.8

1.9

3.5

3.2

4.5

1.9

2.9

・標準タイムは、基本的にJTBパブリッシング「関東の山Best100」のタイムを採用し、載っていない区間について案内板のタイムで補完。

(案内板のタイムは、水源遊歩道的なタイムで、山頂部分のタイム掲載なしなので、どちらも帯に短しといった感じ)

 

・久しぶりだったので、登り・下りともに、ゆっくりしたペースで歩いた。

・平坦な区間で標準タイムより遅かった。

・遊歩道区間のタイムはゆっくり目になっているようだ。

・「笠取山西峰」と表記したが、山頂標識には「笠取山」とのみ表記されていた。

但し、実際の最高地点は別にあり、そちらの山頂標識も「笠取山」だが、標高が書かれている点が異なる。

三角点も最高地点にある。

よって、区別するため、「西峰」とした。

 

・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字

 

笠取山実際ルート断面図

距離・傾斜とも少なく、のんびりお散歩気分のルートだが、断面図でもわかるように、唯一笠取山本体への登りがかなりきつかった。

(小さな分水嶺−笠取山西峰区間)

 

【はじめに】

週末の天気が優れず、早くも4月第二週。

前回の浅間山から1ヶ月以上経ってしまった。

ようやく訪れた好天のチャンス。

これを逃す手はないでしょう。

実際の天気図はこんな感じ。tenki.jp

 

 

 

行き先は、前回の黒斑山辺りからガイドブックの絨毯爆撃を再開。

関東の山Best100中、64峰目である。

未踏峰の中から、2,000m級で、アプローチの林道が通行止めになるリスクが少なく、山自体にも雪がなさそうなところを選んだ。

 

金曜日の夜に決行と決め、準備に取りかかる。

準備完了して寝たのは1時位だったか。

 

 

【これより本題】

起床は4:00。

のはずだったが、寝坊して4:30に起こされた。

起こされなかったら、たぶん昼まで爆睡していたに違いない。

 

何はともあれ、急いで朝食を済ませたら、出発だ。

道は車の量が多いが、大きな渋滞はなし。

 

130413-070400勝沼より南ア

 

 

 

 

 

 

 

 

中央道・勝沼ICから一般道R411で奥多摩方面へ。

葡萄畑の間から白峰三山が出迎えてくれた。

大菩薩嶺登山口のある裂石を過ぎ、山中に進む。

 

 

 

 

 

 

130413-080826駐車場

 

 

 

 

 

 

 

 

途中から林道に入り、一ノ瀬高原へ。

登山口直近に3ヶ所の駐車場あり。

一番広い橋の手前の駐車場に駐めた。

 

 

 

 

 

 

130413-081152出発

 

 

 

 

 

 

 

 

バイオトイレで用を足したら出発。

作場平口(さくばだいらぐち)登山口だ。

 

 

 

 

 

 

 

130413-081340なだらかな森

 

 

 

 

 

 

 

 

なだらかな林の中を進む。

足元には霜柱が。

気温は5℃あるかないかという感じ。

 

 

 

 

 

 

130413-083453一休坂分岐で上着を脱ぐ

 

 

 

 

 

 

 

 

身体が温まって暑くなってきたので、一休坂分岐で上着を脱ぐ。

ガイドブックのコースでは、ここを右折して一休坂に向かっていたのだが、よく確かめずに直進。

同じ所に出るのは道標でもわかっていたのだが、注意力散漫である。

 

 

 

 

 

 

130413-084605ヤブ沢コースの一休坂分岐

 

 

 

 

 

 

 

 

分岐にベンチがあったので休憩。

案内図で確認すると、ここからでも一休坂に戻れることがわかったが、時間の無駄なのでそのまま直進することにした。

 

 

 

 

 

 

 

130413-094128笠取小屋が見えてきた

 

 

 

 

 

 

 

 

緩やかに登り、ヤブ沢峠で右折。

暫く進むと笠取小屋が見えてきた。

峠で休憩したところなので、ここはそのまま通過。

 

 

 

 

 

 

130413-095122残雪

 

 

 

 

 

 

 

 

所々残雪があるが、大した量ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

130413-095254雁峠方面分岐

 

 

 

 

 

 

 

 

この先の小高い盛り上がり(丘)が、小さな分水嶺

多摩川・荒川・富士川の分水嶺という触れ込みであるが、ちょっと無理があるか?

この辺り霜柱が融けて、フカフカにぬかるんでいて、参った。

 

 

 

 

 

 

130413-100229本体への登り

 

 

 

 

 

 

 

 

笠取山本体への登り。

登山道が真っ直ぐ延びている。

直登できつい!!

 

 

 

 

 

 

130413-102211山頂標識

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく山頂

といっても、前述の通りここは本当の山頂ではない。(勝手に西峰と名付けた)

しかし山頂標識が建っている。

 

 

 

 

 

 

南西(今登ってきた方向)には、南アルプスが広がる。

雲一つなく、素晴らしい眺望だ。

130413-102420南西_南ア

今年の夏は聖岳に行きたい!!

130413-102420南西_南ア_カシバード

 

真南には富士山。左には大菩薩嶺が見える。・・・いずれも百名山

(富士山が霞んでいたので見えるように補正。色調や明るさがおかしくなっている。以下遠景のものは同様の写真多し)

130413-102430南_大菩薩嶺・富士山

なかなか良いロケーションだ。

130413-102430南_大菩薩嶺・富士山_カシバード

 

腹が減ったので、昼食とする。

南風が冷たくて寒いので、北側に風を避けて陣取る。(北を向くと景色が見えないのが難点だ)

メニューは、いつものカップ麺+カップ汁粉で暖まった。

暖かくなってきたとはいえ、まだまだ山上ではHot Menuがうれしい。

 

南アルプス・白峰三山(農鳥岳・間ノ岳・北岳・・・いずれも百名山)アップ。

130413-105320西南西_南アアップ

手前の鳳凰山(薬師岳・観音岳)も見えていた。鳳凰山も百名山だ。

130413-105320西南西_南アアップ_カシバード

 

南アルプス南部の聖岳・赤石岳・悪沢岳アップ。

130413-105330南西_南アアップ

3,000m級の積雪は凄い。

130413-105330南西_南アアップ_カシバード

 

富士山アップ。

130413-105340南_富士山アップ

 

北には本白根山・苗場山(いずれも百名山)が見えた。

130413-110031北_本白根山・苗場山

苗場が見えるとは思っていなかったのでビックリ。

130413-110031北_本白根山・苗場山_カシバード

 

本当の山頂に向かって出発。

稜線は意外に険しく、小さな岩場のアップダウンが続く。

130413-110203意外に険しい稜線

 

130413-110856ここがホントの山頂

 

 

 

 

 

 

 

 

ここがホントの山頂。

笠取山(かさとりやま)1,953m

狭くて眺望もないから、休憩適地ではない。

 

 

 

 

 

 

本体を下りたら、多摩川源流の水干(みずひ)に向かう。

水干は、山頂直下にあり、標識が建っているが、時期のせいか、水は流れていなかった。

130413-112818水干

 

130413-120720水場

 

 

 

 

 

 

 

 

笠取小屋の水場まで下ると、この辺りは水が流れている。

水干のすぐ下に下る水場道というのがあったので、そちらに行けば水の流れ始めが観られたに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

130413-125654作場平口

 

 

 

 

 

 

 

 

沢沿いに下ると、登りで使うはずだった一休坂に続いていた。

のんびり下って、作場平口に到着。

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、山行は無事終了。

次は温泉だ。

以前入りそびれた裂石温泉「雲峰荘」に行ってみるが、「本日外来入浴はやっていない」との看板が出ていてまたもやOUT!!!

土曜日は宿泊が多いので無理なのかも知れない。

 

130413-134306内湯

 

 

 

 

 

 

 

いつもの「大菩薩の湯」に向かう。

こちらもお気に入りなのである。

汗を流して、露天風呂でマッタリ。

 

 

 

 

 

 

 

時間が早いし、眠くもないのでサッサと帰ることにする。

大した渋滞もなく、自宅到着は20時前と超っ早だった。

 

【体調について】

筋肉痛

ふくらはぎ、脛(いずれも軽微)

靴擦れ

なし(Zamberlan

関節痛

なし(Zamberlan

攣り・痙攣

なし

腰痛

なし

虫さされ

なし

 

コースが短いだけあって、疲れは軽微だった。

 

【ハンディGPSについて】

久々にGPSを使用した。

位置精度・標高ともにまずまず。

標高はPROTREKとの違いが面白い。

電池は、山頂時点で目盛一つ分減少していたが、下山するまでそのままだった。

今回はずっと手に持っていたので、衣服に接触して節電モードから復帰してしまうことはなかったので、長持ちしたのではないか?

でも、考えようによっては、5時間しか使っていないのに、もう目盛が減ったの?って感じも拭えない。

下図はGPSログをカシミール3Dで展開したもの。

GPS_Log

 

【コスト】

費目

料金

アプローチ

 7,828

宿泊

食事

723

その他

600

 9,151

 

近いとはいえ、アプローチが高い!!! やはり一人だと厳しい・・・。

次はどこへ行こうか。予算がきついし、いつ行こうかな。。G/Wだね。

 

 

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