山行記録  平ヶ岳 (ひらがたけ)   【序章】

 

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【日程】        2013年8月4日()

【天気】        晴れ時々曇り

【メンバー】  Y.U

【概要】        「中ノ又登山口−玉子石−平ヶ岳−姫ノ池−中ノ又登山口」

最高到達点標高2,141m、歩行距離8.9km、標高差876m、累積標高差+1,006m−1,006m

歩行時間5:30、所要時間6:44

 

姫ノ池付近より山頂方面

130804-095633姫ノ池越しに見る山頂

 

【場所】

平ヶ岳は、上越国境の東部に位置し、尾瀬にも至近の位置関係だ。

至仏山の北、燧ヶ岳の北西という方がわかりやすいか。

昨日登った駒ヶ岳の南南東(尾瀬寄り)である。


大きな地図で見る

 

 

 

【ルート】

批判する向きも多い皇太子ルートを採用。

それについての考察は後述するとして、平ヶ岳への二つあるルートの一つで、最短ルートである。

平ヶ岳中ノ又ルート地図10

※この地図は、国土地理院測量結果「電子国土9000・・・Web閲覧サービス」「日本高密メッシュ(10mメッシュ標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。

以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角だ。

山頂に赤字で2,141mとしているが、地図上の山頂は二等三角点の位置を指しており、最高点は南西側の2141と書かれた地点。

木道終点がその位置まで行っているかどうかは定かでないが、ほぼ平坦なところであり、誤差の範囲だろう。

 

【所要時間】

場所

登山口

玉子石

分岐

玉子石

玉子石

分岐

水場

(テン場)

平ヶ岳

木道

終点

平ヶ岳

姫ノ池

玉子石

分岐

登山口

標高(m)

1,265

2,035

2,037

2,035

2,041

2,141

2,141

2,141

2,083

2,035

1,265

876

区間距離(km)

2.3

0.2

0.2

0.7

1.0

0.2

0.2

1.1

0.9

2.3

8.9

累計距離(km)

2.3

2.5

2.6

3.3

4.3

4.4

4.6

5.7

6.6

8.9

着時刻

5:10

7:34

7:55

7:58

8:20

8:46

9:22

9:27

9:56

10:26

11:56

6:44

発時刻

5:12

7:52

7:56

7:58

8:20

9:20

9:24

9:31

10:05

10:32

12:45

区間タイム

2:22

0:03

0:02

0:22

0:26

0:02

0:03

0:25

0:21

1:24

5:30

区間タイム小計

2:22

0:03

0:02

0:22

0:26

0:02

0:03

0:25

0:21

1:24

歩行時間累計

2:22

2:25

2:27

2:49

3:15

3:17

3:20

.3:45

4:06

5:30

標準タイム

2:30

0:10

0:05

0:30

0:40

0:05

0:05

0:30

0:25

1:50

6:50

標準タイム累計

2:30

2:40

2:45

3:15

3:55

4:00

4:05

4:35

5:00

6:50

歩行速度(km/h)

1..0

3.1

4.9

1.8

2.2

5.6

3.6

2.5

2.7

1.7

1.6

・このルートは入場制限されているため、一般のガイドブックには掲載されていない。標準タイムは伝之助小屋HP掲載のタイムを採用。

・登山口の標高は、Web上のコースマップ(湖山荘HP)で1,187mとなっていたが、Kashmir3D+電子国土地図上の林道終点の標高を採用。

 

・玉子石分岐まで登ってしまえば、後はなだらかになり、お散歩気分のはずだったが、結構アップダウンはあった。

・山頂部に最後までいたので、まぁまぁのんびりできた。(どこの山に行っても、最後になってしまうのは何故??)

・下りは、途中渋滞はあったが、ごぼう抜きして、下山時刻は早いほうだった。

 

・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字

 

平ヶ岳中ノ又ルート断面図

登りの傾斜は、ハンパない。しかもこれでもかという位長く続く。

休憩適地が少なく、ろくな休憩なしで登ってしまい、後でバテた。

標高1,500m辺りの「クロベの森」と呼ばれるところが、唯一の休憩適地と言えそうだ。

 

【はじめに】

平ヶ岳は当初鷹ノ巣からの日帰りで考えていた。

そのようにガイドブックに載っていたからである。

しかしコースタイムが長くリスクが大きいのが気になっていた。

 

色々調べると、テン泊で行っている人がいる。

ただ、ちゃんとしたテン場ではなく、トイレもない。

木のデッキの上で勝手に泊まっているというのが実態のようだ。

それでも、山頂にタッチ&ゴーのような山行よりはマシである。

筆者としては、テン泊に傾いていた。

 

ところが、相棒の提案は、中ノ又林道からの最短コースの日帰りである。

銀山平温泉に宿泊すれば、宿の送迎バスで、一般車走行不可の林道を使って、距離短縮が図れるというものだ。

これなら、土日で百名山二つ行ける。

新潟県までの往復が一度で済んでしまうという、大いに魅力的なプランである。

 

そんなコースがあるのかと、再び調べてみた。

すると、何やらこのコース評判が悪いようなのだ。

曰く、「裏口」だの「非正規ルート」だの「近道」だのぼろくそである。

ただ、その主張には、ちょっとした「上から目線」が感じられるのが気になったし、一部推定に基づく批判も含まれているようだった。

まぁ、実際にそのコースを使っているわけではないのだから、推定になるのも無理はないのだろうが、公平さを欠く恐れがある。

 

そこで、人の話を鵜呑みにせずに、自らちゃんと評価してみようと思い立った。

実際の評価は行く前にしたが、行ってみた結果も加味したのが下記のものである。

評価項目

鷹ノ巣日帰り

鷹ノ巣テン泊

中ノ又日帰り

距離(往復)

20.2km

8.9km

標高差(累積)

1,751m

1,006m

所要時間(往復)

10時間

6.5時間

登山道の難度

一般向け

一般向け

登山道の整備状況

荒れている

(池ノ岳で会った人の話)

荒れている(実際行ってみて)

但し、他と比較して特別酷いということはない

地図掲載有無

あり

あり ※1

登山リスク

△ ※2

アプローチ

△ ※3

環境保護の観点

△ ※4

× ※4

歴史的観点

△ ※5

△ ※5

マナーの観点

○ ※6

○ ※6

ルール遵守の観点

× ※7

商業化の観点

△ ※8

総合評価

×

 

※1       ガイドブックの掲載はない。(一般的ではないから当然かも)

            国土地理院の電子国土Web閲覧サービスには掲載されている。

            GPSで確認してみたが、地図と実際で間違いはなかった。

            よって、地図未掲載ルートに起因する道迷いリスクはない。

 

※2       日帰りのルートとしては、距離・累積標高差ともに最長の部類。

            池ノ岳で出会った方は、鷹ノ巣をAM3:30に出発されたとのこと。

            やはり、体力的に厳しいため、早めに出ないと不安があったと話されていた。

            早出もリスク回避策ではあるが、暗いうちに登るリスクも無視できまい。

            特に荒れた登山道では、なおさらである。

            そんなに早く出ても池ノ岳到着は10:00近くで、かなり消耗している様子だった。

            平ヶ岳山頂まで7時間。コースタイムより大幅に遅れている。

            帰りのことを考えると、山頂にはほとんど居る時間がとれないだろう。

            また、体力面から見て、鷹ノ巣日帰りは、遭難リスクが最も高い山行方式となろう。

 

※3       アプローチに使う林道は、一般に開放されていない。

            その理由は二つあるようだ。

             ・私有地を経由している。

             ・通行の安全性

 

            特に後者が問題になるのだが、以下の二点がわかった。

             ・林道自体は普通の未舗装道で、特別劣悪ではない

              皇海山の皇海橋に行く林道や八ヶ岳の美濃戸・桜平へ行く道と大差なし。(前者は筆者の車では腹を打ったが)

              直線的でアップダウンも少ないので、むしろ走りやすそう。

 

             ・林道の横から流れてくるが問題。

              ほとんどの沢は、林道の下を通さず、林道の上を横切る形で中ノ岐川に流している。

              これは鉄砲水の際、道(橋)が破壊されるのを防ぐためと思われ、R352も実は同じ構造になっている。

              よって、構造上の安全度は、R352と変わらない。

              問題は、鉄砲水の発生頻度と沢側の対策だろう。

              この林道が通る中ノ岐川は峻険な渓谷を形成しており、少しの雨ですぐに沢が増水する危険がある。

              そして、増水すれば鉄砲水となり、土石流となって、沢筋を岩がゴロゴロ落ちてくるという寸法だ。

              砂防ダムのような土石流対策は充分でない。

 

            以上のことから、一般車に開放すべきではないことは明白である。

            これらのリスクや回避方法を熟知した人間による管理下に置かれるのが順当であろう。

            実際、ゲートの鍵は地元に預けられており、限られた許可車によって送迎が運営されている。

            また、運用面では、午後の雷雨を回避すべく、送迎は4時発で運営されている。

            万一の雨で増水の際は、水が引くまで送迎バスは出ない運用になっており、つい先日も増水で帰りが遅れたそうだ。

            要は、リスクが回避されるようになっているということだ。

 

            また、一般車の通行禁止により、環境面でも優位であると考えられる。

            近年、富士山や南北アルプスのアプローチで、マイカー規制が導入されており、規制期間は延長の方向である。

            規制はされるべきである。

 

            これらを考慮すると、この林道の利用自体が非難される謂われはない。

 

※4       環境面では、四つの論点がある。

             ・木道外歩行による湿原破壊

             ・オーバーユースによる環境破壊

             ・屎尿による環境破壊

             ・アプローチによる環境破壊

 

             *捕捉

              人の手を全く入れない原始の状態を維持するという環境保護の考え方がある。

              しかし、ここでは山行そのものを否定する見解はとらないこととする。

              つまり、環境保護と人間の行為の共存という観点での見解である。

              近年提唱されているエコツーリズムに近い考え方となろう。

 

            この四つの内、前の二つについては、どのルートを採っても差はない。

            湿原内は全て木道でカバーされているし、どのルートであれ、使えば消耗するのは事実である。

 

            実は、オーバーユースについては、「楽なルートがあると、人が大勢来るのでよろしくない」という論調がある。

            この辺りが、筆者がうさんくさく感じるところである。

            自分は良いけど、他の人はダメ?これは身勝手だろう。

 

            また、行きにくくしておいて、人が来るのを制限するというのは、強者の論理である。

            素人に毛が生えたような人や、体力の劣る人は山に来るなといっているのに等しい。

            山行に求めるものは、人それぞれ。

            いろいろな山行形態があって良いはずだし、異端を認めないような社会にはするまい。

            オーバーユースにおいては、他の山で行っているような対策をとるのが筋である。

            素晴らしい山を一部の特権階級(体力自慢?)に独占させる考えには、筆者は汲みしない。

 

            むしろ、平気で適当な場所でテン泊し、屎尿を持ち帰らないでいる人の方が、よほど環境に良くないと言わざるを得まい。

            これが、三つ目の論点で、評価に△と×を付けた理由でもある。

            山行時間が長くなればなるほど、用足しから逃れられなくなるのが自然の摂理というものだ。

            「正規ルート」と主張するルートの方が、環境に良くないなんて本末転倒だ。

 

            四つ目については、アプローチの項目で触れたので、ここでは触れない。

 

            以上より、中ノ又ルートが環境に悪いという根拠はない。

            登山口にはちゃんとトイレがあるし、比較的短時間で山行を済ませるから、環境負荷も少なくて済む。

            むしろ環境に良いのではないかというのが筆者の理解である。(と言っても普通の山と同等レベル)

 

            と、こんなことをつらつら書いてくると、窮屈な世の中になってしまいそうである。

            自然と人間の共生は、バランス感覚が命であろう。

            素晴らしい自然は、皆で楽しみ、皆で守っていく世の中でありたい。

            多少景観が悪くなったとしても、平ヶ岳にもバイオトイレや避難小屋が必要だと思う。

 

            そもそも我々の存在自体が、生きるだけで既に環境破壊しているのではないか?

            その我々が、多少の環境破壊と引き替えに素晴らしい山に行かせてもらっているのである。

            その際、所詮道楽なのだから、少しでも環境を破壊しないように努力したいものである。

            謙虚たるべし。

 

※5       歴史的には、平ヶ岳の登山史はまだ浅い。

            深田さんの時代には、まだ登山道がなく、残雪期を除くと藪こぎの山だったようだ。

            この古き良き時代は、道案内に近くの猟師を雇い、自由に好きなところを歩き、好きなところで寝るというのが正しい山行だった。

            コストや時間・体力・技術を考えると、一部の特権階級の道楽と言えよう。

            今の時代でも、バリエーションルートを行く人達は、この歴史を継いでいるのかも知れない。

            その後(昭和40年)登山道ができたのだが、昔と比べて何が変わったのかといえば、一般人が楽且つ短時間で山に登れるようになった点だろう。

            それと、通る場所を限定することで、環境負荷をできだけ軽減するという効果もありそうだ。

            中ノ又ルートは、林道ができた後、地元山岳会が開いたものらしい。

 

            そういう意味で、「正規」ルートなるものをやたら強調するのは、いかがなものかとも思う。

            一般人が楽且つ短時間で登るという目的は同じだし、開いた人や維持している人が違うだけである。

            どちらも正規ルートで良いではないか。

            その違いが筆者には見いだせない。

 

            もちろん鷹ノ巣ルートそのものを否定する気はない。

            筆者としては、一つの気に入った山があれば、いろいろなルートから登ってみたいと思うし、平ヶ岳ならテン泊を是非してみたい。

            その際のルートは、鷹ノ巣ルート以外あり得ない。

            その時は、ちょっとだけ環境には悪いこともするかも知れないが、できるだけしないようにするので勘弁して欲しい。

            いや、その時までにバイオトイレを整備しておいて欲しい。

            ルートファインディングや体力の実力から見て、バリエーションは無理だろうが・・・。

 

            更に言えば、他の山で考えてみるとわかりやすい。

            剱岳は、早月尾根から登るのが「正規」かも知れないが、別山尾根から行くのを「裏口」という人はいない。

            また、別山尾根ルートが楽だからといって、早月尾根から行く人は後を絶たない。

            それ以外にも、ロッククライミングのルート多数。

            多様性が実現している。

 

            他の例では、昔は槍ヶ岳に行くには、徳本峠越えが当たり前だったが、今は上高地まで車で行くのが当たり前。

            上高地へは、環境保護のため、許可車両のみ通行可能。

            平ヶ岳も、これと全く同じだと思うが・・・。

            要は、だんだん変化していくのは世の必然。

            楽をするために文明が発達したのだから・・・。

 

※6       楽なルートを来る人はマナーが悪いという説も、まことしやかに流布されている。

            これは、全く根拠があるまい。

            実際、同じマイクロバスに乗った人達を見ても、普通のどこの山にでもいる人達だ。

            十把ひとくくりにすること自体がナンセンスであり、マナーは個人の資質の問題であろう。

            もしくは、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの類といえそうだ。

            要は、自分が苦労して「正規」ルートを行っているのに、楽なルートで来るとはけしからん。ということだろう。

            穿ちすぎかも知れないが、人間寛大に生きたいものである。

 

※7       ウィキペディアによると、そもそも幕営は禁止らしい。

            理由は定かでないが、※4に書いたようなことだと推察する。

            「正規」ルートを使ってテン泊している人は、ルール無視のそしりを免れまい。

            中ノ又ルートを批判する前に、自分の反省が先だと思う。

            現時点では、池ノ岳と平ヶ岳鞍部の水場付近のウッドデッキ上でのテン泊が、最も環境負荷が少ないと思われる。

            緊急時のビバークをするならここだ。

            実際、この場所はテン場と呼ばれていて、多くの利用者がいるらしい。

            鷹ノ巣ルートを使うなら、テン泊した方がリスクは少ない。

            現時点では、次善の策として考えたい。

 

※8       商業化に対する批判があるのも、見聞きする。

            これも感情論であろう。

            たとえ宿泊しないまでも、営業小屋のおかげで、道が整備され、水が調達でき、いざという時の安心も得られる。

            関係者の努力には頭が下がる思いだし、割の合う仕事だとも思わない。

            知らず知らずに受けているこういった恩恵を全く無視するわけには行くまい。

            今回のケースでは、送迎を行っている関係者による林道の保全には、相当の労力が掛けられているのに相違ないだろう。

            村や県に任せきりでは、安全の維持が難しいはずである。

            商業化の批判をするよりは、むしろ、山行に行った際は、何らかの地元貢献をしたいものである。

            「車で登山口に直行し、車中泊で登山し、山行後はサッサと帰宅」というのでは、何も貢献しない。

            山の環境維持に使われている地元の税金負担も、頭の隅に入れておきたいものである。

 

以上、いろいろな観点で考察したが、中ノ又ルートを否定する結論にはならなかった。

むしろ、積極的に使うべきルートではないかと思う。

幸い(かどうか微妙だが)、宿泊収容力や搬送能力による制限で、人数が制限されており、反対派の心配も軽減されるだろう。

 

後は、感情面だけなのではないか?

曰く、「苦労して辿り着いたら、軽装の登山者がぞろぞろ湧いてきて不快だった」的なものである。

気持ちがわからないでもないが、長いルートを経由することによる達成感や、他のルートでは得られない景観など、得るものも多いのであるから、他のルートを通る者をやっかみ半分で批判してしまっては、却って自分の成し遂げたものを貶めることに通じるのではないか。

自信を持って自分の業績を称え、むしろ「あちらのルートは素晴らしいから、是非次はあちらを使ってみたら?」と推奨する位の心意気でいて欲しい。

 

だいぶ前置きが長くなったが、これでルートは確定した。

問題は宿と送迎の確保である。

景色優先の筆者の山行スタイルから、天気が良い日に登りたいのである。

これが予約を必要とする山行を敬遠してきた理由なのだが、このルートだけは予約がMUSTとなる。

 

ぎりぎりまで引き延ばし、出発前日(木曜)に予約。相棒任せである(^^;

当然、平ヶ岳登山を売り物にしている宿は満員だったらしい。

そうではない(つまり送迎をやっていない)宿に宿泊し、送迎をやっている宿のマイクロバスに便乗するというウルトラCを相棒が交渉してくれて、何とか滑り込みで宿と座席を確保できた。

相棒に感謝!!

 

天気については、前日の駒ヶ岳の予報よりも、だんだん良くなる方向なので、期待できそうだ。

実際の天気図はこちら(tenki.jp

 

 

さて、平ヶ岳について触れておこう。

前述の通り、上越国境の山深いところにある山なので、下界からは見えない。

谷川岳や越後三山などから見える山である。

見た目からは、深田さんが言うほど山頂部が平らな印象は持っていなかった。

苗場山や会津駒ヶ岳の山頂部の方が平坦な感じがする。

いずれの山にも、山頂部に高層湿原があるのが特長だ。

平ヶ岳は、日本の高山には珍しく、火山ではなく、隆起によってできた山で、古い準平原の残存地形と言われているそうな。

 

 

【これより本題】

 

長くなったので、本題は別ページに。。

 

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