山行記録2009/9 会津駒ヶ岳 (あいづこまがたけ

 

(初日:燧ヶ岳より続く)

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【日程】        200996()

【天気】        晴れ時々曇り

【メンバー】  単独

【概要】        「滝沢登山口−駒大池−会津駒ヶ岳(ピストン)」

                最高到達点標高2,133m、歩行距離9.1km、標高差1,044m、累積標高差1,087m1,087m

 

 

駒大池より、会津駒ヶ岳を望む

説明: 説明: 駒大池より、会津駒ヶ岳を望む

 

 

【場所】

尾瀬の福島側の玄関、御池に至るR352。

檜枝岐温泉中心街の手前に登山口がある。

尾瀬へのアクセス途中にあることから、セットの山行には最適なロケーションだ。


大きな地図で見る

 

 

 

 

【ルート】

ガイドブックに載っていたルート。

当初の計画では、中門岳まで足を伸ばそうと思っていたが、例によって楽な方に流れ、会津駒ヶ岳の山頂を踏んだことで満足して引き返した。

 

説明: 説明: 会津駒ヶ岳ルート地図_実際05

※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。

以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、各山頂と白四角の地点だ。

 

【所要時間】

場所

登山口

休憩

水場入口

水場

水場入口

休憩

駒大池

会津駒ヶ岳

駒大池

水場入口

水場

水場入口

登山口

標高(m)

1,089

1,257

1,623

1,608

1,623

1,947

2,055

2,133

2,055

1,623

1,608

1,623

1,089

1,044

区間距離(km)

0.4

1.0

0.1

0.1

1.5

0.7

0.6

0.9

2.2

0.1

0.1

1.4

9.1

累計距離(km)

0.4

1.4

1.5

1.6

3.1

3.8

4.4

5.3

7.5

7.6

7.7

9.1

着時刻

5:53

6:48

6:52

6:59

7:48

8:27

9:18

9:41

10:38

10:46

10:50

11:39

6:06

発時刻

5:33

5:57

6:49

6:56

7:07

7:59

9:05

9:25

9:53

10:44

10:47

10:55

11:50

区間タイム

0:20

0:51

0:03

0:03

0:41

0:28

0:13

0:16

0:45

0:02

0:03

0:44

4:29

区間タイム小計

1:11

0:06

1:09

0:13

0:16

0:45

0:05

0:44

4:29

所要時間累計

0:20

1:11

1:14

1:17

1:58

2:26

2:39

2:55

3:40

3:42

3:45

4:29

4:29

標準タイム

1:30

0:06

1:30

0:20

0:15

1:10

0:06

1:10

6:07

標準タイム累計

1:30

1:36

3:06

3:26

3:41

4:51

4:57

6:07

歩行速度(km/h)

1.2

1.2

1.7

1.7

2.2

1.5

2.9

3.2

2.9

2.6

1.7

2.0

2.0

・標準タイムはガイドブックのものを採用。

 

・思ったより気温が高かったので、即休憩して長袖シャツを脱いだ。

・水場ピストンは、給水時間を含む。

・休憩地点は推定。

・会津駒から駒大池までの戻りがタイムオーバーしているが、一旦中門岳側に下って巻き道を戻っているので、厳密に言うと標準タイムはもっと長い。

・帰りは、休憩も少なく、ガシガシ下った。

 

・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字

 

 

 

【はじめに】

燧ヶ岳からの帰り道、会津駒ヶ岳登山口駐車スペースに車を駐め、車中泊した。

30年以上前に買った化繊の巨大且つ重いシュラフも、車中泊で使う分には快適である。

今回は運転席ではなく、2−3列目の座席を倒してフラットなスペースを作ったので、比較的寝やすかった。

(狭いことには変わりないが、寝返りは可能)

標高1,100m位だが、冷え込みもなく、穏やかな朝を迎えた。

内側の結露もなく、外側が夜露に濡れているだけであった。

 

 

【これより本題】

4時頃一旦目が覚めたが、辺りはまだ暗い。

もう一度寝直して、5時頃起床した。

まだ日が出ていないから、季節は確実に秋に向かっている。

 

外を見ると、ガラガラだった駐車スペースは満車で、大勢の人が身支度やらストレッチやら準備をしている。

檜枝岐(ひのえまた)温泉に泊まった人は、宿の送迎付きのようだ。

これは良いかもしれない。

 

こんな時間で満車ということは、普通に3時発で千葉から来たら、ここには駐められないということを意味する。

下の駐車場に停めて、林道(車道)を歩いて登るほどつまらないことはない。

セット山行は大正解であった。

泊まりは楽である。

 

さて、昨日水分補給を怠ったこともあり、貴重な水を使いたくない。

モーニングティを飲むのは断念し、味気なくランチパックを胃袋に収めた。

(別にまずいといっているのではない・・・念のため)

 

食後の一服を済ませ、装備を調え外に出ると、人がいっぱいである。

団体さんがいるようだ。

ここにはトイレがないので、人のいないところに移動して大自然に向かって失礼!!

 

ストレッチをして体を目覚めさせ、早速出発することにする。

 

 

説明: 説明: 090906-053337滝沢登山口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登山届を提出し、いきなり階段でスタートである。

標識によれば、ここは滝沢登山口というそうな。

厳密に言うと、R352に突き当たるところが登山口(そこにはトイレもあった)で、ここは「取付点」らしい。

なるほど、その方がリーズナブルではある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-053443いきなりの急登

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

階段も急だったが、この先も結構急である。

昨日歩いて慣れたせいか、快調に登っていくが、暑くて堪らない。

この時間の割には気温が高いせいだ。

15度以上ある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-055339即休憩

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと早いが、一本入れて、長袖シャツを脱ぐ。

既に汗びっしょりである。

水分に余裕がないのに、無駄遣いしてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-064818水場入り口

 

 

 

 

 

 

 

水の不安を抱えて、節約しながら登っていく。

水場入り口に到着した時には正直ホッとしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-065249水場

 

 

 

 

 

 

 

ペットボトル2本を持って、急な道を下っていくと、すぐに水場に到着した。

ちょろちょろと水量は少ないが、水が出ている。

あ〜良かった。

これで、不安は解消した。

結果オーライだったが、水場が涸れていたりした場合を考えると、褒められたことではない。

大いに反省!!!

 

安心したところで、良く見ると、水は苔のところからしみ出すように湧き出ている。

飲んでみると、まさに「甘露」である。

天の恵みに感謝!!!

 

水場入り口に戻って、岩手から来た隣のベンチのおばちゃんに話を聞くと、昨日10時から登って駒の小屋泊。

天気が良かったらしいから、昨日会津駒ヶ岳を隠していた雲は、山頂にはかかっていなかったのかも。

今朝の御来光も最高だったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-071447リンドウ

 

 

 

 

 

 

 

 

尾瀬同様、こちらのリンドウもまだ蕾だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-081249会津駒

 

 

 

 

 

 

 

 

高度を上げていくと、木道が始まる。

この辺りからなだらかな山頂湿原帯となり、会津駒ヶ岳も穏やかな姿を見せる。

絶好の場所に休憩所があったが、惜しくも直前に休憩してしまったので、ここはパス。

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-081252会津駒から続くなだらかな稜線

 

 

 

 

 

 

 

 

会津駒から大戸沢岳に続くたおやかな稜線。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-081607池塘と会津駒

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池塘越しに見る会津駒ヶ岳

美しい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-081951小屋が見えてきた

 

 

 

 

 

 

 

 

木道を登っていくと、駒の小屋が見えてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-082056池塘

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日から、高層湿原と池塘のオンパレードである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-082328湿原・池塘を振り返る

 

 

 

 

 

 

 

振り返ると、湿原の中に池塘が散見できる。

のどかな風景だ。

雲上の楽園と呼ばれるのもわかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-082754駒大池到着

 

 

 

 

 

ベンチが並ぶこの場所が、駒大池だ。

右に駒大池、左上に駒の小屋がある。

後で調べると、駒の小屋は素泊まり専門らしい。

水分の調達など、どだい無理な話だったのだ。

水場で水が確保できなかったらアウトだった。

(ほんとに結果オーライ)

 

ここで食事休憩とする。

 

 

 

 

 

 

会津駒を眺めながら、カップ麺がまいう〜。

説明: 説明: 090906-084538駒大池と会津駒

 

まさに雲上の楽園である。

説明: 説明: 090906-090546出発

 

燧ヶ岳(ひうちがたけ)がきれいな双耳峰を見せている。時間帯のせいもあるが、今日の方が視界が良さそうだ。

説明: 説明: 090906-091246燧ヶ岳アップ

 

説明: 説明: 090906-091351階段を登る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂の巻き道から、階段を登ると山頂に至る。

空荷なので快調である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会津駒ヶ岳2,133m山頂に到着。

立派な山頂標識の横で、登頂証拠写真。バックには燧ヶ岳がバッチリ。

説明: 説明: 090906-091932登頂証拠写真

 

至仏山(しぶつさん)・景鶴山(けいづるやま)もバッチリ。

説明: 説明: 090906-092556至仏山・景鶴山

残念ながら、武尊山は雲の中だった。

説明: 説明: 090906-092556至仏山・景鶴山_カシバード

 

駒大池からは裏側となる中門岳に続く稜線。ここも雲上天国の続きだ。

説明: 説明: 090906-092631中門岳

 

中門岳へは、一旦下って登り返す。所要時間は、片道50分。

説明: 説明: 090906-092757中門岳方面

昨日から高層湿原ばかりで、食傷気味である。

というのと、手持ちの水が少なかった(駒大池にデポしてきた)こともあり、中門岳はパスすることにした。

と理由を付けて楽な方に流れてしまった(^^;

 

 

説明: 説明: 090906-093403山頂への分岐

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂を巻いて引き返す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-094119駒大池と駒の小屋

 

 

 

 

 

 

 

駒大池と、駒の小屋

きれいな小屋だ。

素泊まりの割には、昨晩は満員だったらしい。

景色を楽しみながら、一服したら、退却開始。

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-100125池塘と大戸沢岳

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩所付近の池塘越しに大戸沢岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-100248休憩所

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩所は賑わっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-100429ホツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

ホツツジ

他の花も含め、植生は燧ヶ岳とそっくりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-103847水場入り口

 

 

 

 

 

快調なペースで水場入り口まで降りてきた。

席を空けてくれたおばちゃんと話し込む。

5:15発で中門岳まで行ってきたというから、超スピードではないか?

あまり山頂でまったりしなかったのかも知れない。

 

再び水場にピストンし、水をゲット。

冷たい水が最高!!!

ここの水は美味いぞ。

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-113921登山者駐車場

 

 

 

 

 

 

 

その後もサクサク下り、昼前に登山口(取付点)に到着。

隣の車はもう無かった。

装備を解いて、開放感に浸る。

風が心地よい。

 

 

 

 

 

 

 

説明: 説明: 090906-120950露天風呂

 

 

 

 

 

 

 

 

次は温泉だ。

檜枝岐温泉「アルザ尾瀬の郷」で、露天風呂に浸かってご満悦。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風呂を出たら、渋滞しないうちに帰ろう。

山の中を快調に走って、東北道へ。

ガソリンの残量が少なかったので、蓮田SAで5Lだけ補給。

ついでにソフトクリームでまったり。

ここで筋肉痛が炸裂。

まともに歩けず、ぎくしゃくしてかっこ悪っ。

その後、珍しく料金所や首都高の渋滞もなく、17時過ぎには家の近くのガソリンスタンドにいた。

 

というわけで、二日間の山行も無事終わった。

感謝!!

 

天気にも恵まれ、心地よい風の中、高層湿原シリーズを堪能でき、満足度は高かった。

筋肉痛は火曜の午前中まで続いた。

膝痛は山行中から右膝の内側に鈍い痛みがあったが、翌日には解消していた。

 

 

【コスト】

用途

内容

費用

ガソリン

5.0L(@127.0) 蓮田SA

635

44.18L(@124.0) 家の近くのGS トータル661.8km、13.5km/L

5,479

有料道路

東北道(西那須野塩原−浦和)ETC休日特別(6−22)

1,700

首都高(川口−市川)ETC日曜割

500

東関道(市川−湾岸習志野)ETC休日特別(6−22)

300

食料

苺ミルク(温泉)

150

カップラーメン(予め買ってあった)

138

ランチパック(コンビニで昨日買った)

126

ソフトクリーム(蓮田SA)

300

温泉

檜枝岐温泉「アルザ尾瀬の郷」

850

小計

 10,178

合計

17,725

 

遠方の百名山二つでこの程度であれば、リーズナブルかも。

昨年の9月の山行では、レンタカーを使ったこともあり、35,525円もかかっている。

さぁ、次は連休の奥穂が楽しみだ。

 

 

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お終い。

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