山行記録2009/9 奥穂高岳 (おくほだかだけ)  【序章】

 

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【日程】        2009919()921()

【天気】        快晴(^^)

【メンバー】  次男+会社の同僚2名

【概要】        「上高地−横尾−涸沢−ザイテングラート−奥穂高岳(ピストン)」

                最高到達点標高3,190m、歩行距離36.7km、標高差1,683m、累積標高差2,122m2,122m

 

 

奥穂高岳より、槍ヶ岳を望む

説明: 槍ヶ岳

 

 

【場所】

北アルプス南部。

上高地河童橋からの吊り尾根が有名な穂高連峰。

日本第三位の標高があるから、天気さえ良ければ、素晴らしい眺望が得られるのは間違いない。


大きな地図で見る

 

 

 

 

【ルート】

ガイドブックに載っていた最も一般的なルート。

尤もガイドブックでは、宿泊場所が横尾・穂高岳山荘となっていたが、朝一で上高地出発する日程にして涸沢二泊に変更した。

二泊目は、頑張って横尾か徳沢にしたいところだが、初心者もいるし、無理な日程は組めない。

時間と体力次第ということで、オプションとした。

説明: 奥穂ルート地図_全体

※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。

以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角の地点だ。

 

 

 

【はじめに】

会社の09年度暦が決まり、9月に五連休がある事が判明。(会社に関係なく、世間一般休みなのである)

山を趣味とする者で、この時期じっとしている者はいないであろう。

といっても、そんな先の話(暦が決まるのは例年3月である)、全く何も考えていなかったのが実態である。

 

そこへ、会社の同僚から「9月の五連休を利用して奥穂高岳に行く計画があるが、行く気があるか?」との打診が。。。

なにやら大人数に募集を掛けているらしい。

早速案内をもらって、すっかりその気になった。

先の話なので、息子にも声を掛ける。

まだ夏休み中で暇がありそうな次男が一緒に行くということになった。

 

さて、息子も行くとなるとコストが嵩む。

一泊9千円の小屋泊では厳しい。(一人でも厳しいが、厳しさ倍増だ)

テント泊にしよう。

先のことも考え、この際テントを購入することにする。

1.5人用でも良いかと思ったが、一人用と重さが200gしか違わないので、奮発して二人用を購入。

ソロでもこれを使うつもりである。

 

幸い時間に余裕があるので、少しずつ必要な物を買い揃えていくことにした。

二人となると全ての物が二つ必要になる。

その内、元々二つあるのは、靴・スパッツ・ウェア・グローブ・帽子くらい。

(体型が同じなので、あらゆる物が共用可能なのは利点である)

 

テント・シュラフ・マット・中型ザック・カップ等々、徐々に買い揃え、なんとか二名態勢を整えることができた。

雨具など元々ある山用じゃないショボイ奴で心許ないが、目をつぶることにする。

一番の心配は、涸沢の気温である。

予算と収納サイズの関係で、シュラフの対応気温が5度Cである。

天候によっては、0度C近くまで冷え込む恐れがある。

日々天気や気温の状況を調べ、当日は下がっても5度C位と読んだ。

ギリギリだが、寒ければ厚着してしのげば何とかなるだろう。

 

肝心の天気であるが、またまた台風が発生している。

夏の表銀座で槍ヶ岳を目前にして撤退した悪夢が頭をよぎる。

何とか逸れてくれ!!!

祈りが通じたのか、はじめは本土直撃コースを進んでいた大型台風は、徐々に北東へ進路を変え、直撃は避けられる見込みとなった。

後は早く過ぎ去ってくれるのを祈るのみ。

 

とにかくこれで決行が決まった。

さて、大々的に募集した(らしい)割には、蓋を開けてみると参加者は我が家を含め4名だった。

それなら車1台で行けるではないか。

金曜の深夜、八王子駅で拾うことになった。

 

会社から速攻で帰宅し、食事・風呂を済ませ、22時に出発する。

首都高で渋滞したものの、中央道にはいると徐々に流れ、約束にちょっと遅れた0時過ぎに八王子に到着した。

中央道は順調で、双葉SAで休憩。

深夜にも関わらず、満車である。

車で寝ている人も多い。

さすが五連休だ。

 

その後、長野道を経て、松本ICでR158へ。

コンビニで食料を調達し、沢渡の市営第二駐車場に車を駐めた。

深夜(未明といった方が良いか)にも関わらず、車や人が多い。

何はともあれ、ちょっとでも眠りたい。

車の中で仮眠する。

4名乗車なので、普通に座席での仮眠である。

 

 

【コスト】

用途

内容

費用

有料道路

京葉道(武石−篠崎)

200

首都高(篠崎−高井戸)ETC平日夜間(22−6)

560

中央道均一区間(高井戸−八王子)ETC休日特別(22−6)

300

中央道・長野道(八王子−松本)ETC休日特別(22−6)

500

食料

菓子(石川PA)

252

飲み物(八王子駅前コンビニ)

225

お菓子(双葉SA)

105

小計

 2,142

 

中央・松本道の高速代は1,000円だが、4人中2人なので、実質500円となる。

 

 

奥穂初日に続く

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