山行記録2010/10 篭ノ登山 (かごのとやま)
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【日程】 2010年10月10日(日)
【天気】 ガス時々晴
【メンバー】 会社の同僚N.I
【概要】 「池ノ平−東篭ノ登山−西篭ノ登山(ピストン)」
最高到達点標高2,227m、歩行距離3.7km、標高差167m、累積標高差+342m−342m
歩行時間1:30、所要時間2:59
2ピーク間の庭園風の鞍部の紅葉
【ルート】
池ノ平駐車場より、篭ノ登山の東西2ピークを登るピストンルート。
距離・標高差ともに少なく、ハイキングですな。
番外編?
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、山頂だ。東篭ノ登山は篭ノ登山と表記。
【所要時間】
場所 |
池ノ平 |
東篭ノ登山 |
西篭ノ登山 |
東篭ノ登山 |
池ノ平 |
計 |
標高(m) |
2,061 |
2,227 |
2,212 |
2,227 |
2,061 |
167 |
区間距離(km) |
1.3 |
0.6 |
0.6 |
1.2 |
3.7 |
|
累計距離(km) |
1.3 |
1.9 |
2.5 |
3.7 |
||
着時刻 |
|
11:06 |
12:12 |
12:55 |
13:37 |
2:59 |
発時刻 |
10:38 |
11:52 |
12:34 |
13:16 |
|
|
区間タイム |
0:28 |
0:20 |
0:21 |
0:21 |
1:30 |
|
区間タイム小計 |
0:28 |
0:20 |
0:21 |
0:21 |
1:30 |
|
所要時間累計 |
:028 |
0:48 |
1:09 |
1:30 |
1:30 |
|
標準タイム |
0:40 |
0:20 |
0:20 |
0:30 |
1:50 |
|
標準タイム累計 |
0:40 |
1:00 |
1:20 |
1:50 |
||
歩行速度(km/h) |
2.7 |
1.8 |
1.7 |
3.5 |
2.5 |
・標準タイムは、湯の丸高原パンフレットのタイムを採用。
・荷物が軽いのと、傾斜が大したことないので、標準タイムを短縮できた。
・ここの標準タイムは、子供用か、観光客用と言えそうだ。
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
【はじめに】
10月の3連休(体育の日)に山行を企画するのは、山好きにとってはもう当たり前であろう。
せっかくのまとまった休みなので、妙高山・火打山(両方とも日本百名山)を巡るテント山行を計画した。
アプローチが遠いし、温泉を絡めたいので、2泊の計画である。
10/10は晴れの特異日だし、大いに期待して準備万端整えた。
ところがである。
生憎低気圧の通過で、土曜日から日曜日にかけて荒れた天候になりそうだ。
新潟・長野県境という立地(要は日本海側)から、天候の回復は遅れるはずだ。
太平洋側であれば、低気圧通過後速やかに天候回復するはずだが、日本海側はそうも行かないのは過去の事例が物語っている。
更に、弱い低気圧ではあるが、標高の高いところでは、猛烈な風が吹く予報である。
2,000m付近で風速20m近いと出た。
これではテントごと吹き飛ばされかねない。
君子でなくても、危うきには近づかないのが一番。
日曜から月曜の天気回復を期待し、別プランの検討に入った。
天気が良さそうなところを物色していると、群馬方面の回復が早そうだ。
候補として暖めていた浅間山(日本百名山No43)の出番である。
天気がイマイチと言っても、3連休でである。
渋滞は避けたいし、睡眠も確保したい。
ということで、日曜未明の出発で往きの渋滞を回避し、山行の本命は天気が回復する月曜と決めた。
もちろん連休最終日なので、サクサク登っての早帰りをもくろんでのことだ。
朝4時起床で、即出発する。
途中激しい雨に降られたが、幸い道は空いていた。
関越に入る頃には、雨脚も弱まり、しばらく行くと、遠くの山が見え、青空が顔を覗かせている。
千葉では警報が出ているのに、群馬は回復に向かっているようだ。
これはラッキー。予想よりも回復が早いぞ。
(天候不順にもかかわらず、関越の交通量はかなり多い。やはり帰りは渋滞間違いなし)
荒天の場合、何をして時間をつぶそうかと考えていたが、この天気なら軽く近くの山に登ることができるのではないか?
というわけで、浅間山登山口付近にある篭ノ登山に白羽の矢を立てた。
【これより本題】
一旦浅間山登山口である車坂峠ビジターセンターの駐車場に入り、作戦を練る。
N.Iが用意していた池ノ平湿原散策プランも視野に入れ、林道を走って池ノ平に移動する。
未舗装の林道だが、観光地なのでそんなにひどい道ではない。
駐車場はなんと有料だった。
500円を支払い、車を駐める。
パンフレットをもらってマップを見ると、「篭ノ登山」登山コースも載っている。
早速出発。
黄葉が始まっている。
高度を上げていくと、ガレ場になってくる。
ここも紅葉がきれいだ。
すぐに東篭ノ登山(ひがしかごのとやま)山頂2,227m到着。
標識には「東篭の塔山」と書かれていて、標高も2,228mと違う。
立派な三角点があった。
こちらが西篭ノ登山。
後で行ってみよう。
裏側は晴れている。
あの湖は田代湖か?
三方ヶ峰の紅葉。
一角だけ真っ赤に色づいている。
池ノ平湿原。
標高2,000m級なので、尾瀬より高い高層湿原だ。
さすがに規模は小さい。
ここから見る限り、あまり水がないようだが。。。
右下に見えているのが駐車場。(近い!!)
水の塔山を経由して、車坂峠まで戻ることもできるようだ。
稜線を通る登山道が見えている。
西篭ノ登山に向け、出発。
一旦かなり下った鞍部の景色は庭園風。
きれいに色づいている。
あそこまで登り返すのか。
もったいなっ!!!
西篭ノ塔山山頂2,212m到着。
東篭ノ登山を振り返る。
向こうの方がちょっとだけ高いのがわかる。
木に掛かった山頂標識がかわいい。
東篭ノ登山に戻ると、四阿山(あずまやさん)が出迎えてくれた。
以前登った日本百名山である。
小四阿の左側が、菅平高原だ。
東に目を転じると、浅間山の頭が姿を見せていた。
天候は順調に回復している。見えて良かった。
明日のルートは、車坂峠から、黒斑山(くろふやま)の右側を通って、前掛山まで登る予定である。
景色を堪能したら下山だ。
車で林道を戻る途中、水の塔山の断崖の下を通る。
かなり崩落していて危険だ。
次は天狗温泉だ。
当初の予定では、明日の帰りに行こうと思っていたが、帰りの時間短縮のため、今日に変更。
一旦下って、浅間山荘への未舗装道へ左折。
4kmほど走ってようやく到着した。
昔観光で来たときはNaviにだまされて、途中で登れない悪路に行ってしまった思い出がある。
早速建物の中へ。
先ずは手打ち蕎麦+山の三品で腹ごしらえ。
時間が遅くなったので、さすがに腹ぺこだ。
赤褐色の湯に浸かってご満悦。
この赤さは日本一だという。
湯口から出てくるときは透明なのだが、空気に触れることによって、色が変わるらしい。
鉄錆の臭いが強いから、相当鉄分を含んでいるのだろう。
いかにも効きそうな温泉だ。
買い出しのため、一旦下界におり、小諸市街に出る。
店を探してうろうろしていると、浅間連山がクッキリ見えていた。
前掛山の右側が最高地点釜山らしい。
暇なので、休憩所のある温泉に行くことにした。
小諸市内の「あぐりの湯こもろ」である。
(天狗温泉であった人が、あぐりの湯に入ってから天狗温泉に来たと言っていたのを思い出した)
温泉は高台にあり、浅間山が見える絶好の位置にあるのだった。
露天風呂からもこの景色が満喫できるのだ。
今日登った篭ノ登山も見えていた。
浅間山アップ。
明日のルートは、車坂峠からトーミの頭に登り、一旦下ってから前掛山までの予定だ。
この施設は、食事もできるのがポイントだ。
入浴後、晩飯を済ませる。
蕎麦は天狗温泉で食べたので、今度は、蓼科牛・焼き肉丼だ。
やはり食い物は地場のものに限るね。
写真は撮り忘れた。
というわけで、初日はおしまい。
車坂峠に移動して、車中爆睡した。
(二日目:浅間山に続く)
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