山行記録2010/10 下山 (げざん) 【三日目】
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(二日目:火打山より続く)
【日程】 2010年10月24日(日)
【天気】 曇り時々晴れ
【メンバー】 会社の同僚N.I
【概要】 「黒沢池ヒュッテ−三ツ峰−大倉分岐−燕新道−燕温泉」
最高到達点標高2,019m、歩行距離6.3km、標高差934m、累積標高差+150m−1,073m
歩行時間3:00、所要時間4:15
三ッ峰尾根から見る妙高山
【ルート】
黒沢池ヒュッテより、燕温泉への下山。
当初の予定では、長助池を経由するルートを考えていたが、大倉乗越ルートが意外と道が悪かったのと、帰りの渋滞が気になったので、少しでも早く下りられるように、三ッ峰尾根経由ルートに変更。
大倉分岐から先は、同じである。
ルート途中にある野天風呂「河原の湯」が本日のハイライトである。
※この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、山頂と白四角の地点だ。
【所要時間】
場所 |
黒沢池 |
大倉分岐 |
休憩 |
大倉谷 徒渉 |
麻平 |
妙仙橋 |
燕温泉 |
計 |
標高(m) |
2,008 |
1,768 |
1,528 |
1,381 |
1,308 |
1,132 |
1,085 |
-923 |
区間距離(km) |
2.5 |
1.1 |
0.6 |
0.7 |
0.6 |
0.8 |
6.3 |
|
累計距離(km) |
2.5 |
3.6 |
4.2 |
4.9 |
5.5 |
6.3 |
||
着時刻 |
|
8:41 |
9:36 |
10:00 |
10:25 |
10:44 |
11:40 |
4:15 |
発時刻 |
7:25 |
9:04 |
9:48 |
10:00 |
10:25 |
11:24 |
|
|
区間タイム |
1:16 |
0:32 |
0:12 |
0:25 |
0:19 |
0:16 |
3:00 |
|
区間タイム小計 |
1:16 |
1:09 |
0:35 |
3:00 |
||||
所要時間累計 |
1:16 |
1:48 |
2:00 |
2:25 |
2:44 |
3:00 |
3:00 |
|
標準タイム |
1:10 |
1:10 |
0:30 |
2:50 |
||||
標準タイム累計 |
1:10 |
2:20 |
2:50 |
|||||
歩行速度(km/h) |
1.9 |
2.2 |
2.9 |
1.8 |
1.9 |
3.0 |
2.1 |
・標準タイムは、昭文社「山と高原地図」のタイムを採用。
・普通に歩いていたのだが、トータルで標準タイムをオーバーした。
・三ッ峰尾根は、刈られた笹が道に敷き詰められていて、下が見えないので、慎重に歩いた。
尾根から大倉分岐までの下りも、道が悪く、慎重に下った。
・温泉着は昼前と、予定通り。
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
断面図を見ている分には、かなり楽なはずなのだが・・・。
最高到達点は、三ッ峰の途中にあったようだ。
【これより本題】
今朝の冷え込みはたいしたことがなかった。
せっかく昨晩水を汲んでおいたのに、凍結もなかった。
まあ、昨日が異常だったというわけだ。
簡単に10℃も変わってしまうのが、山の怖さと言えるだろう。
後から考えると、眠ったまま凍死しなくて良かった(^^)
今シーズンのテント山行は、これでお終いにしよう。
さて、朝食はカニ雑炊だ。
これで体の芯から暖まり、元気が出た。
昨晩のマッサージも効いており、夜中に足がつることもなかったし、今日は快調である。
天気は曇りである。
予想より早く崩れてきているのかも知れない。
早く下山した方が良さそうだ。
小屋からすぐの分岐で、神奈山・三ッ峰方面に左折すると、笹が刈られていて、道に敷き詰められている。
藪こぎよりはマシだが、道の凹凸や木の根っこ・石が見えないので、歩きにくい。
慎重に歩いて行く。
トラバースして尾根の上に出ると、妙高山が姿を見せた。
ここから見ると小さな山だが、傾斜が急なのがわかる。
天気はイマイチなのだが、視界は良く、妙高山の横に富士山が見えた。
高曇りということか。
キノコがたくさん出ている。
これは食べられるのだろうか?
尾根上の分岐を右折して、大倉池方面に急降下する。
そのまま直進すると、神奈山経由で、関温泉へのルートだが、荒れていてあまり歩かれていない印象を受けた。
下りは、途中ロープ場もある滑りやすい道だ。
慎重に下る。
大倉分岐で休憩。
タバコがうまい。
誰とも出会わない静かな道である。
黄金清水と呼ばれる水場。
生で飲めるのだろうか?
標高を下げていくと、まだ紅葉が残っている。
黄色が目立つ。
色とりどりで美しい。
大倉谷徒渉。
水量がたいしたことが無く、問題なし。
麻平で、天狗堂からの道をあわせ、下界が近づく。
崩落のため、迂回路を通って下りていくと、吊り橋の妙仙橋に到着。
なななんと、橋のたもとの標識に「落石のため、河原の湯は利用できません」と書かれているではないか。
今回の温泉ハイライトは、全て空振りということになる。
吊り橋の上から偵察。
左岸に細い道が付いている。
この辺りは、落石の心配はなさそうだ。
吊り橋から、河原の湯は見えない。
ダメ元で行ってみることに。
河原の湯の湯船には、白濁したお湯がはられていた。
触ってみると、冷たいではないか。
どおりで湯気が出ていないはずだ。
お湯が注ぎ込まれていないし、水位も低い。
これはダメだ。
あきらめて、温泉街へ。
観光客に混じって、味噌おでんを食べ、一旦車に戻る。
荷物を下ろして、再度温泉街へ。
ホテル岩戸屋で汗を流してサッパリ。
救いは、ここの温泉がなかなか良かったこと。
これで何とか立ち直った。
岩戸屋では食事もできた。
天ざるがなかなか美味かった。
というわけで、二泊三日の山行も無事おしまい。
感謝!!!
予想通り、二日目に絶好の天気に恵まれ、素晴らしい景色を堪能した。
また、三日間ともに大きな天気の崩れもなく、トータルでは満足度が高い山行だった。
これで、山中の温泉に浸かれたら、いうことはなかったのだが・・・。
さて、これから遠距離を帰らなくてはならない。
関越道で渋滞があったものの、まあまあ流れて普通の時間に帰ることができた。
途中で雨が降り始めたのは誤算だったが、山行中に降らなくて良かった。
何とかかいくぐれたという形だ。
筋肉痛 初日の晩に出たが、マッサージの効果か、山行後の筋肉痛はなし。
膝痛 なし。
捻挫跡 完治はしていないが、影響なし。
靴擦れ 左足がひどい靴擦れ。初日の登りがきつかったせいか、久々にクレーターができた。
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