山行記録201202 入笠山 (にゅうがさやま)
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【日程】 2012年2月12日(日)
【天気】 快晴(^^)
【メンバー】 N.I
【概要】 「山頂駅−入笠湿原−入笠山(ピストン)」
最高到達点標高1,955m、歩行距離3.9km、標高差182m、累積標高差+298m−298m
歩行時間1:43、所要時間2:50
入笠山山頂より八ヶ岳
【場所】
八ヶ岳の南西、諏訪湖の南南東。南アルプスの北の外れに位置する。
富士見パノラマリゾート(スキー場)の上にあり、アプローチの良さには定評がある。
位置から想像できるように、八ヶ岳展望台として期待できるし、365°の大展望が待っている。
【ルート】
富士見パノラマリゾートのゴンドラ山頂駅からのピストン。
楽なコースなのだが、途中に入笠湿原があり、変化に富んでいる。
※この地図は、国土地理院測量結果「電子国土9000・・・Web閲覧サービス」「日本高密メッシュ(10mメッシュ標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、山頂だ。
【所要時間】
場所 |
山頂駅 |
入笠湿原 |
入笠山 |
入笠湿原 |
山頂駅 |
計 |
標高(m) |
1,773 |
1,733 |
1,955 |
1,733 |
1,773 |
182 |
区間距離(km) |
0.6 |
1.4 |
1.4 |
0.6 |
3.9 |
|
累計距離(km) |
0.6 |
1.9 |
3.3 |
3.9 |
||
着時刻 |
10:00 |
10:25 |
11:08 |
12:36 |
12:58 |
2:50 |
発時刻 |
10:08 |
10:31 |
12:02 |
12:43 |
13:00 |
|
区間タイム |
0:17 |
0:37 |
0:34 |
0:15 |
1:43 |
|
区間タイム小計 |
0:17 |
0:37 |
0:34 |
0:15 |
||
所要時間累計 |
0:17 |
0:54 |
1:28 |
1:43 |
||
標準タイム |
0:20 |
1:10 |
1:00 |
0:20 |
2:50 |
|
標準タイム累計 |
0:20 |
1:30 |
2:30 |
2:50 |
||
歩行速度(km/h) |
2.0 |
2.2 |
2.4 |
2.3 |
2.3 |
・標準タイムは、HP記載のタイムを採用。
このタイムは、かなりゆっくり目のタイムだ。
・標準タイムより早いのは当然として、2010/3/20に行ったときより早かった。
多少体力が付いたか?
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
断面図で見るよりもしんどかった。
【はじめに】
今回、実は北八ヶ岳のしらびそ小屋までスノートレッキングの予定でいた。
準備万端で中央道を進むと、なんとまた八ヶ岳に雲がかかっているではないか。
1/28の飯盛山の時と同じだ。
これはいかんということで、急遽行き先を変更する。
前回(10/3/20)登るには登ったが、雪不足でスノーシューイングが不発に終わった入笠山に狙いを定めた。
リベンジなるか。
【これより本題】
行き先変更を決めたのは、双葉SAである。
決断するには最後の休憩場所だ。
双葉SAからは、鳳凰山がきれいに見えた。
意外に雪が少ない。
富士見パノラマリゾートに着くと、駐車場は前回よりかなり混雑していた。
準備を整え、相棒がスノーシューを借りに行くと、雪が少ないから要らないと言われたそうだ。
前回もそうだったが、ここのレンタルショップは欲がないというか、良心的というか。
とりあえず相棒はスノーシューなしでゴンドラへ。
ゴンドラから下を見ていると、登山道があった。
下から登ることも出来るようで、二人分の足跡が雪の上に残されていた。
日当たりの良いところは、土が出ているではないか。
雪が少ないというのは本当のようだ。
何はともあれ、山頂駅に到着。
八ヶ岳には相変わらず雲がかかっている。
とりあえず何も付けずに登山口まで行ってみる。
前回は右側の丘に登ったが、意味ないことはわかっているので、巻き道を行く。
若干登っているので、ここでスノーシューを装着。
相棒はアイゼンを装着。
丘からの道と合流し、林を抜けると、入笠湿原が見える。
前回よりはるかに雪が多いが、湿原の一部で土が出ている。
斜面の階段(杭が立っている間にある)は、雪で埋まっている。
左の斜面では、そり遊びをしている家族連れが、歓声を上げていた。
湿原を抜けたところで休憩。
雪の林道を歩いてダラダラと登って行く。
マナスル山荘を左折し、入笠山本体に取り付く。
急な斜面を登ると視界が開け、八ヶ岳方面が見える。
蓼科山がきれいに見えている。
ずるずる滑りながら登って行くと、入笠山(にゅうがさやま)山頂1,955mに到着。
前回はほぼ貸し切りだったが、今回は大勢の人が佇んでいた。
風で雪が飛んでしまうようで、山頂部にはほとんど雪がない。
実際風がビュービューで超寒い。
西南西には、中央アルプスが美しい。
木曽駒から空木岳へ縦走したのが懐かしい。
北アルプスはちょっと雲が多い。
常念辺りがクッキリ見えている。こちらは雪が多そうだ。
八ヶ岳の雲がだいぶ取れた。
天狗岳・硫黄岳辺りは真っ白だ。
蓼科山まできれいに見えている。
このくらい雲が取れれば、しらびそに行っても良かったかも知れない。気づかなかったが、ゴンドラ山頂駅が見えていた。
蓼科山・北横岳アップ。
北八ッも結構雪が積もっている。
真北の霧ヶ峰。標高は入笠山と同じ位だが、こちらもかなりの雪だ。
霧ヶ峰の左には美ヶ原。
後に雲があるから、こちらに行っても眺望はイマイチかも。
北アルプスアップ。
雲が邪魔で、槍ヶ岳や立山・剱岳・後立山はちょっと厳しいか。
甲斐駒ヶ岳が近い。奥には間ノ岳も。
こちらは遮るものなし。
富士山もバッチリ。
地蔵岳・観音岳は鳳凰山。
間ノ岳・仙丈ヶ岳も真っ白。
景色に気をとられていたが、我に返って山頂標識をパチリ。
南八ッのアップ。
皺がクッキリ見え、険しさを物語っている。
ちょっと角度を変えて、再び南八ッアップ。
西岳に雪は見えないが、編笠山の頭は真っ白になっている。右端のピークの表記がないが、三ツ頭であろう。
東には奥秩父。金峰山には雪が目立つ。
いつも見ている方向と違うので、配置に違和感がある。
風を避ける位置に陣取って、暖かいカップ麺がまいう〜。
素晴らしい景色を眺めながらマッタリする。(約1時間山頂にいた)
至福のひととき。
これだから山はやめられまへんなぁ。
下山前に中央アルプスを目に焼き付けておく。
こちらは完全に雲が取れた。素晴らしい景色だ。
甲斐駒ヶ岳も。
八ヶ岳の雲も完全に取れた。
西ギボシの右にある権現岳が表記されていないが、八ッの峰が全て見えている。八ヶ岳の名付け親はこの方向から見たに違いない。
となると、北八ッや蓼科山は続いているというだけで、八ヶ岳とは別の山って感じだ。山容も穏やかだ。
この右にある天狗岳辺りまでが北八ッの範疇。正確には硫黄と天狗の間にある夏沢峠を境に、北と南に分かれている。
名残惜しいが下山開始。(寒くてこれ以上の長居は出来ない)
今回は雪面が堅くて凸凹していたので、尻セードはやめた。
歩きでも、あっという間にマナスル山荘まで下りる。
ここからは林道歩きだ。(夏場はここまで車で来られる)
下りてきた方を振り返る。
まだ登って行く人が結構いる。(写真中央)
林道を下っていく。
結構な傾斜だ。
入笠湿原のところで休憩。
あの白い斜面を登り返さなければならない。
これが意外に疲れた。
最後の林道歩き。
もうすぐスキー場だ。
ゲレンデに到着。
なんといいスキー場だ。
目の前に八ヶ岳を眺めながら滑るなんて最高である。
「パノラマ」リゾートという名に恥じない良いロケーションである。
我々は滑って下りられないので、ゴンドラに乗って下る。
素晴らしい景色を眺めながらマッタリ。
次は温泉だ。
来るときに目をつけておいた、ふれあいセンターふじみで汗を流す。
ここも八ヶ岳ビューの良いロケーションにある。
というわけで、お手軽山行は幕を閉じる。
素晴らしい天気に恵まれ、365°の大展望を満喫できた。
予定が狂ったが、結果オーライである。
やはり臨機応変が一番。
天候と無事に感謝!!!
スノーシューであるが、今回のコースコンディションでは、あまりメリットが感じられなかった。
かなり歩かれて圧雪になっており(人が多すぎ)、飯盛山同様ただのでかいアイゼンという感じになってしまった。
しかも、登り斜面では多少の滑りがあり、アイゼンほどの効き目はない。
アイゼンの方が楽だったと思う。
新雪の降った後に行きたいものだ。
さて、帰りであるが、中央道は例によって小仏トンネルで3km渋滞していたが、まだ時間が早かったので、たいしたことはなく、さっさと帰ることが出来た。
(ラジオを聞いていたら、その後渋滞は13kmに伸びていた)
やはり早く帰って正解だった。
予定が変わったので、自宅に連絡を入れ、自宅の夕飯に何とか間に合った。
これで多少のコスト節約・・・。
筋肉痛 |
なし |
靴擦れ |
なし(SCARPA) |
関節痛 |
なし |
【コスト】
費目 |
料金 |
アプローチ |
9,137 |
宿泊 |
0 |
食事 |
497 |
その他 |
600 |
計 |
10,234 |
素晴らしい景色代が1万円なら、ぎりぎり許容範囲か?
今月は登山靴とスノーシュー代が引き落とされるので貧乏である。
きびし〜!!!
ちなみに燃費は14.0km/Lとそこそこ。
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