山行記録 常念岳 (じょうねんだけ)
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【日程】 2012年10月13日(土)−14日(日)
【天気】 晴
【メンバー】 次男
【概要】 「一ノ沢−常念乗越−常念岳−常念乗越(テン泊)−一ノ沢」
最高到達点標高2,857m、歩行距離14.8km、標高差1,626m、累積標高差+1,687m−1,687m
歩行時間7:37、所要時間10:00
常念乗越より槍ヶ岳モルゲンロート
【場所】
北アルプス南部。
常念岳は松本や安曇野市街から見える前山である。
2011/3/5の常念岳
【ルート】
北アルプス入門コースの「一ノ沢ルート」。
別メンバーで、燕岳・大天井岳を縦走で行こうなんていう景色抜群ルートの構想もあったが、日数がかかるのが難点。
縦走では、一ノ沢から常念経由で蝶ヶ岳・上高地なんてのもあるが、日数がかかるのは同じ。
三股から前常念経由は、最短距離のようだが、きつそうなのでパス。(ここで検討を止めたのが失敗だったかも・・・)
後から考えたのだが、三股からならば、常念・蝶ヶ岳グルリップも出来たねぇ。
調べてみたら、結構そっちのルートに行っている人も多い。
危険なところはないようだし(常念小屋HPには「遭難が多いルートなので、一ノ沢ルートを推奨」と書かれているが、多いとしてもおそらく冬期積雪期のものだろう)、三股の駐車場も一ノ沢の倍位広そうだ。
急な登りだけがネックとなる。
グルリップの場合、蝶ヶ岳でテント泊することになる。
(前常念から常念小屋に行くトラバース道は廃道になっているらしく、常念小屋に行って泊まるのはルート的に無駄)
※この地図は、国土地理院測量結果「電子国土9000・・・Web閲覧サービス」「日本高密メッシュ(10mメッシュ標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角と山頂だ。登りと下りで微妙に違うところで休憩している。
【所要時間】
場所 |
駐車場 |
登山口 |
山の神 |
休憩 |
大滝 ベンチ |
休憩 |
笠原沢 |
最後の 水場 |
常念 乗越 |
三股 分岐 |
常念岳 |
常念 乗越 |
計 |
標高(m) |
1,231 |
1,324 |
1,406 |
1,506 |
1,621 |
1,890 |
1,895 |
2,181 |
2,460 |
2,812 |
2,857 |
2,460 |
1,626 |
区間距離(km) |
1.2 |
0.6 |
0.7 |
0.7 |
1.3 |
0.1 |
1.0 |
0.7 |
1.1 |
0.1 |
1.2 |
8.6 |
|
累計距離(km) |
1.2 |
1.8 |
2.5 |
3.2 |
4.4 |
4.5 |
5.5 |
6.2 |
7.3 |
7.4 |
8.6 |
||
着時刻 |
3:40 |
6:55 |
7:12 |
7:32 |
7:57 |
8:40 |
8:52 |
9:41 |
10:30 |
12:23 |
12:33 |
14:00 |
7:20 |
発時刻 |
6:40 |
7:00 |
7:12 |
7:38 |
7:57 |
8:51 |
8:52 |
9:49 |
11:28 |
12:23 |
13:08 |
- |
|
区間タイム |
0:15 |
0:12 |
0:20 |
0:19 |
0:43 |
0:01 |
0:49 |
0:41 |
0:55 |
0:10 |
0:52 |
5:17 |
|
区間タイム小計 |
0:15 |
0:51 |
1:33 |
0:41 |
1:05 |
0:52 |
|||||||
所要時間累計 |
0:15 |
0:27 |
0:47 |
1:06 |
1:49 |
1:50 |
2:39 |
3:20 |
4:15 |
4:25 |
5:17 |
||
標準タイム |
0:20 |
1:30 |
2:30 |
0:50 |
1:00 |
0:40 |
6:50 |
||||||
標準タイム累計 |
0:20 |
1:50 |
4:20 |
5:10 |
6:10 |
6:50 |
|||||||
歩行速度(km/h) |
4.8 |
2.9 |
2.1 |
2.3 |
1.7 |
3.8 |
1.2 |
1.0 |
1.2 |
0.7 |
1.4 |
1.6 |
場所 |
常念 乗越 |
最後の 水場 |
休憩 |
休憩 |
大滝 ベンチ |
山の神 |
登山口 |
駐車場 |
計 |
標高(m) |
2,460 |
2,181 |
1,897 |
1,752 |
1,621 |
1,406 |
1,324 |
1,231 |
-563 |
区間距離(km) |
0.7 |
0.9 |
0.7 |
0.6 |
1.4 |
0.6 |
1.2 |
6.1 |
|
累計距離(km) |
0.7 |
1.6 |
2.3 |
2.9 |
4.4 |
4.9 |
6.1 |
||
着時刻 |
- |
7:58 |
8:35 |
9:01 |
9:21 |
9:49 |
9:57 |
10:13 |
2:40 |
発時刻 |
7:33 |
8:05 |
8:42 |
9:06 |
9:22 |
9:49 |
9:57 |
10:30 |
|
区間タイム |
0:25 |
0:30 |
0:19 |
0:15 |
0:27 |
0:06 |
0:16 |
2:20 |
|
区間タイム小計 |
0:25 |
1:04 |
0:35 |
0:16 |
|||||
所要時間累計 |
0:25 |
0:55 |
1:14 |
1:29 |
1:56 |
2:04 |
2:20 |
||
標準タイム |
0:30 |
1:40 |
1:10 |
0:15 |
3:35 |
||||
標準タイム累計 |
0:30 |
2:10 |
3:20 |
3:35 |
|||||
歩行速度(km/h) |
1.6 |
1.9 |
2.1 |
2.6 |
3.1 |
4.3 |
4.6 |
2.6 |
・標準タイムは、JTBパブリッシング「大人の遠足 日本百名山 山歩きガイド」のタイムを採用。(薄字はタイム記載なし・・・推定値)
・概ね標準タイムより早かった。
・ガイドブックでは、常念乗越〜常念岳区間は二日目に行くことになっているが、思ったより早く常念乗越に着いたので初日にピストンした。
それでも初日の行動タイム(5:10)にほぼ収まっている。
テント装備で重い割には、超っ早だったということだ。
・常念乗越〜常念岳区間は、空荷にもかかわらず、標準タイムをオーバーした。普通に歩いたつもりだが・・・。
(念のためヤマケイ掲載のタイムも調べたが、同じ標準タイムだったので、間違ってはいないだろう)
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
標高を上げるにつれ、だんだん傾斜がきつくなる感じだ。
【はじめに】
前回の槍ヶ岳は途中敗退に終わった。
槍ヶ岳は以前にも台風で敗退しており、どうも縁がないようで困る。
(北アの百名山は、槍と常念を除き全て登ってしまった)
直近の敗退は足の痙攣によるもので、たまたま体調が悪かっただけかも知れないが、体力不安が払拭できない。
とりあえずサボっていたトレーニングを再開。
体力を戻さなければ未来がない!
さて、槍の後は一人で常念と考えていたが、テント泊装備を担いで一人で行くのはリスクが大きすぎる。
他のメンバーに何度も迷惑を掛けるわけにもいかないし・・・。
というわけで、今年は無理かと考えていた。
ダメ元で次男に声を掛けてみると、なんと行くという。
社会人になって運動不足を感じているらしい。
これでテント装備は任せられるので、ほぼ日帰り並みの重量で行くことが出来る。
常念のピストンルートは傾斜がきつそうだが、荷物が軽ければ体力不安の状態でも何とかなるのではないか・・・。
木曜日夜、帰宅後に荷造りしてみると、テント入りザックが16kg(槍敗退時と同じ)、もう一つが10kgと、狙い通りの重量配分となった。
ポーター付登山みたいなモンだ。
残る、天気の方であるが、台風はどうやら逸れていくようだ。
移動性高気圧(この人はいい人なのだ)に覆われ、全国的に好天が期待できそうである。
ちなみに実際の天気図はこんな感じ。tenki.jp
この時期、そろそろ積雪が気になるが、10/7−8辺りに初雪、10/12には初冠雪しているところが多かった。
後立山連峰や立山は軒並み冠雪していたらしい。
念のため、金曜日に常念小屋に電話をして確認すると、積雪なしで、最低気温0℃・最高気温10℃程度とのこと。
同じ北アでも、南部はちょっと遅いのか?
とりあえずこれで不安はない。決行を決めた。
金曜日は早く帰宅し、準備を済ませて息子の帰宅を待った。
なんだかんだで出発は日付が変わる頃になってしまった。
通常より1〜2時間遅い感じだ。
これでは寝る時間がなくなってしまう。
高速が画期的に空いていたおかげで(特に首都高)、遅れを挽回。
安曇野から山中に入っていく。
間違えて標識の「常念岳・蝶ヶ岳登山口」の方に進んでしまったが、すぐに引き返す。
(こちらは三股への入り口だろう)
ちょっと先に「常念岳登山口」の標識があった。
これは標識が不親切というものだ。
「一ノ沢登山口」とか「三股登山口」と書いてくれた方がわかりやすい。
まぁ、Naviを無視して曲がったのが行けなかったのであるが・・・。
ようやく駐車場に着いたのは、3:40くらい。
まだ多少は空きがあったものの、駐車場にはたくさん車が駐まっていた。
満点の星の下、シュラフに潜り込む。
【これより本題】
起床は6:00。
自然に目が覚めた。
隣の車の人は、すでに出発準備完了で、すぐにいなくなった。
朝食を済ませたら、出発だ。
駐車場は満車で、路肩にも車が駐まっていた。
駐車場は砂利だが、林道は舗装されている。
登山口まで1.1kmの舗装路歩きだった。
ようやく登山口。
タクシーならここまで入ることが出来る。
正面がトイレで、右が登山補導所。
登山届を提出する。
水は豊富に出ているが、川の水そのままで滅菌処理されていない旨書かれていた。
ちょっと進むと、山の神。
安全を祈念する。
笠原沢を過ぎた辺りで。
女子二人組の写真を撮ってあげたら、お返しに撮ってくれた。
胸突き八丁。
ここまでダラダラだったが、いよいよ急登が始まる。
一気に高度を上げると、紅葉の谷が眼前に広がる。
最後の水場で補給したら、きつい葛籠折れの登りに取りかかる。
稜線に出たところが、常念乗越(じょうねんのっこし)だ。
一気に視界が開け、槍ヶ岳が出迎えてくれる。
思わず歓声。
早速テント設営。
時間帯が早いので、いいサイトをゲットできた。
下は平らだし、這い松の横なので風も避けられる。
あらためて槍ヶ岳の眺望に酔いしれる。
素晴らしいロケーションだ。
槍ヶ岳山荘(穂先の左)や、ヒュッテ西岳(手前の茶色い稜線上、左の鞍部)が目視できる。
穂高から見ると傾いているが、こちらから見た槍は、真っ直ぐ天に向かって屹立している。
昼食を摂ってもまだ昼前である。
明日登る予定を変更し、常念岳に向かってGo!
見えているのはニセ常念。(山頂は見えない)
常念乗越を振り返る。
小屋とテン場の配置が一目瞭然。
テン場は二ヶ所に分かれている。
岩ゴロの斜面を軽快に登る次男。
さすがに体力がある。
横通岳(よことおしだけ)を経て大天井岳(おてんしょうだけ)に続く稜線。
山行候補に挙がったこのルートは景色抜群であろう。
昨夏に行った三俣蓮華岳(みつまたれんげだけ)・鷲羽岳(わしばだけ)・水晶岳(すいしょうだけ)もバッチリ。
槍ヶ岳が素晴らしい。
槍ヶ岳から左に大喰岳(おおばみだけ)・中岳(なかだけ)・南岳(みなみだけ)と3,000m峰が続く。
いつか踏破したいものだ。
八ヶ岳・富士山・南アルプスのそろい踏み。
北横岳〜編笠山が八ヶ岳。観音岳〜西農鳥岳が南アルプス北部の山々。
常念岳(じょうねんだけ)2,857m登頂証拠写真。
バックは、槍ヶ岳・鷲羽岳・水晶岳の豪華布陣。
山頂でマッタリお茶をしようと思っていたが、ストーブをテントに忘れてきた!!!
仕方ないので、景色のみを楽しむ。
西南西には穂高連峰の雄姿。
明神岳〜北穂高岳が穂高連峰。北穂高岳〜南岳の凹みが大キレット。
涸沢(からさわ)カールには、まだ雪が残っている。
ここから見ると、ザイテングラートが凄く急に見える。まるでマッターホルンの登りのようだ。
あちらから、常念岳を見た写真は下のurlに掲載。
http://hiro2yama.web.fc2.com/090920okuho2_1.htm
前穂高岳〜奥穂高岳が通称「吊り尾根」。奥穂高岳手前のすり鉢状地形が涸沢カール。
北西には、三俣蓮華岳(みつまたれんげだけ)・鷲羽岳(わしばだけ)・水晶岳(すいしょうだけ、別名:黒岳)。
昨夏通過した時には雨天だったので、晴れた時に行ってみたい。
北の大天井岳・横通岳の背後には剱岳か?
と思ったら、立山・剱岳は雲がかかっていて頭だけが見えていた。
剱岳かと思った山は後立山連峰の針ノ木岳だった。(黒部ダムの横の山といった方がわかりがいいか)
その手前の燕岳(つばくろだけ)の白砂はよくわかった。
真西の槍ヶ岳。
南には、中央アルプス。
経ヶ岳(きょうがたけ)〜木曽駒ヶ岳が中央アルプス。赤石岳〜光岳(てかりだけ)は南アルプス南部。
東南東に広がる八ヶ岳。
名前が表記されているピークには全て登った。
南南東に広がる南アルプス。
名前が表記されているピークは、地蔵岳・荒川前岳・聖岳を除いて踏破した。
地蔵岳はクライミングなのでパスするとして、来年は聖岳かな。荒川前岳はきっと行くことはないだろう。
常念乗越に引き返し、小屋を覗く。
楽しみにしていたビールを買おうとすると、なんと売り切れだという。
シーズン終了で在庫調整しているのかと思いきや、なんと月曜日にヘリで荷揚げするのだとか。
要は売れすぎたということか?
仕方ないので、日本酒を買ってきた。
着いた時には暑かったが、じっとしている間に寒くなってきたからちょうどいいかも。
時間も早いし、暇なので、日帰りしようか(時間的には可能ではある)などという話も出たが、初志貫徹。
そうこうするうちにガスが出て、寒くなったのでテントに撤収。
日が暮れるのが早いので、16時頃には周りで食事の支度が始まる。
持参した水で、夕食・朝食分は充分まかなえるので、小屋で買う必要はなかった。
ちなみに小屋で買うと、200円/Lである。
縦走の場合はお世話になるが、ピストンなので持参が可能である。
小屋で買う場合は、20時までで閉店らしい。(受付の時に教えられた)
我が家のメニューは手抜きなので、すぐ出来るのが利点である。
ちなみにメニューは、尾西の五目ご飯(アルファ化米)とエビピラフ(アルファ化米)がメインで、おかずは缶詰のサンマの蒲焼きである。
これだけではさすがに寂しいので、オニオンスープを付けた。
いずれもお湯だけあれば出来るのがミソである。
アルファ化米の復元には15〜20分位時間がかかるので、先に仕掛けておく。
スープのお湯を沸かしながら、缶詰を温める。
という感じであっという間に準備完了。
テントの中で美味しくいただく。
二人分で千円もかかっていまい。
夜は寒そうなので、重装備で寝る。
寒がりの息子には、ダウン上下+暖かい方の3季用シュラフ(−10℃対応)を与えた。
自分は、上はダウンベスト+フリースで、下はフリースの靴下を追加。
+2℃対応の夏用シュラフで寝る。
まぁ、この装備で−10℃を経験しているので大丈夫だろう。
夜明け前に周囲の音で目が覚めた。
ご来光組が山頂に向かって出発するようだ。
グダグダしているうちにようやく夜が明けてくる。
先ず紅茶で暖まり、その後朝食とする。
メニューは鮭茶漬け。
昨夜のα米は包装が自立式で、そのまま食器になったが、持参したのは下界用か、丼に入れて作るように指定されていた。
事前には気づいていなかったので、今回食器は持参していない。
コップでは溢れそうだし、仕方ないのでお湯を沸かすコッヘルをそのまま食器代わりにお茶漬けを作った。
一度に一人ずつしか食べられないが、順番に食べればよい。
外に景色を見に行っていた息子に促され、出てみるとちょうどご来光だった。
天気予報通り、明け方は雲が多めである。
よって、ご来光は雲の合間からとなった。
雲の合間から太陽が完全に出ると、槍ヶ岳がモルゲンロートに染まる。
素晴らしい景色だ。
影は常念の影だろう。
アップしてみるとこんな感じ。
東には浅間山がシルエットを見せる。
今日は噴煙がわからなかった。
東南東には八ヶ岳。
当然向こうからも見えているはず。
ちょっと見づらいが、PCで拡大すると、槍ヶ岳山頂に人がいるのが見える。
槍ヶ岳山荘も、11/3泊まりまでで今シーズンは終わりだ。
北穂高小屋も朝日を浴びて輝いている。
素晴らしい景色を目に焼き付けたら、下山開始。
結構険しいところも。
帰りは、最後の水場・笠原沢手前徒渉地点、えぼし沢で休憩し、一気に下る。
かなり早かったので、誰もついてこなかったし、何人か抜かせてもらった。
このざれた下りが最大の難所といえば言えなくもない。
まぁたいしたことはないのであるが・・・。
山の神に安全の御礼。
登山口から見えるのは、横通岳か?
客待ちしているタクシーに一瞬食指が動いたが、自分の足で下って行く。
林道を歩いて駐車場に到着。
両側の車はいなかった。
昨日日帰りしたのか、今朝早立ちしたのか?
装備を解いて、開放感に浸る。
他の温泉を探すのが面倒になり、先月行ったばかりの安曇野蝶ヶ岳温泉「ほりでーゆー四季の郷」に行った。
そば処常念。
信州の蕎麦屋の本に載っていたので、それなりの水準にあるはずだか、なんと言っても、名前に引かれた。
やはり常念帰りに行くのにふさわしいではないか。
行ってみると、この外観。
古民家を改造したと思われる店構えにも惹かれるものがあった。
庭園も中々。
ぐるっと回った南側が玄関だった。
こちらが入り口。
絵が描かれている部分が引き戸になっている。
店内も風情がある。
肝心の蕎麦もうまい。
薫り高い蕎麦と、甘めの濃厚汁に舌鼓。
岩魚の塩焼きもうまかった。
駐車場に戻ると、背後に常念岳が聳えていた。
店名にふさわしいロケーションだ。
さて、まだ昼である。
今のうちに帰れば、渋滞は回避できそうだ。
さっさと帰路につく。
快調に長野道・中央道と流れ、渋滞の名所・小仏トンネル内がちょっと詰まったものの、順調に流れた。
一番の混雑は、調布IC付近と、箱崎付近。
それでもたいしたことはなかった。
その後のラジオの渋滞情報では、小仏トンネルで13km程度に伸びていたから、早く帰って正解。
これもピークハントを初日に出来たのが大きい。
結局自宅到着は、16時前と超っ早だった。
筋肉痛 |
太腿 |
足の攣り・痙攣 |
登っている時はなかったが、テント内で軽く攣った(いつものことだが) |
靴擦れ |
なし(Zamberlan) SCARPAは息子に使わせた |
関節痛 |
なし(Zamberlan) |
腰痛 |
なし |
虫さされ |
なし |
GPSであるが、まぁ役に立った。
特に地図には載っていない駐車場の位置特定に役立った。
そのため、当初公開していたよりも、距離・累積標高差ともに少なくなってしまったので、修正を実施。
山頂には持って行かなかったので、テン場までのログである。
夕方確認したら、バッテリが切れていた。
最後のログを見ると、13:14のログだった。
山頂から戻ったのが14時だから、持って行ったとしても途中で切れてしまったであろう。
最初のログが6:17だから、約7時間しかバッテリが持たなかったことになる。
節電モードでこれでは、ちょっと厳しい。
せめて10時間持ってくれれば、山行での使用にも実用的である。
カメラは今回新調したEX-ZS150である。
そのため、補正したとはいえ、若干色味が変わっている。
使用感では、とにかく動作が素早く、今時のデジカメは侮れないし快適だ。
あらゆる性能が上がっているように感じた。
尤も、その犠牲となって電池の持ちが悪くなっているのはいただけない。(カタログスペックの上での話で、今のところ実害はないが)
それと液晶モニタ全盛なのはいいが、やはり光学ファインダーに勝るものはない。
特に高倍率ズーム時には、液晶モニターは暗くてほとんど使い物にならず、被写体の狙いが定まらない。
また、高倍率ズーム時のオートフォーカスはほぼ使い物にならない。
やはり、コントラスト検出方式では無理がありそうだ。
そういう意味では、もっと積極的にフォーカスモードを変えて使う必要がある。
にもかかわらず、モード切替に制約があるのもいただけない。
【コスト】
費目 |
料金 |
アプローチ |
12,940 |
宿泊 |
1,200 |
食事 |
7,277 |
その他 |
1,500 |
計 |
22,917 |
息子の分も負担したのでかなり割高。
だが待てよ。ポーター代だと思えば安いものかも・・・。
ちなみにインプの燃費は14.1km。
新しい車で、エコカー減税対象の割には、意外に高速燃費が伸びない。
以前乗っていた同じ2リッターのストリームと変わらないのは解せない。
カタログ性能では、3.8km/L(10.15モード)のアドバンスがあるはずなのだが・・・。
重量は100kg軽くなっているのに!!!
四駆対FFの差はあるにしても、相手は10年前の車なのだから・・・。
まぁ、もう暫く様子を見ようか。
さて次はどこに行こうか。
まだ体力不安が払拭されたわけではないし・・・。
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