山行記録2011/8 雲の平グルリップ (くものたいら) 【初日】
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(雲の平 序章より続く)
【日程】 2010年8月13日(土)
【天気】 晴後曇
【メンバー】 学生時代からの友人Y.U、会社の同僚N.I
【概要】 「折立−太郎兵衛平−薬師峠(テン泊)」
最高到達点標高2,328m、歩行距離8.3km、標高差1,000m、累積標高差+1,134m−166m
太郎兵衛平より水晶岳
【ルート】
この地図は、国土地理院測量結果「数値地図12500(地図画像・・・Web閲覧サービス゛「ウォッちず12500」)」「数値地図50mメッシュ(標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。
以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、小屋と白四角の地点だ。
【所要時間】
場所 |
路肩 |
折立 ヒュッテ |
休憩 |
休憩 |
三角点 |
2011 ベンチ |
休憩 |
太郎兵衛平 |
薬師峠 |
計 |
標高(m) |
1,328 |
1,353 |
1,571 |
1,729 |
1,871 |
2,011 |
2,157 |
2,328 |
2,294 |
1,000 |
区間距離(km) |
1.0 |
0.8 |
0.6 |
0.6 |
1.4 |
0.8 |
2.2 |
0.9 |
8.3 |
|
累計距離(km) |
1.0 |
1.8 |
2.4 |
3.0 |
4.4 |
5.2 |
7.4 |
8.3 |
||
着時刻 |
|
7:25 |
8:10 |
8:48 |
9:26 |
10:32 |
11:21 |
12:46 |
13:20 |
6:06 |
発時刻 |
7:14 |
7:38 |
8:18 |
8:57 |
9:47 |
10:45 |
11:39 |
12:48 |
|
|
区間タイム |
0:11 |
0:32 |
0:30 |
0:29 |
0:45 |
0:36 |
1:07 |
0:32 |
4:42 |
|
区間タイム小計 |
0:11 |
1:31 |
2:28 |
0:32 |
||||||
所要時間累計 |
0:11 |
0:43 |
1:13 |
1:42 |
2:27 |
3:03 |
4:10 |
4:42 |
||
標準タイム |
0:10 |
1:30 |
3:00 |
0:20 |
5:00 |
|||||
標準タイム累計 |
0:10 |
1:40 |
4:40 |
5:00 |
||||||
歩行速度(km/h) |
5.4 |
1.5 |
1.3 |
1.2 |
1.8 |
1.3 |
2.0 |
1.7 |
1.8 |
・標準タイムは、ヤマケイ付録地図のタイムを採用。
・前半の三角点までの遅れは誤差の範囲。
・太郎兵衛平までは超っ早。(ここでは標準タイム3:00としているが別の地図では3:30になっていた)
・テン場着は、13時過ぎと早いほう。薬師峠まで時間がかかっているのは、落とし物捜索のため。
・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字。
【はじめに】
序章にも書いたが、前夜車を走らせ、奥飛騨温泉郷まで来ていた。
そこから折立まで車で山道を約2時間かかった。
やはり遠い。
懸念していた通り、折立駐車場は満車である。
仕方なく、遠くの路肩に車を駐めて折立ヒュッテまで歩く。
トイレを済ませ、水を補給したら、準備万端。
【これより本題】
車も多いが人も多い。
しかもテント装備の人が目立つ。
テン場も混雑しそうだ。
天気は快晴。
暑くなりそうだ。
いきなりの急登に汗が噴き出す。
ポタポタ垂れるほどで、過去最高の汗である。
2回の休憩を経て、ようやく三角点到着。
晴れているのだが、左に見えるはずの薬師岳は雲の中だ。
重そうな荷物を担いでいるせいか、近くに座っていた人から行動食など差し入れをいただいた。
ありがたいことだ。
しばらく進むと右手に有峰湖が見えた。
だいぶ雲が出てきたなぁ。
大丈夫だろうか?
2,011mベンチで休憩。
たいした登りではないのだが、足が重い。
荷物の重さが応えている。
こんなところでへばっているようでは、先が思いやられるなぁ。
Y.Uのペースに全くついて行けない。
今年は梅雨明けに小蓮華山しか登っていないのが効いているか?
体がなまってしまったようだ。
(後でタイムを見たら、筆者が鈍ったというより、Y.Uがパワーアップしたみたい)
こんな感じのだらだらとした登りがひたすら続くのだ。
木道に変わると太郎兵衛平は近い。
ようやく太郎平小屋が見えてきた。
太郎兵衛平到着。
四日目に登る予定の水晶岳・ワリモ岳・鷲羽岳が見えた。
鷲羽岳の手前の台地が雲の平だ。
これからグルリップする水晶岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳・黒部五郎岳が一望。遠い・・・。
残念ながら、黒部五郎岳には雲がかかっている。奥日本庭園・アラスカ庭園は、雲の平にある。
三日目に通る予定の北ノ俣岳。三日目は距離が長く最難関と思われる。
水晶岳の双耳峰がはっきりわかる。
ワリモ岳・鷲羽岳。祖父岳が重なって、鷲羽岳は頭だけ見えている。
残念ながら、槍ヶ岳は雲で見えなかった。(頭が見えるはずなのだが・・・)
薬師峠テン場が見えた。
100張可能らしいが、とても狭い。
しかも、既にかなりのテントが張られているではないか。
左の建物が受付で、缶ビールも売っている。
水場とトイレは、建物の左に下ったところで写真には写っていない。
我々は右下のところに張った。
後で聞いたら、100張以上だったらしい。(通路がない位びっしりだった)
テント設営完了。
ちょっと斜めだけど、仕方ない。
まずはビールで祝杯。
長丁場山行の無事を祈念。
夕食に備え、水場で補給。
水が豊富で、常時ジャバジャバ流れていた。
新しく調達した2.5Lのプラティパスが威力を発揮。
やはり大は小を兼ねる。
水場の近くにあるトイレ。
足踏み式の水洗だ。
きれいだった。
今日の晩飯は、豪華すき焼き。
なんと卵もある本格派。
Y.Uが食材を担ぎ上げてくれた。
デザートはフルーチェ。
こちらはN.Iが持参。
リッチな気分である。
まったりティタイム。
疲れを癒す。
ここのテン場は景色がイマイチなのが難点だが、水は豊富だし快適に過ごすことができた。
夕方雨がぱらついた。
そのおかげか、きれいな虹が出ていた。
というわけで、初日はおしまい。
テントで爆睡した。
(二日目:薬師岳に続く)
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