山行記録  光岳・聖岳 (てかりだけ・ひじりだけ)  【初日】

序章より続く)

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【日程】        2013年8月14日()

【天気】        晴れ後霧

【メンバー】  Y.U

【概要】        「便ヶ島−易老渡−易老岳−光小屋」

最高到達点標高2,510m、歩行距離9.6km、標高差1,639m、累積標高差+1,900m−359m

歩行時間7:02、所要時間8:54

 

光小屋よりイザルガ岳(この時は青空が見えていたのに・・・)

130814-163337イザルガ岳

 

 

【ルート】

便ヶ島(たよりがしま)から林道で易老渡(いろうど)まで。

橋を渡って山に取り付く。

いきなりの急登で易老岳まで一本調子の登り。

一端下って、三吉平からガレ場の登り。

静高平からは平坦になり、センジヶ原の木道を進むと光小屋に着く。

光小屋ルート地図05

※この地図は、国土地理院測量結果「電子国土9000・・・Web閲覧サービス」「日本高密メッシュ(10mメッシュ標高)」をもとに、KASHMIR 3Dを用いて作成したもの。

以下、本文中に掲載のカシバード画像も同様。休憩地点は、白四角と山頂だ。

 

【所要時間】

場所

便ヶ島

易老渡

休憩

面平

水補給

休憩

休憩

易老岳

三吉平

休憩

静高平

光小屋

標高(m)

969

871

1,097

1,474

1,529

1,750

2,107

2,354

2,227

2,373

2,446

2,510

1,639

区間距離(km)

1.8

0.6

1.0

0.2

0.5

1.0

0.9

2.0

0.6

0.3

0.7

9.6

累計距離(km)

1.8

2.4

3.5

3.6

4.2

5.2

6.1

8.1

8.7

8.9

9.6

着時刻

-

5:25

6:17

7:14

7:47

8:31

9:57

10:51

12:22

13:06

13:32

13:57

8:54

発時刻

5:03

5:27

6:25

7:24

7:57

8:42

10:09

11:31

12:28

13:15

13:36

 

区間タイム

0:22

0:50

0:49

0:23

0:34

1:15

0:42

0:51

0:38

0:17

0:21

7:02

区間タイム小計

0:22

1:39

2:54

0:51

1:16

歩行時間累計

0:22

1:12

2:01

2:24

2:58

4:13

4:55

5:46

6:24

6:41

7:02

標準タイム

0:40

1:30

3:30

1:00

1:35

8:15

標準タイム累計

0:40

2:10

5:40

6:40

8:15

歩行速度(km/h)

4.9

0.8

1.3

0.5

0.9

0.8

1.3

2.4

0.9

0.9

1.9

1.4

・標準タイムは、「ヤマケイJOY2005年夏号付録「北・南アルプスマップ」を採用。

 

・登り始めは気温が高く、ゆっくりめだった。

・トータルでは、大幅に早かった。

 

・休憩は時刻を緑字で表記。大休止は太字

 

光小屋ルート断面図

累積標高差+1,900mは驚異的。良く登ったものだ。

 

【はじめに】

相棒に起こされたのは、4:15頃だったか?

爆睡していたようだ。

早速食事をとって準備。

 

 

【これより本題】

130814-050117準備完了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準備完了。

登る前に、小屋側の駐車場に移動するように指示されている。

なかなか合理的なシステムだ。

 

 

 

 

 

 

130814-052533易老渡駐車場

 

 

 

 

 

 

 

 

林道を歩いて易老渡へ。

駐車場には若干の空きがあるが、路肩にも車は溢れていた。

ここは落石があるので、路肩駐車は避けたいところだ。

簡易トイレと雨宿り場所があるが、泊まるなら有料の便ヶ島が圧倒的に快適だ。

 

 

 

 

 

 

130814-052729橋を渡って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登山届を提出したら、橋を渡って山に取り付く。

 

 

 

 

 

 

 

 

130814-072729一面の苔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葛籠折れの急登をひたすら登ると、汗が噴き出してくる。

ようやく平らなところに出たら、そこが面平だった。

苔が美しい。

 

 

 

 

 

 

130814-111520証拠写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2,254ピークを経て易老岳(いろうだけ)2,354m

昼食タイムの後、証拠写真。

ここは眺望がなく、つまらないところだが、激登りが終わった喜びがある。

 

 

 

 

 

 

130814-130635休憩

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一端下って三吉平を過ぎると、再び登りとなる。

谷筋を詰める感じで、ガレ場を登る。

あと少しで抜けられるかという辺りは、なかなか良い感じの景色だ。

 

 

 

 

 

 

130814-133236静高平

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トリカブトの群落を過ぎると静高平

旧制静高山岳部が野営した場所らしい。

二つある水場は両方とも枯れていた。(期待していたのに・・・)

 

 

 

 

 

 

130814-135109木道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イザルガ岳を分けると、ゼンジヶ原を木道で行く。

アルプスっぽくない雲上の楽園である。

 

 

 

 

 

 

 

130814-135440光小屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく光小屋に到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

130814-135720男小トイレと光小屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小屋左にテントが見えている。

このテン場は狭いので、先ずは場所を確保。

 

 

 

 

 

 

 

130814-145609テント張った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後でゆっくりテントを張った。

公称テント8張りだが、6張りで満杯。

ゼンジヶ原側にもテン場があり、そちらは結構広い。

後で聞いたら、下は5張りだったそうだ。

 

 

 

 

 

 

130814-151030小屋内部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静岡県営の小屋はかなり綺麗だった。

定員40名は詰め込みの数字だろう。

 

まずは外のベンチにてビールで祝杯。

宴会が始まる。

宮崎から来られた老夫婦(97名山目)を始め、いろいろな方との会話を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

130814-163823狭いテン場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こぢんまりとしたテン場。

水場まで結構遠いのだが、ラッキーなことに小屋で水を分けてくれた。

助かった。(静高平の水場が涸れている時のみの特例らしい)

 

 

 

 

 

 

130814-163830小屋の周りのお花畑

 

 

 

 

 

 

 

小屋の周りは庭園風。

お花畑になっていて、なかなか良い感じ。

 

体力的にはまだ余裕があったが、生憎ガスっている。

アルコールが入ったこともあり、山頂は予定通り明朝にしよう。

 

 

 

 

 

 

130814-172703晩飯

 

 

 

 

 

 

 

 

薄暗くなってきたところで、晩飯にする。

今日のメニューは、エビピラフ・コンビーフ・サラダ。

コンビーフは缶じゃないやつがあるようで、軽量化に一役買っている。

(コンビーフはお湯を沸かす時に温めた)

 

 

 

 

 

 

というわけで初日は無事終了。

暗くなったところで、寝てしまった。

 

明日の起床は5時位かな。

 

【体調について】

筋肉痛

なし

靴擦れ

なし。(Zamberlan) やはり靴下2枚重ねは有効である。しかも今回メリノウールは新品でクッション性高し

関節痛

なし(Zamberlan)。

攣り・痙攣

なし。激登りだったのに画期的だ。意識してゆっくり登ったのが良かったのか。

それと、段差が少なかったのと、荷物の軽量化が効いた?

腰痛

なし

虫さされ

なし

 

今までにない位快調だった。

 

 

二日目:茶臼小屋に続く)

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